白馬・秋の杜聴き会に向けて

週末に迫った音盤愛好家の交流会「秋の杜」
ネコパパの予定プログラムです。やはりクラシックは「当日発表」でないほうがいいと思いますので…
テーマは「酔う前に聴いて欲しいこの1曲」 「ほろ酔いの貴方に捧げるこの1曲」
はたして合っているのかどうかわかりませんが…今回のキーワードは「シベリウス」です。



今年生誕150年を迎えるフィンランドの作曲家、ジャン・シベリウス
ネコパパの大好きな作曲家の一人。
彼の音楽には『人間を寄せ付けない自然』があると言った人がいます。私の印象もそんな感じ。とくに中期の、「交響曲第3番」以降の曲は、聞き手にまったく媚びない清冽さと静けさと孤独が支配して、ハートに突き刺さるような快感があります。
ブルックナーから宗教性を除去した音楽と言っていいかもしれません。

 
最初に聞いていただくのは、館野泉のピアノで、「樅の木



19947月、シベリウスの住んでいたアイノラ山荘で、シベリウス自身が愛用していたスタインウェイ・ピアノによって録音された演奏です。
CDしか出ていませんので、掟破りになりますが…
館野泉は、シベリウスのピアノ曲に始めて光を当てたピアニストで、樹木をタイトルにした5曲からなる「組曲作品75」を「樹の組曲」と名づけ、各国で演奏しました。辛口の極といえる交響曲第4番と第5番の間に書かれたとは思えない、可憐な一曲。

 
二曲目は「鶴のいる風景



最もポピュラーな交響曲第2番の直後に書かれた劇音楽「クオレマ」の中の曲で、ここには有名な「悲しきワルツ」も含まれています。2011年夏、ウィーンのシェーンブルン宮殿で行われたウィーン・フィル・サマーナイトコンサートでは、日本の震災に寄り添う気持ちを込めて、この曲『鶴のいる風景』が演奏されました。静けさの中にひびく鶴の一声…
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮によるそのときのライヴ盤もCDしか出ていない。
だったら、同曲初録音のパーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団のLPにしましょうか。



 
もう一枚、ネコパパの大好きなシベリウス・アルバムをご紹介します。英HMV1963年録音のマルコム・サージェント指揮ウィーン・フィルによるものです。



「フィンランディア」「伝説」「トゥオネラの白鳥」「カレリア組曲」名曲ぞろいですが、どれも10分越えで長い。
シベリウスは本国か、イギリスのオーケストラが得意なんですが、ウイーン・フィルのも案外多い。両者は因縁もあります。ヴァイオリンの名手だった若き日のシベリウスは、国費留学生としてドイツとウィーンに留学。ウィーン・フィルの演奏するブルックナーの交響曲第3番に感激し、なんと入団オーディションまで受けているんです。
残念ながら病的なまでのアガリ症だったため、見事不採用でしたが…

 
あとは…ネコパパが最近入手した中から、好みの盤をランダムに選んで持参しましょう。はたして針を落とすチャンスはあるのかな?
リクエスト期待してます。
 
アントニオ・ヤニグロのバッハ 無伴奏チェロ組曲 米ウェストミンスター



日本でのみ発売されたカール・ベーム指揮ウイーン・フィル、NHKライヴ1975 日DG



Bassclef君も惹き付けるパブロ・カザルス(Vc)プラード音楽祭シリーズ 米日独COL



 
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コメント

コメント(4)
No title
こんにちわ。わたしもシベリウスが好きですが2番とバイオリンです。原則、杜の会ではCDは聞けませんよ。なぜなら、アナログのために電源を入れていませんし、アンプに繋いでいません。それでも「樅の木」のために電源入れて聞ける状態にしましょうかね。

風来坊

2015/09/30 URL 編集返信

No title
風来坊さん、こんばんは。
うーん、そうですか。いや、機器の都合もありますので、ご無理は申しません。
なんとかLPはないかと思ったのですが、シベリウスのピアノ曲自体、録音が少ないのですよ。まあ、一応盤は持っていきますが…

yositaka

2015/09/30 URL 編集返信

No title
ヤニグロは、懐かしい名前です。
チェロもそうですし、ザグレブ室内オーケストラはLP時代人気がありましたのに、CDではあまり見かけませんね。

シベリウスは、このところ人気復活の様相を呈しているように感じます。

gustav_xxx_2003

2015/09/30 URL 編集返信

No title
グスタフさん、ヤニグロはカザルスの弟子、ブルネロの師匠にあたる人で、チェロの名手でした。チェリストとしての全盛期の音源はウェストミンスターとヴァンガードにありますが、復刻はわずかです。後年は腕の故障もあって指揮者、教育者に転身しましたが、チェロが弾けないショックは大きく、アルコールに溺れた生活を送ったようです。再評価を望みたい人物です。

yositaka

2015/09/30 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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