まだ買っていませんが、とっても気になる音盤

気になる音盤
 
最近なかなかこれといったクラシック新譜が出てきません。音楽も映像もストリーミングで定額無制限視聴の時代となり、レコード会社も苦しいのかも。購買意欲をそそる大型投売りBOXもひと段落のようです。まあ、そうでないと聞く時間が追いつきませんけれど。
それでも、気をつけてみていると気になる音盤が… 
 
ブルックナー
交響曲第4番「ロマンティック」 1978年録音
ブルックナー
交響曲第0番 1982年録音
ハイドン
交響曲第2番 1982年録音
 
朝比奈隆指揮
札幌交響楽団
fontec×TOWER RECORDS
(左下2枚)


 
朝比奈先生の新譜はもう終わりかな、と思っていたら予想もしなかった札幌での録音が出てきました。同オーケストラは、尾高忠明の指揮で素敵な北欧シリーズを続けて出していて、透明感のある音色に参っていたところです。ハイドンは初レパートリー、第0番も録音の少ない曲。楽しみです。
 
 
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
R・シュトラウス:アルプス交響曲
 
朝比奈隆指揮
ベルリン放送交響楽団(旧西、現ベルリン・ドイツ響)
リリアン・カリール(P)
録音:1964 3 6 SFB ザール(ステレオ・ライヴ/.シュトラウス生誕100 年記念演奏会)
WAITBRICK



 
アルプス交響曲は朝比奈の得意とした曲ですが、これをはじめて取り上げたコンサートのライヴです。当事の主席クラリネットはハインリヒ・ゴイザーで、彼は朝比奈の長男、千足の師匠だそうです。
依頼に応えての演奏だったそうですが、すっかり朝比奈のお気に入りとなり、ことあるごとに取り上げていました。
「アルプス」はネコパパの苦手な曲だし、音盤は朝比奈指揮のものだけで、もう3枚あるので、モーツァルトが気になるものの、購入をためらいます。
 

ベーム&VPO/1980年ザルツブルク音楽祭ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第7番 イ長調 Op.92
カール・ベーム指揮ウイーン・フィル
録音:1980817日ザルツブルク音楽祭(ステレオ・ライヴ)
ORFEO



 
カール・ベーム最後の来日公演の二ヶ月前に、同じプログラムで演奏したときのライヴ。
昭和女子大学人見記念講堂で行われた来日公演は、テレビで何度も視聴し、アルトゥスから発売された音盤も購入しました。
ここに記録された、老人の登山のような遅いテンボの枯れた演奏は、普通の意味で名演奏とは言えないかもしれません。それでも忘れがたいものでした。
ベームの音盤は、ネコパパの耳には「外れ」というものはまず皆無。無骨な外観の辛口音楽なのに、いつもはじめて聞くような新鮮さを感じます。だから、たとえ二ヶ月前の記録でも、来日公演と同じような演奏をしている気はしません。
一日も早く耳にしたいですね。ただ、発売レーベルがORFEOというのが心配です、アイヒンガー・スタジオのマスタリングはとかく音の鮮度を殺しがちで、リスクが高いんです。
 
 
シベリウス:交響曲全集
交響曲第1番 ホ短調 Op.39
交響曲第4番 イ短調 Op.63
交響曲第2番 ニ長調 Op.43
交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
交響曲第3番 ハ長調 Op.52
交響曲第6番 ニ短調 Op.104
交響曲第7番 ハ長調 Op.105
 
オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団
録音:20125月~20145
シベリウス・ホール、ラハティ(フィンランド)
BIS


 
カムはシベリウスの2番でレコーディング・デビューを果たし、カラヤンの第4~第7の録音を補遺する形でDGに第1~第3を録音して全集としました。その中途半端が祟ったのか、シベリウスのスペシャリストと呼ばれながら、30年以上も全集録音の機会は巡ってきませんでした。その間にDGに録音したフィンランド放送響との「四つの伝説」のLPはいい演奏だった記憶があります。
これは、カムにとって悲願の一組ではないでしょうか。
労に報いる…じゃないですが、祝福の思いで拝聴したい。
 
 
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1
夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2
夜想曲第20番嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
 
マリア・ジョアン・ピリス(P)
クリストファー・ウォーレン=グリーン()
シンフォニア・ヴァルソヴィア 
録音(ライヴ):2010829日(協奏曲)&2014829日(夜想曲)、ワルシャワ、ポーランド
NIFC


 
ファンの一人としてピリスの新譜には注目しています。
本音はモーツァルトとかベートーヴェンをもっと録音してほしい。ショパンの協奏曲を3回も録音するんだったら…でも彼女のピアノが聴けるんなら、仕方がありませんね。


ドヴォルザーク
チェロ協奏曲ロ短調
シューベルト
アルペジョーネ・ソナタ*

アントニオ・ヤニグロ(Vc)
*ベルナール・ミシュラン(Vc)
ディーン・ディクソン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団
*タッソ・ヤーノポロ(P)
SPECTRAM




某中古レコード店に同音源のヤニグロ初期ウエストミンスター盤LPが陳列してあるんですが、価格は五桁です。
ヤニグロのチェロにはとても興味を惹かれますが、そこまでは…
原盤を持っているはずのユニバーサル・ミュージックも、なぜかこのチェリストには冷たい。
一方、国籍不明(ライナーノーツは日本語、盤も日本製)のレーベルであるSPECTRAMは熱心に復刻し、音質も良好なのですが、
ここは一枚の盤に複数の人の音源を混ぜるのが得意で、抱き合わせ販売みたいで感心しません。当盤もミシュランという、タイヤかガイドブックみたいな(うそ。録音がレアで有名なフランスの名手です)チェリストと一緒です。
このドヴォルザークはネット動画でも聴けますが、演奏のよさがいまひとつ掴めないのです。さて、購入したものかどうか。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメント(10)
No title
この中で、朝比奈さんのベルリンの録音だけ発注しました。そうですか、ご子息の師匠が在籍されていたんですか。もう30年近く前に千足氏の指揮でブラームスの第3番に載ったことがあります。

SL-Mania

2015/09/04 URL 編集返信

No title
SL-Maniaさん、こんばんは。今までに出たベルリン放送交響楽団との演奏は、「英雄」も、ハイドンも、とても良いものでした。北ドイツ放送響とも録音がありますが、ベルリンの方が朝比奈との相性は良い気がします。1964年でステレオというのも、興味を感じます。独奥の放送局でステレオが始まったのは1968年頃からでしたから、これは珍しいケースだと思います。

yositaka

2015/09/04 URL 編集返信

No title
こんばんは。ベーム/VPOの1980年のベートーヴェンには大いに興味あります。
ぼくは6月17日(とされる)2番・7番の気迫に満ち溢れたライヴ(於/ムジークフェラインザール)にノックアウトされて、それから1970年代~1980年にかけての2番・7番を聴きあさっているのですが、人見記念講堂はもう、なんというか…。
8月17日は7番のみ(これも怪しいCDで)聴きましたが、やはり6月17日とはまるで別人でした。しかしどちらも録音データの信憑性はイマイチです。いったいベームは日によって豹変するのか、あるいは6月17日は本当に別人なのか。ぼくには未解決の大きな謎です。8月17日のORFEO盤のご感想を楽しみにしています。

Loree

2015/09/04 URL 編集返信

No title
ロレーさん、こんばんは。75年のウィーン・フィルとの来日ライヴがかなり出ていて曲目重複も多いのですが、ベームは数日の違いでも変化の大きい指揮者ということがわかりました。同じ年でも6月、8月、10月と離れていれば尚更です。
ところで6月17日のライヴというのはCINCINという非正規レーベルで出ているものですね。これも、放送局に残っていれば、正規発売の可能性もあるでしょう。記憶にとどめたいと思います。

yositaka

2015/09/04 URL 編集返信

No title
そうです、6月17日のライヴはイタリアのCINCINというレーベルで、残念ながら、非常にコンディションのよろしくない録音です。こういう演奏をもっと良い音で聴きたくて、他の日付のライヴを探すようになったんです。6月17日のライヴがもし放送局から出たら…!なんて、想像もしませんでした。卒倒しそうです

Loree

2015/09/04 URL 編集返信

No title
こんにちは。
私も気になります。この中ではベーム/VPOは注文済で明日、届く予定。あと気になるのは、朝比奈隆氏の札幌SO・・迷っています。

オッコ・カム・・・昔、彼のシベリウス1番の生コンサートに行って直筆サイン入りのプログラムを持っています。何枚かシベリウスを持っていますが、どうしよう・・まあシベリウスも結構持っているので我慢か・・・

HIROちゃん

2015/09/05 URL 編集返信

No title
HIROちゃんさん、おはようございます。シベリウスの全集で好きなのは渡邉暁雄(旧盤)ベルグルンド(ECO盤)あたりになりますか。どの曲も好きなので、発作的に買ってしまいます。聴く回数は多くはないのですが、
交響曲が全部好き、と私が言える人は、ベートーヴェン、ブルックナー、シベリウス、この3人しか思い浮かびません。私にとっては別格の人かもしれません。

yositaka

2015/09/05 URL 編集返信

No title
こんばんは。
朝比奈隆のLPはブルックナー交響曲第0番一枚持ってるだけですが、
ブルックナーの聖地で大フィルを振った交響曲第7番をそのうちに手に入れたいと思ってます。

tan*oi*y*n

2015/09/11 URL 編集返信

No title
tanさん、おはようございます。聖フローリアン教会でのライヴは歴史的名演に異論はないのですが、あまりに長い残響についてはご留意が必要と思います。人によっては違和感が感じられるかもしれません。
私はLPで聞いているのですが、CDは、より聞きづらいという意見もあります。
個人的には、日頃は晩年の都響、新日フィルとの演奏を聴くことが多いのです。

yositaka

2015/09/11 URL 編集返信

No title
いくつか到着しました。朝比奈盤は、ベルリン盤の音の良さ、札幌響盤の音の悪さはどちらも意外でした。札幌響盤の無残響は聴くのが辛い域で、これは一言注釈が必要でしたね。ベーム盤は期待通り。東京公演をはるかに上回る気迫に驚きました。カムのシベリウスはオーケストラの音が薄手に聞こえなんだかサラサラと力まない演奏のように感じます。ピリスは未聴、やっぱりショパンという作曲家は、私には敷居が高いようです。
ヤニグロはなかなか届きません。

yositaka

2015/11/18 URL 編集返信

コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR