モノラル時代のデッカ録音を集成したBOXが登場

DECCA SOUND MONO YEARS 1944-1956
 
ネコパパは目下、「ウィーン・フイルハーモニー管弦楽団エディション」という大部のBOXものCDの感想を書き綴っているところですが、それがようやく半分に近くなったところで、追い討ちをかけるようにこんなものが登場しました。
モノラル時代の音源だけを集めたBOXものです。
レパートリーはとても地味。おそらくかなりの部分が初の公式CD化と思われます。辣腕プロデューサー、ジョン・カルショー入社前、ウィーンフィルとの契約前のものも数多くあります。レパートリーにイギリス音楽の録音が多いのも、グローバル展開以前の「イギリスの会社」を感じさせます。
録音の大半を行っているのは、伝説的エンジニア、ケネス・ウィルキンソン。彼の腕は40年代の録音から確かなもので、ちょっと聞いただけですが、スピーカーから音が飛び出してくるような勢いを感じさせます。一枚一枚の感想を書くのは老後の楽しみ…になるかもしれませんが、当時のジャケットやレーベル面が再現されたデザインも愉しみながら、じっくりと聴き込んでいきたいと思っています。



CD1
ストラヴィンスキー
バレエ「ペトルーシュカ」 <1949> 「春の祭典」 <1950>
アンセルメ指揮,スイス・ロマンド管

CD2
ルーセル
くもの饗宴
小組曲
ラヴェル
クープランの墓
高雅で感傷的なワルツ
アンセルメ指揮,スイス・ロマンド管 <1954.1953>

CD3
ラフマニノフ
死の島
デュカス
ラ・ペリ
ドビュッシー
6つの古代の墓碑銘  遊戯
アンセルメ指揮,スイス・ロマンド管 <1953>

CD4
アルベニス(アルボス編)
イベリア
トゥリーナ
幻想的舞曲
アルヘンタ指揮,パリ音楽院管 <1953>
プーランク
バレエ「牝鹿」組曲
デゾルミエール指揮,パリ音楽院管 <1951>

CD5
ハイドン
交響曲第101番「時計」 交響曲第88番
カール・ミュンヒンガー指揮,ウィーンフィル <1954>
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ),
クレメンス・クラウス指揮,ウィーンフィル <1953>

CD6
クレシミル・バラノヴィッチ
バレエ「レープクーヘンのハート」組曲
クレシミル・バラノヴィッチ指揮,
ベオグラード・フィル <1955>
フラン・ロートカ
バレエ「村の悪魔」組曲
フラン・ロートカ指揮,ザグレブ国立歌劇場管 <1955>

CD7
バルトーク
管楽のための協奏曲
ウィレム・ペイペル
交響曲第3番
アルフォンス・ディーペンブロック
組曲「マルシュアスまたは魔法にかけられた泉」抜粋
クリフォード・カーゾン(ピアノ:協奏曲),
ベイヌム指揮,アムステルダム・コンセルトヘボウ管 <1953>

CD8
ブリス
色彩交響曲
序奏とアレグロ
アーサー・ブリス指揮,ロンドン響 <1955>
ヴァイオリン協奏曲
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン),
アーサー・ブリス指揮,ロンドンフィル <1955>

CD9
チャイコフスキー
組曲第3番
プロコフィエフ
組曲「3つのオレンジへの恋」
ボールト指揮,ロンドンフィル <1955>
組曲「キージェ中尉」
ボールト指揮,パリ音楽院管 <1955>

CD10
ヴォーン・ウィリアムズ
ヨブ
すずめばち-アリストファネス組曲
ボールト指揮,ロンドンフィル <1954>

CD11
ブリテン
シンフォニア・ダ・レクィエム
ブリテン指揮,デンマーク国立放送響 <1953>
ディヴァージョンズ
ジュリアス・カッチェン(ピアノ),
ブリテン指揮,ロンドン響 <1954>
4つの海の間奏曲
パッサカリア
青少年のための管弦楽入門
ベイヌム指揮,アムステルダム・コンセルトヘボウ管 <1953>

CD12
クライスラー
序奏とアレグロ
愛の喜び
愛の悲しみ
道化師のセレナード
美しきロスマリン
ウィーン奇想曲
中国の太鼓
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
カルティエによる狩り
ジプシー女
パデレフスキ
メヌエット
ヴィエニャフスキ
奇想曲
グラナドス
アンダルーサ
タルティーニ
コレッリの主題による変奏曲
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン),
エリック・グリットン(ピアノ) <1954>
ラロ
スペイン交響曲
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
ベイヌム指揮,ロンドンフィル <1953>

CD13
エルガー
ヴァイオリン協奏曲
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン),
ボールト指揮,ロンドンフィル <1954>
バターワース
シュロップシャーの若者  青柳の堤
バックス
ティンタジェル
ホルスト
どこまでも馬鹿な男
ボールト指揮,ロンドンフィル <1954>

CD14
ウォルトン
ファサード
アンソニー・コリンズ指揮,
イングリッシュ・オペラ・グループ・カンパニー <1954>
ウォルトン
ファサード組曲
レナード・ランバート
ホロスコープ
ロバート・アーヴィング指揮,ロンドン響 <1953>

CD15
エルガー
序奏とアレグロ   弦楽のためのセレナード  交響的習作「ファルスタッフ」
ヴォーン・ウィリアムズ
トマス・タリスの主題による幻想曲  グリーンスリーヴズによる幻想曲
アンソニー・コリンズ指揮,ロンドン新響 <1954.1952>

CD16
モーツァルト
ピアノ四重奏曲第1番  第2番
クリフォード・カーゾン(ピアノ),アマデウス四重奏団 <1952>
ホルン五重奏曲
デニス・ブレイン(ホルン),グリエール四重奏団 <1944>

CD17
ブラームス
ピアノ協奏曲第1番
クリフォード・カーゾン(ピアノ),
ベイヌム指揮,アムステルダム・コンセルトヘボウ管 <1953>
ベートーヴェン
交響曲第4番
クリップス指揮,アムステルダム・コンセルトヘボウ管 <1953>

CD18
オネゲル
交響曲第3番「典礼風」  喜びの歌
ロベルト・フリードリヒ・デンツラー指揮,パリ音楽院管 <1955>
コンラート・ベック
ヴィオラ協奏曲
ヴァルター・カーギ(ヴィオラ),
ジャン・メイラン指揮,スイス・ロマンド管 <1952>
ベルナール・リシェル
ピアノ協奏曲
クリスティアーネ・モンタンドン(ピアノ),
エドモント・アッピア指揮,スイス・ロマンド管 <1952>

CD19
ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン),
ショルティ指揮,ロンドン響 <1955>
ハイドン
交響曲第102番
ショルティ指揮,ロンドン響 <1951>

CD20
ブラームス
ヴァイオリン協奏曲
クリスティアン・フェラス(ヴァイオリン)
シューリヒト指揮,ウィーンフィル <1954>
フレッド・エリザルデ
ヴァイオリン協奏曲
クリスティアン・フェラス(ヴァイオリン)
ガストン・プーレ指揮,ロンドン響 <1947>
ロドリーゴ
夏の協奏曲
エネスコ指揮,パリ音楽院管 <1951>

CD21
ヨハン・シュトラウス2世(ドラティ編)
卒業舞踏会
フィストゥラーリ指揮,
ニュー・シンフォニー・オーケストラ <1953>
グルック
ドン・ファン組曲
アンドレ・グレトリー
チェファルとプロクリス
ロバート・アーヴィング指揮,
ニュー・シンフォニー・オーケストラ <1955>

CD22
チャイコフスキー
バレエ「くるみ割り人形」第1組曲  第2組曲(抜粋)
バレエ「眠りの森の美女」組曲
フィストゥラーリ指揮,パリ音楽院管 <1951>

CD23
ブラームス
チェロ・ソナタ第1番  第2番
ピエール・フルニエ(チェロ),
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ) <1952>
バッハ
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番
ピエール・フルニエ(チェロ),
エルネスト・ラッシュ(ピアノ) <1952>

CD24
シューベルト
アルペジョーネ・ソナタ
シューマン
幻想小曲集
3つのロマンス
モーリス・ジャンドロン(チェロ),
ジャン・フランセ(ピアノ) <1952>
シューマン
チェロ協奏曲
モーリス・ジャンドロン(チェロ)
アンセルメ指揮,スイス・ロマンド管 <1953>

CD25~26
ブロッホ
弦楽四重奏曲第1番~第4番
グリラー四重奏団 <1954>

CD27
ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
エロイカ変奏曲
ピアノ・ソナタ第26番「告別」
グルダ(ピアノ) <1950-51>

CD28
ハイドン
弦楽四重奏曲第68番
ボッケリーニ
弦楽四重奏曲 作品6の1
シューマン
弦楽四重奏曲第2番
ヴェルディ
弦楽四重奏曲
イタリア四重奏団 <1948.1950>

CD29
シベリウス
レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)
カレリア組曲
トマス・イェンセン指揮,デンマーク国立放送響 <1952>

CD30
ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ),
ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト),
アントン・デルモータ(テノール),
ルートヴィヒ・ウェーバー(バス),
エーリヒ・クライバー指揮,ウィーンフィル,
ウィーン楽友協会合唱団 <1952>

CD31
ベートーヴェン
交響曲第6番「田園」
エーリヒ・クライバー指揮,ロンドンフィル <1948>
ワーグナー
楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
舞台神聖祝典劇「パルジファル」第3幕~聖金曜日の音楽
クレメンス・クラウス指揮,ロンドンフィル <1948>

CD32
ブルックナー
交響曲第3番
ワーグナー
歌劇「タンホイザー」~序曲とヴェーヌスベルクの音楽
クナッパーツブッシュ指揮,ウィーンフィル <1954,1953>

CD33
ヴァウン・ホルムボー
弦楽四重奏曲第3番
ニールセン
弦楽四重奏曲第4番
コッペル四重奏団 <1954>
シベリウス
弦楽四重奏曲
グリラー四重奏団 <1950>

CD34
ビゼー
子供の遊び  「美しきパースの娘」組曲
シャブリエ
田園組曲
エドゥアルド・リンデンベルグ指揮,パリ音楽院管 <1953>
シャブリエ
音楽への頌歌
「いやいやながらの王様」より
ドビュッシー
カンタータ「選ばれし乙女」
ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ),
ジャン・フルネ指揮,パリ音楽院管 <1952>

CD35
ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第3番
モーラ・リンパニー(ピアノ),
アンソニー・コリンズ指揮,
ニュー・シンフォニー・オーケストラ <1952>
ハチャトゥリアン
ピアノ協奏曲
モーラ・リンパニー(ピアノ)
フィストゥラーリ指揮,ロンドンフィル <1952>

CD36
モーツァルト
セレナード第4番
ペーター・マーク指揮,
ニュー・シンフォニー・オーケストラ <1955>
モーツァルト
交響曲第28番  第29番
ペーター・マーク指揮,スイス・ロマンド管 <1951>

CD37
グラナドス
「ゴイェスカス」組曲
「わら人形」
ニキタ・マガロフ(ピアノ) <1952>

CD38
ラロ
ナムーナ組曲第1番,第2番
ジャン・マルティノン指揮,ロンドンフィル <1955>
フォーレ
バラード 作品19
夜想曲第5,8,2,7番
キャスリーン・ロング(ピアノ) <1954>
フランセ
ピアノ協奏曲
キャスリーン・ロング(ピアノ),
ジャン・マルティノン指揮,ロンドンフィル <1954>

CD39~41
ヘンデル
合奏協奏曲 作品6(全12曲)
水上の音楽
ボイド・ニール指揮,ボイド・ニール管,
サーストン・ダート(チェンバロ) <1953,1954>

CD42
ラフマニノフ
チェロ・ソナタ
コダーイ
無伴奏チェロ・ソナタ
レーガー
無伴奏チェロ組曲第2番
バッハ
無伴奏チェロ組曲第3番~ブーレ1&2
ザーラ・ネルソヴァ(チェロ),
アルトゥール・バルサム(ピアノ) <1955,1956>

CD43
ショスタコーヴィチ
ピアノ五重奏曲
ブロッホ
ピアノ五重奏曲第1番
キジアーノ五重奏団 <1951>

CD44
ボッケリーニ
ピアノ五重奏曲第1番  第4番
ブラームス
ピアノ五重奏曲
キジアーノ五重奏団 <1951>

CD45
パガニーニ
ヴァイオリン協奏曲第1番 第2番
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン),
アンソニー・コリンズ指揮,ロンドン響 <1955>

CD46
モーツァルト
交響曲第25番  第38番「プラハ」
ショルティ指揮,ロンドン響 <1954>
ロッシーニ
歌劇「コリントの包囲」序曲
歌劇「ウィリアム・テル」序曲
歌劇「タンクレディ」序曲
歌劇「ブルスキーノ氏」序曲
歌劇「チェネレントラ」序曲
ピエロ・ガンバ指揮,ロンドン響 <1955>

CD47
バルトーク
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
コダーイ
「ハーリ・ヤーノシュ」組曲
ハイドン
交響曲第100番「軍隊」
ショルティ指揮,ロンドンフィル <1955,1954>

CD48
ベートーヴェン
ピアノ三重奏曲第7番「大公」
ブラームス
ピアノ三重奏曲第1番
トリエステ・トリオ <1953>

CD49
プロコフィエフ
交響曲第5番
シベリウス
交響曲第5番
エリク・トゥクセン指揮,デンマーク国立放送響 <1952>

CD50
ニールセン
交響曲第5番
フルート協奏曲
ホルゲル・ギルベルト=イェスペルセン(フルート),
エリク・トゥクセン指揮,デンマーク国立放送響 <1954>
ニールセン
クラリネット協奏曲
イブ・エリクソン(クラリネット),
モーゲンス・ヴェルディケ指揮,デンマーク国立放送響 <1954>

CD51
スメタナ
弦楽四重奏曲第1番
コダーイ
弦楽四重奏曲第2番
シューベルト
弦楽四重奏曲第13番
ヴェーグ四重奏団 <1952>

CD52
モーツァルト
ディヴェルティメント第17番 第10番
ウィーン八重奏団員 <1950,1952>

CD53
メンデルスゾーン
八重奏曲
ウィーン八重奏団 <1953>
ブラームス
クラリネット五重奏曲
アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット),
ウィーン八重奏団員 <1953>

DECCA 478 7946 (53CD)
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コメント

コメント(4)
No title
廉価盤BOXというと、その昔はマイナー・レーベルの怪しげなものが多かったのに、EMI末期の投げ売り状態からメジャー・レーベルでも次々と色んなものが出てきて、買う側も大変です(笑)
最初の頃は、昔レコード屋さんで眺めるだけで、とても手が出なくて諦めたものが入手できて喜んでいたのですが、調子に乗っていると、かなり大きな棚を買い足したのに、あっという間に満杯になってしまいそうです…

このモノラルBOXも一瞬考えたのですが、どうせならステレオ録音主体のBOXの方がいいかなと、涙をのんでパスしてしまいました。
あとで後悔するかなぁ。

gustav_xxx_2003

2015/02/24 URL 編集返信

No title
こんなBOXが出たのですか~・・・
デッカのモノラル盤は交響曲や協奏曲などを中心に、多くのLP、CDを持っていますが、このBOX・・・聴いたことのないものが多いですね。お金も無いので買えません。
録音年は見ないとわかりませんが、バックハウスのベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全集や、コンチェルトが入っていませんね。
これらはLPですが私の愛聴盤でもあるのですが・・・

HIROちゃん

2015/02/24 URL 編集返信

No title
グスタフさんはきっとそうおっしゃるだろうと確信していました。
私は中学生時代から、ヒストリカル音源中心に聴いてきましたので、モノラル、ステレオの区別は、ほぼ意識にないのです。さまざまな価値観の人と意見交換できるのは実に愉しいことです。

yositaka

2015/02/24 URL 編集返信

No title
HIROちゃんさん、敢えて有名どころを避けたセレクションになっているのは、意図的なものでしょう。オリジナルジャケットも、かなりコレクターから提供してもらっているようですし、現在のDeccaのスタッフに偏執狂的人物がいるに違いありません。彼の机がいつまであるのか分かりませんが、少しでも長く居坐ってほしいものです。ウィーン・フィルボックスのときは購入をかなり迷いましたが、今回はためらうことなく一瞬で購入を決めました。私の嗜好がお分かりになると思います。

yositaka

2015/02/24 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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