謹賀新年

あけましておめでとうございます。
拙いブログですが、今年もぼちぼちと続けていきたいと思います。よろしくお願いします。


さて、今年一番の聴き染めは恒例のバッハ。
2013年はピリオド楽器使用のカフェ・ツィンマーマンによる協奏曲集でしたが、今年はこれ。



レイモンド・レッパード指揮イギリス室内管弦楽団
バッハ ブランデンブルク協奏曲第3番 第4番
1974年録音のフィリップス国内盤LPです。

リコーダーを使用する以外は現代楽器、レッパードはモダン・チェンバロを弾きながら指揮しています。テンポは遅く、響きは透明で、すべての声部がくっきりと見通せます。
せかせかしたところや楽器の音のくせ、特別なアクセントは一切付けず、丁寧に進めていきますが、透き通った湖水を思わせる佇まいは、なかなか他の演奏で聴くことができないものと思います。

第3番 第2楽章は、音楽学者サーストン・ダートの説に基づき、バッハのヴァイオリン・ソナタト長調のアダージョ楽章を挿入し、譜面に書かれたたった二つの和音を結尾で鳴らします。約3分間の緩徐楽章として、全く違和感がありません。
第4番のリコーダー・ソロはデイヴィッド・マンロウ。二重奏なのに彼一人の名前しかクレジットされていないのは多重録音なのでしょうか。第3番の扱いといい、伝統にあぐらをかいた演奏ではなく、目立たないところで冒険しているという感じです。古楽演奏の先駆者として名を成しながら、33歳の若さで自ら命を絶った孤高のリコーダー奏者の演奏は、天上からの声のように美しく、レッパードの演奏と調和しています。

年賀状を見ていたら、玄関にベルが…
宅配便で届いたのは、今年最初の一冊。
岡田淳のファンタジー「こそあどの森」シリーズの最新刊でした。

水の精とふしぎなカヌー

岡田淳・作/
理論社 本体1700




待望のシリーズ新刊。版元の理論社が一時倒産し、そのごたごたで多くの作家が同社から離れたようです。岡田さんはどうするのかと思っていましたが、無事継続でほっとしました。

本書はシリーズ初の短編集らしい。トワイエさんと賑やかなふたご、そして無口な主役スキッパーの活躍が久々に楽しめそうです。新年の一冊目、さわやかな読書ができそうです。
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コメント

コメント(4)
No title
あけましておめでとうございます。
いつもながら格調が高くて、さすがです。私のガキっぽいブログとは大違いで(汗)。
今年も色々と教えてくださいね。
よろしくです♪

ふじまる

2014/01/02 URL 編集返信

No title
ふじまるさん、こちらこそ学ぶことばかりです。ことしもぜひよろしくお願いします。

yositaka

2014/01/02 URL 編集返信

No title
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
聴き初めバッハ~デイヴィッド・マンロウが演奏しているということは、
このアルバムの演奏レベルの高さを物語っていますね。

Kapell

2014/01/03 URL 編集返信

No title
Kapellさん、あけましておめでとうございます。
70年代当時のレッパードのフィリップス録音は、ドヴォルザークのセレナードやグリーグ「ペールギュント」など、良いものが多いと感じていました。イギリス室内管弦楽団も、多数の名盤を残していたと思います。ピリオド勢の台頭で、彼らのようなモダン楽器の小編成アンサンブルは、現在は割を食っているように思います。惜しいことです。

yositaka

2014/01/04 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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