エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会

政府主催の「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」に出席してきました。
どういうわけだか、ネコパパは抽選に当たり、アヤママは、外れ。
アヤママの悔しそうな顔ったら。
 

当選メールは、こちらです。
 
ネコパパ様
この度は、エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会にご応募いただき、誠にありがとうございます。
抽選の結果あなた様が当選されましたのでご連絡させていただきます。

エリア:愛知県エリア
会場:TKP名古屋ビジネスセンター 大会議室8
       
(愛知県名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル8F

日程:716
受付 13001330
本メールは「参加」に対する当選連絡であり、「意見表明」の当選連絡ではありませんのでご了承ください。


当日は本メールが参加証となりますので、本メールと本人確認書類をご持参ください。
開催直前の通知となり誠に申し訳ありません。応募していただいた皆様のうち、より多くの方々の参加を得るため、誠に恐縮ですが、ご欠席される場合は、下記あてご連絡頂ければ幸いです。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
電話:××××
 
(注意事項)
・意見聴取会の会場には、当選者ご本人様のみがご入場可能です。
・意見聴取会の会場には、必ず本状を出力、または、携帯電話等で画面メモ等を行い、入場の際にご提示ください。 本状のご提示等が無い場合にはご入場いただけない場合もございます。
・会場へは公共の交通機関をご利用ください。
・当日の実施風景は記録として写真、動画で撮影するとともに、インターネットで生中継させていただく予定です。
 また、上記以外に、プレスによる取材が入る可能性もございますのであらかじめご了承ください。
・撮影した写真、動画は後日インターネットでの掲載・配信を予定しております。
 容姿を特定できる映像・写真の撮影、インターネットでの配信をご了承の上、ご参加ください。

(当日参加にあたって)
・安全確保のために金属探知機及び手荷物検査にご協力をお願いいたします。
・危険物・拡声器・ビラ・横断幕等の持込はご遠慮下さい。
・意見表明者及び政府関係出席者の発言に対しての賛否の表明はご遠慮ください。
・意見表明者及び政府関係出席者へのご質問はご遠慮ください。
・携帯電話は、マナーモードにするか、電源をお切りください。
・録画、録音及び、撮影の制限はありませんが、その使用に関しては、方法・状況等によりトラブルの原因となることもありますので、使用者の責任においてご利用ください。
・館内でのお食事及び喫煙は固くお断りいたします。
・手荷物・貴重品等の管理は各自にてお願いいたします。
・会の進行中に、大声、ヤジなど会の進行を妨げる行為、他の参加者のご迷惑となる様な行為はご遠慮ください。
・上記事項にご理解いただけない場合は、ご退場いただく場合がございますのであらかじめご了承下さい。

このメールアドレスは送信専用アドレスになりますので、ご返信いただいても受信することができません。あらかじめご了承ください。
エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会
 
 
会場の様子はネットで生中継。現在も録画を見ることができます。興味のある方はどうぞ。90分間なので、かなり長いですが…。ネコパパもちょっぴり映っています。
 

 
挨拶する古川国家戦略担当大臣。 
さて、翌日の新聞記事です。ネットからの転載なので、本紙記事より短め。
意見発表の要約も載せておきます。17日付中日新聞の切抜きです。
 

受付事務局また電力社員が発言 名古屋聴取会
中日新聞 2012717 朝刊
 
政府が発電量に占める将来の原発比率について国民の意見を直接聞く三回目の意見聴取会が十六日、名古屋市で開かれた。九人の発言者の中に中部電力の課長が含まれ、原発推進を主張した。会場の一部から「やらせだ」などと批判の声が上がり、一時騒然となった。 
意見聴取会をめぐっては、十五日に開かれた仙台市の会場でも、東北電力や原発推進団体の幹部二人が発言者に選ばれており、公平性の確保や運営方法が問題視されそうだ。
発言したのは、中電原子力部に勤務する課長の岡本道明さん(46)。「個人的な意見として、原発をなくせば経済や消費が落ち込み、日本が衰退する」と述べ、原発の新増設を前提とする20~25%案に賛成の立場を表明。「35%案、45%案があれば選択していた」とも述べた。東京電力福島第一原発事故では「放射能の直接的な影響で亡くなった人は一人もいない」と言い切った。
岡本さんは聴取会後、報道陣に「会社には事前に個人として参加することを伝えた」と説明。事務局からも「個人なら聴取会の趣旨に反しない」と言われたという。
中電広報部の担当者は「会社の指示で出席や発言をさせたわけではない」と述べた。
0%案を支持する意見として「福島第一原発事故の原因がまだ究明されていない」「使用済み核燃料の処分法が確立されていない」があったほか、15%案の支持者は「国民生活への影響も考慮すべきだ」と訴えた。
 

 
 

 
 
エネ意見聴取会、名古屋でも中部電社員発言 会場でヤジ
朝日新聞 2012717日朝刊
 
来のエネルギー政策について政府が国民の声を聴く意見聴取会が16日、名古屋市で開かれた。事前に申し込んだ86人の参加者が出席した。発言者には中部電力の社員もいて会場からヤジが飛ぶ場面もあった。
会では、政府が2030年の原発依存度に挙げた0%、15%、20~25%の三つの選択肢について、それぞれを支持する3人ずつ計9人が意見を述べた。意見表明は希望者から無作為抽出された。この日は応募者352人のうち161人が意見表明を希望。0%支持は106人、15%は18人、20~25%は37人だった。
意見表明では、中年男性が中部電力の社員と名乗ったうえで、20~25%を支持する立場から発言した。「放射能で亡くなった人はいない」「原発のリスクが過大に評価されている」などと述べると、ヤジが飛んだ。男性は会の終了後、取材陣に「会社の指示はなく、一個人としての参加」と話した。
 
 
会場の様子は、新聞記事でだいたいは伝わると思います
 

 
発表を注視する参加者、関係者、報道陣。
 
ネコパパは意見発表者でなく「参加者」としての当選なので、意見はもちろん、質問もできないしくみです。
ただ、裏表で結構長く書けるアンケート用紙を配布されたので、これはしっかりと書いてきました。
ちなみにネコパパの選択肢は①、0パーセントです。
内容に納得してのことではなく、現状ではそこしか選びようがないからです。
 
アンケート用紙に書いた内容です。
一字一句このとおりではありません。何しろ大慌ての走り書き。文脈の乱れはいじりました。でも、ますます乱れたかな。
 
 
三つの選択肢は
     0パーセント…脱原発 
     15パーセント…現状維持 
     25パーセント…むしろ、推進
と読めます。
そう考えるのは、②は耐用年数を待って順次廃炉、自然減。しかし核燃料サイクルは稼動可。③は新設も核燃料サイクルも可、と提案書に明記されているからです。
選択肢を決めた時点で①の脱原発はすでに1/3の選択、後はどちらを選択しても現状維持か推進。これは誘導的です。しかも0パーセントという数値は極端。心情的に選びにくいようにしている。「戦略」を感じます。
さて、現状は、ストレステストの一次データのみの政治決断で大飯原発再稼動に踏み切り、国民の不安や反発が高まっている。十万人規模の反対デモが連日行われていますが、政府はその声に耳を貸す様子が見られない。
そんな中で「意見聴取会」を行い、そこで切実な意見が出たとしても、それがどれだけ今後の対応に生かされるのか。この会は「聴くだけは聞きました」という既成事実をつくるのがねらいでは、という疑問が抑え切れませんね。
まずは、そんな疑問を払いのける会の進行、方針の立案を期待したいものです。
 
「いま」と「いままで」を曖昧にして「これから」を語るのは危うい。
福島原発事故とそれに対する政府・電力会社の対応の不手際、問題の数々は、詳述するまでもありません。事故と対応の事実によって「この国の子どもたちに良い未来が残せるのだろうか」という不安が、多くの人々に刻み付けられた。これは確かです。
私たちに残されているのは、高濃度の放射性物質にさらされて生きねばならぬ未来です。事故によってばら撒かれたものだけではない。今も増え続ける、処理困難な放射性物質も含めてです。幾世代にもわたって、これからの日本人の負債となる危険なる遺産。
さし当たって電力が必要だから、という理由で、あっさりともとの路線に戻り、形ばかりの安全確認でさっさと再稼動する。そんな道を選ぶ資格が、この先長く生きもしないわれわれの世代にあるのでしょうか。
 
明らかに推進に傾斜した「せこい」施策はやめましょう。
ストレステストは一次・二次と分けるのではなく、完全実施して緻密に検証しましょう。
夏場の電力。「やればできる」と結果を出すことこそ「前向き」とは考えられませんか。
多数の国民が持っている不安に対して、「やりすごす」のではなく勇気を出して、相手を見て、向き合う姿勢を持ちましょう。
二葉町町長に「棄民」と言われるような、汚染地区被害者を鞭打つような、ぐずぐずと遅い保障対応が続くことは、人々の不安を募らせるだけです。
 
会を聞き終えて―
 
9人の意見発表は、それぞれ真剣なものでした。
ただ、立論が共通の土台に立ったものではないために、協議は成立しにくい。
自分のフィールドを広げて、対立する意見をも包括しようとする姿勢は、特に③の選択肢の発表者からはあまり感じ取れませんでした。議論したとしても平行線になってしまいそうです。発言者相互の意見交換が意外になかったのも、そのためかもしれません。
「国民」という言葉は、安易に扱うと、見えにくくなるものが多いと感じました。
今生きている人、発言できる人だけが国民ではない。
ましてや経済の主導権や利権を持つ人々だけが国民ではない。
これから生まれてくる人々、いろいろな意味で、声をあげられない人もまた国民である。2030年までには、新たな国民が数多く加わるのです。
最悪、決めた人々の大半が既に不在の国土で、過去の狂った決断が、呪いのように人々を覆いつくし、喰らい尽くしていく。
私たちに、責任感は自覚されているだろうか…
 
電力会社の方の発言に対して、参加者から怒号、反発の声が出ました。
でも、会場から退去させられた人はいません。そこは賢明でした。ならば、腹をくくって参加者にも発言のチャンスを作っては?次回の聴取会からでも遅くはありません。
 
 
会が終了すると、報道陣はあっという間に中部電力社員に詰め寄りました。
 

 
彼には少し尋ねたいこともあったが、ちょっと無理そうなので早々に退散。
そのかわり
エレベーターで、別の発言者二人と一緒になり、立ち話で少し意見交換できました。
15パーセントを選択した東京の大学生。
「再生可能エネルギーを早期に導入しながら、原発をやめてほしい。大量生産、大量消費の社会は本当に豊かなのか」という趣旨で発表していました。
「いい発言でしたね。私も同感です。でも維持推進したい人たちの意見は、数値を根拠にした経済面で説得しようとする傾向が強い。社会のあり方や生きる姿勢、いわば倫理を基盤とした意見で説得していくのは難しい。そのあたりの考えが聴きたいな」
と尋ねるネコパパ。
学生さんの返答は
「そうですね。でも僕はまだ学生です。今の自分の考えや理解の及ぶ範囲で、意見を発表するしかないと思うんです」
 
うーん。大人の都合が何ぼのもの、未来は俺たちが作る、という「政治の時代」の若者とは、ちょっと感触がちがう。
でも、彼らの内にも密かに燃えているはずの力はあるはずです。
希望を持ちたい。
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コメント

コメント(2)
No title
参加されていたんですね。アヤママの悔しそうな声が聞こえて来ました。私の友人の7番の酒井さんの意見、短い時間でしたけど、よく頑張られたと思います。ほんと、ネコパパが仰るように、議論に発展する気配がないのが残念です。いま、生きている、発言できる人だけが国民じゃない・・・達観ですね。ほんと、うちの猫の将来生む(生めないけど)赤ちゃんだって、うちの庭の木の100年後だって国民ですよね。要は地球の問題なのに、皆至近距離の自分自身の暮らしの視点、立場からしか考えないんですよね。

陽気妃

2012/07/22 URL 編集返信

No title
陽気妃さん、2030年といいますけれど、そこまで長いスパンの計画が政府に、いや現在の日本人にイメージできるのか、本当に疑問です。義務教育の方針を10年で根底からひっくり返す国なのです。民主党のマニフェストだって、たったの2年でこのとおり。
でも、脱原発にしてもも九条を守る運動にしても、ぶれることなく続いている市民運動です。このような市民の思想の中にこそ確かなものがある。政治家のみなさんには、その事実にこそ目を向けてほしいですね。

yositaka

2012/07/22 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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