COM40年目の終刊号

懐かしい雑誌が突如、書店に並んだ。
 

 
自分で購入したことはないが、
当時はちかくの団地の書店で欠かさず立ち読みし、
亡き友の家では、すべて揃っていたその現物をむさぼり読んだものだ。
 
手塚治虫『火の鳥』掲載の舞台であったとともに
当時第一線の作家たちが妥協のない作品を寄稿し、かつ新人作家の登竜門の役割をはたしていた。
目次には、懐かしい作家作品のタイトルがずらりと並んで壮観。
 
★COM全冊表紙…表1・表4
★巻頭言・石井文男…2
火の鳥 望郷編#1・手塚治虫…3
★火の鳥 望郷篇(COMバージョン)解説…35
★ファンタジーワールド ジュン 解題…36
章太郎のファンタジー・ワールド ジュン#15・石森章太郎…37
シリーズ 黄色い涙 青春残酷物語#4 フーテン・永島慎二…49
★「フーテン」とその時代…71
★コミックエッセイ#1・矢代まさこ…72
★コミックエッセイ#2・樹村みのり…76
★コミックエッセイ#3・もとやま礼子…78
★コミックエッセイ#4・芥真木…82
★守美の思い出・村野守美…86
★村野守美エッセイに寄せて…88
★さようなら、みやわきさん・飯田耕一郎…89
ウルルンサービス 完熟美女みやわき心太郎…90
★COM編集者回想録・石井文男…114
★COM編集者回想録・野口勲…115
★COM編集者回想録・鈴木清澄…116
★COM編集者回想録・萩原洋子…117
★COM編集者回想録・飯田耕一郎…118
★COM編集者回想録・鶴野久男…119
★COM関係者座談会 京都篇…120
★COM関係者座談会 東京篇…130
★COM~その創刊から休刊まで~・霜月たかなか…140
★「ぐら・こん」の軌跡とまんが同人活動・霜月たかなか…148
★40年目のぐら・こん支部だより#1・中島隆…152
★40年目のぐら・こん支部だより#2・井上肇…154
★40年目のぐら・こん支部だより#3・西澤大…156
★COMまんが家全紹介…158
★コミックスクール掲載主要作家一覧…166
★COMインデックス 1967年1月号~1971年12月号+1973年8月号…172
★編集後記 奥付…192

*カバー絵・和田誠
 
 
本書の出版を報じる『アサヒコム』の記事から引用。
2011年10月3日11時8分
 
雑誌「COM 40年目の終刊号」発売 漫画家育てた足跡たどる
 
 団塊世代が10代だったころ、手塚治虫の「火の鳥」や石ノ森章太郎「ファンタジーワールド ジュン」などを掲載して、「ガロ」とマンガマニアの人気を二分した月刊誌「COM(こむ)」の約4年に及ぶ足跡を振り返る『COM 40年目の終刊号』(朝日新聞出版)が発売された。
 手塚の息のかかった虫プロ商事から「COM」が創刊されたのは、1966年の11月。「まんがエリートのためのまんが専門誌」と銘打ち、商業主義的な色彩を廃して、新人発掘を進める編集方針を取った。
 「40年目の終刊号」は、単行本とは内容の異なる「火の鳥・望郷編」や「ジュン」の中でも特にアート色の強い一コマシリーズ、永島慎二の代表作「フーテン」などを再録している。
 ドタバタ続きの舞台裏を伝える、編集者やマンガ家たちの懐古談も興味深いが、新人育成の母体として同誌が力を入れていたマンガコミュニティー「ぐら・こん」活動についての記録と解説は、その後発展をとげた同人マンガの起源を考える資料として貴重だ。(鈴木繁)
 
本誌の刊行時期はわずか4年。
のちにたった1号「復刊号」が出たが、継続はなかった。
商業ベースにのらない作品制作は、それほど大変だったということなのだろう。でも、送り出された作家たちはその後マンガ界全体のレベルアップを支え、マンガは日本の代表的メディアの一翼をになうことになる。
 
作家の多くが故人となってしまった今、ちょっと遅すぎた企画かもしれない。
それでも、どういうことだろう。手に取った瞬間、血が騒いだ。
 
まずは、隅々までじっくりと読ませていただくことにしよう。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメント(4)
No title
はじめまして。
後藤竜二氏のことを調べていたら、
偶然、ここに辿りつきました。
今度も、児童文学のことを勉強させていただきます。

ユキ

2011/10/09 URL 編集返信

No title
ユキさん、ようこそ。
私も勉強を続けています。拙い内容ですが、ご意見をよろしくお願いします。

yositaka

2011/10/10 URL 編集返信

No title
どこの馬の骨とも分からぬ私に、
ご丁寧にコメントいただきありがとうございます。
某小学校の図書室で働いております。
今後ともヨロシクお願いします。

ユキ

2011/10/13 URL 編集返信

No title
とんでもありません。
児童文学の部屋がメインなのに更新が遅く反応もないので気落ち気味だったのです。これからがんばりますのでよろしく。

yositaka

2011/10/14 URL 編集返信

コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR