音楽の幸福

4月10日。
sige君の誘いで、コンサートへ。
emo君と三人での鑑賞。

名古屋アマデウス室内管弦楽団第3回定期演奏会

名古屋市及びその近郊のアマチュアプレイヤーによって2008年1月に創立された若い団体で
モーツアルト、ハイドンなど古典派を中心に演奏活動を行っているとのこと。

音楽監督は名古屋市在住の中村暢宏氏。
1973年東京都生まれ。96年愛知県立芸術大学卒業。という若手だが、指揮者、ヴィオラ奏者として多方面で活躍されている。

今回も演奏に先立って曲目や時代背景についてトーク。
「ロンドン」交響曲では初演当時の配置をとるなど、斬新なコンサート運営への意欲が感じられる。

そして、奏でられた音楽は、瑞々しく活力に富み、聴き手を音楽の幸福に誘う。
このところ気のふさぐ毎日が続いていたのだが、
久しぶりに、おいしい空気を呼吸できた時間になった。



日時 2011年4月10日(日)午後2時開演(1時30分開場)

演目
モーツァルト/交響曲第9番 ハ長調 K.73
モーツァルト/ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
モーツァルト/歌劇「イドメネオ」序曲 K.366
ハイドン/交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」
<アンコール曲>
ハイドン/交響曲第1番 ニ長調

指揮 中村 暢宏
ホルン独奏 水無瀬 一成(名古屋フィルハーモニー交響楽団首席)

会場 電気文化会館 ザ・コンサートホール

特に見事だったのは後半、二曲。
「イドメネオ」序曲と「ロンドン」交響曲だった。

前半よりも編成が拡大し、音に厚みが出たこともあるが、
生き生きとした、推進力のある音作りが一貫。
ティンパニと管楽器が我先にとせり出すように愉しげな音色を響かせ、
それに応えるかのように、弦楽器も粒立ちと鮮度をぐんぐん増していく。

この二曲、どちらも二人の作曲家の作風を典型的に示す曲で、
さすがに古典派の演奏を中核にする楽団らしい選曲だ。

指揮者は、この個性まったく違う音楽を明確に描き分けることに成功していたと感じる。

「イドメネオ」では、オペラ・セリアらしい激情と悲劇的な曲想を持つ曲だが、
これを鋭い響きと大胆なテンポの変化を伴って表現。
特にテンポを落として切実に訴えかける第二主題にははっとさせられた。

一方「ロンドン」では、ピリオド奏法も織り交ぜつつ
音楽の盛り上がる部分では、ヴィヴラートも存分にかけて音楽の広がりと豊かさを確保する。
最近の「痩せたハイドン」とは一線を画す、「鳴りきった」響きで、作曲技法の粋を尽くしたといえる「古典の枠組みを崩さないなかでの精緻と多彩」をよく表現していた。

中村 暢宏の指揮は、古典派の曲だからといって、よくあるようにフォルテを抑え気味にしたり、浅くこじんまりとさせたりすることがない。十分な音量で、どの楽器もしっかりと音を出していく。
そのせいか、楽員たちの表情もとても愉しそうだ。

技術的なことは私にはよくわからないけど、団員の演奏の技量、かなりの水準ではないだろうか。




すてきな演奏団体だと思う。
こんな音楽が聴けるなら、これからも足を運びたい。
次回はモーツァルトの交響曲第40番ト短調をとりあげるとのこと。いいね!!

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yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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