震災報道をみて

昨日に続き今日も震災報道が気になり
一度書店に出かける以外は家で情報収集を続ける。

テレビ報道で気になるのは、アナウンサー、キャスタ、解説者
のべつ幕なしにしゃべり続けるのだが
話がかみ合わないことが多いことだ。

例えば、
今見ていたあす以降の東京電力の輪番停電について。
キャスターが輪番停電はあす以降どれだけ続く見込みなのかを解説者に訊ねたところ、
解説者はたちまちしゃべりだす。
ただしそれは今後の見込みではなく
2001年の柏崎原発停止に伴う送電措置の概要についてだった。
当時の映像も出ていたので予定の流れだったのかもしれないが、
キャスターの質問には全然こたえていない。

また、つい先ほどあった首相、官房長官らの記者会見の中継でも、
実に要領を得ない話し振りが続く。
枝野官房長官の話す福島第1原発3号機の状況についても

冷却水注入するも水位が上昇しない
爆発前の1号機の状態に似通っている
圧力弁の開放作業を行っている
と説明するのだが
「水位が上昇しないことと圧力弁との因果関係は」
との記者質問に対して
専門家の解析を待つ
と曖昧にかわしている

圧力が高いから冷却水を注入しても水位が上がらないのではないか。
この圧力が爆発を引き起こすのでは

と想像しながら聞いていた。
おそらく記者の質問もそれが言いたいのではと思うが
枝野長官の話振りは煮え切らず
あえてばらばらな情報を断片的に
しかもあまり大したことがないように伝えようとしているように聞こえる。

ある民放で報じていたように
3号機は1号機よりも大型の炉で
しかも、1号機がウラン燃料を使用しているのに対して
3号機はウランにプルトニウム5%を混入したMOX燃料を使用している。
プルトニウムはウランに比べて比較にならぬ強い毒性を持っていることも含め
事故の際の影響は、1号機とは同日には語れないはず。
その辺の情報もあえて出さずに伝えているように思う。

震災の不安に満たされた現状で必要以上の危機感をあおるのは避けたいという気持ちは理解できるが
こうした会話にもなっていない
むやみに空虚なものいいをまくしたて 本質を見えなくさせる言葉術から
私たちはいつになったら抜け出せるのだろう?

原子力資料情報室のホームページに
ジャーナリストの広川隆一さんが情報を寄せている。
広川さんのグループは福島原発まで出向いて放射線量などの取材を独自に行っている模様。
長年にわたりチェルノブイリを何度も取材し、誰よりも放射線災害の恐ろしさを知っている彼だけに、
個人による情報とはいえ重要と思うので引用したい。



ジャーナリストの広河隆一さんとJVJAのメンバーが福島原発周辺で放射能測定中です。
連絡によると、

2011年3月13日
10:20 双葉町役場玄関(福島第1原発から約4キロの地点)
10:30 双葉厚生病院

「両地点とも、1000マイクロSV(1mSv)まで測れる放射能測定機の針が振り切れた」とこのことです。

広河さんの最近のチェルノブイリ原発から4キロの地点での放射能測定値は0.4mR(4マイクロSv)です。
(1986年に爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発周辺30キロメートルは、汚染が強いために現在でも立ち入り禁止とされています。)

福島原発周辺は、現在のチェルノブイリ原発周辺よりも非常に高い放射線量であることが確認されました。

注※測定は原子力資料情報室が行ったものではありません




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yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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