グラモフォン製、音楽のお弁当箱①

創立111周年ということで、グラモフォンが111枚の記念セットを発売。
ビートルズのセットものとは違って、お買い得価格です。2巻に別れていて、これは後半の方。前半はちょっと魅力を感じなかったが、こちらはどこか気になるものを感じて購入を決めた。
56枚のセット。すべてオリジナルデザインの紙ジャケ仕様というのがうれしい。
毎日少しずつ聴いているところだが、なかなか終わりそうにない。。
日常的に聴くのは歴史的な録音が中心の私にとって、21世紀以降の録音が多数聴けるのはおもしろい。
とにかく、新しい録音は音がよく飛び出してくる。なんだか運動になる感じ。
最近の録音は、独唱や独奏などが増え、オーケストラ録音が減っている。経費節減と売れ行きの両方をにらんでの企画になるせいか。ドレスデン・シュターツカペレや北ドイツ放送交響楽団のような名オーケストラが伴奏ばかりに使われているのは贅沢というか残念というか。
とりあえず耳にしたものはひとことコメント。期待作はあとで…と思う気持ちがあって、未聴が多い。


ドイツ・グラモフォン111周年記念
~ザ・コレクターズ・エディション2  
http://www.hmv.co.jp/news/article/1009030001/


CD1~2 (録音:1977年9月)
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ) プラシド・ドミンゴ(テノール) シェリル・ミルンズ(バリトン)
イレアナ・コトルバス(ソプラノ)他 アンブロジアン・オペラ・オーラス ロンドン交響楽団 
指揮:クラウディオ・アバド

CD3 (録音:1967年5月&6月=1、1974年11月=2&3)
1.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26/2.ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/3.同:夜のガスパール/マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド(1、2)
★プロコフィエフは苦手の曲だけれど、さすがにアルゲリッチの演奏だと名曲とわかる。鮮烈な古典性。

CD4 (録音:1984年5月=1、1983年12月=2、1981年5月=3)
1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ《月光》《悲愴》《熱情》
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
★腰の据わった演奏だけど、それ以上のものが伝わってこない。

CD5 (録音:1989年8月~1990年8月)
J.S.バッハ:独唱とオブリガート・ヴァイオリンのためのアリア集
キャスリーン・バトル(ソプラノ) イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) 聖ルカ管弦楽団
指揮:ジョン・ネルソン
★バトルの歌はやはり、いい。耳をなでるように心地よい声だ。いつのまにやら夢心地になっていく。

CD6 (録音:1987年10月)
マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:レナード・バーンスタイン
★変幻自在の表情が、確信を持って打ち出される。晩年になっても少しも枯れない指揮者だった。

CD7 (録音:2009年7月)
1.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11/2.同 第2番へ短調Op.21
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ) ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:イェジー・セムコフ
★渋い伴奏に若々しく照り輝くピアノが映える。でも、伴奏の方に耳がいくのはなぜ。

CD8 (録音:1972年9月=1、1973年5月=2&3)
1.モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622/2.同:フルート協奏曲第1番ト長調K.313/3.同:ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
アルフレート・プリンツ(1:クラリネット) ヴェルナー・トリップ(2:フルート) ディートマール・ツェーマン(3:ファゴット) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カール・ベーム
★発売当時は重く暗い演奏と感じた。でも、いまは温かい血の通った響きに聞こえる。私が音楽に求める響きはこれだ。
 
CD9 (録音:1993年3月=1&3&4、1991年3月=2)
1.ドビュッシー:夜想曲/2.同:クラリネットと管弦楽のためのラプソディ第1番/3.バレエ《遊戯》/4.交響詩《海》
クリーヴランド管弦楽団 指揮:ピエール・ブーレーズ 
★クールでそっけなく、といって透明度が高いわけでもない。こんなに寂しい音楽でいいのか。

CD10 (録音:1939年4月 MONO)
1.ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98/2.R.シュトラウス:交響詩《死と変容》Op.24
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヴィクトル・デ・サバタ
CD11 (録音:2007年7月)

スペインの情熱~スペイン歌曲「コブラ」集
プラシド・ドミンゴ(テノール) マドリード州立管弦楽団 指揮:ミゲル・ロア
★土くさく、汗臭いスペインのフォルクローレ。

CD12 (録音:2008年1月)
ドゥダメル/フィエスタ 南米の管弦楽曲集
1.レブエルタス:センセマヤ/2.カレーニョ:マルガリテーニャ/3.エステベス:平原の真昼/他4
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ 指揮:グスターボ・ドゥダメル
 
CD13 (録音:1951年6月 MONO)
J.S.バッハ:カンタータ第56番《我は喜びて十字架を担わん》BWV.56/2.同 第82番《我は満ち足れリ》BWV.82
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ベルリンモテット合唱団 カール・リステンパルト室内管弦楽団  指揮:カール・リステンパルト

CD14 (録音:1961年2月)
1.J.シュトラウスⅡ世:喜歌劇 《こうもり》 序曲/2.同:アンネン・ポルカ/3.同:皇帝円舞曲/4.同:トリッチ・トラッチ・ポルカ/5.J.シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲/6.J.シュトラウスⅡ世:美しく青きドナウ/7.同:ポルカ 《ハンガリー万歳》/8.同:ウィーンの森の物語/ベルリン放送交響楽団 指揮:フェレンツ・フリッチャイ
★雰囲気としてのウィーンらしさには目もくれず、管弦楽曲として向き合う。しかし、舞踏感覚は一級品。シュトラウスの演奏に最も必要なものは何かを、フリッチャイはわかっている。

CD15 (録音:1953年9月=1、1951年12月=2 MONO)
1.シューベルト:《ロザムンデ》序曲D.644/2.交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレート》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
★ベルリン・フィルの団員が最高と讃える名盤。だが、立派すぎて敷居が高い。

CD16 (録音:2006年7月)
エリーナ・ガランチャ・アリア・カンティレーナ
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ) シュターツカペレ・ドレスデン ドレスデン州立歌劇場合唱団 指揮:ファビオ・ルイジ
★快速テンポの『鳥の歌』が聴ける。この人の歌は奥が深い。

CD17 (録音:1972年6月)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
エミール・ギレリス(ピアノ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:オイゲン・ヨッフム

CD18 (録音:1986年3月)
1.フォーレ:レクイエムOp.48/2.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
キャスリーン・バトル(1:ソプラノ) アンドレアス・シュミット(1:バリトン) フィルハーモニア管弦楽団 指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
★重厚壮大なフォーレ。こういうスタイルもあるのだ。

CD19 (録音:2004年8月)
1.ゴリジョフ:Ayre/2.ベリオ:フォーク・ソングズ
ドーン・アップショウ(ソプラノ) ジ・アンダルシアン・ドッグス 

CD20 (録音:2005年5月=1&3、2005年9月=2、2000年6月=4)
グリモー、リフレクションズ
1.シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54/2.クララ・シューマン:リュッケルトの詩による3つの歌曲Op.12/3.ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38/4.同:2つのラプソディOp.79
エレーヌ・グリモー(ピアノ) シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:エサ=ペッカ・サロネン(1)アンネ・ソフィー・フォン・オッター(2:メゾ・ソプラノ) トルルス・モルク(3:チェロ)
★期待の一枚。聴くのはあとで。

CD21 (録音:1990年10月)
1.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135/2.シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810《死と乙女》/ハーゲン弦楽四重奏団

CD22 (録音:2007年9月=1、2007年3月=2)
1.シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.36/2.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン) スウェーデン放送交響楽団 指揮:エサ=ペッカ・サロネン
★期待の一枚。あとに残す。

CD23 (録音:2009年6月)
ダニエル・ホープ~バロック・ジャーニー
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン) ヨーロッパ室内管弦楽団のソリストたち他
★にぎやかなバロック音楽のの花束。どの曲も快速テンポで駆け抜ける。バッハの『アリア』すらも。

CD24 (録音:1986年~1989年)
ホロヴィッツ・アット・ホーム
1.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.28/2.同:ロンド ニ長調K.485/3.同:アダージョ ロ短調K..540/4.シューベルト:楽興の時D.780‐3/5.シューベルト(リスト編:白鳥の歌):セレナードD.957‐4/6.同:ヴァルス・カプリス第6番《ウィーンの夜会》/7.同 第7番
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
★名人芸から腹芸に変わった伝説的名人の手すさび。底知れぬ音楽。とくにシューベルト。

CD25 (録音:1965年7月)
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:オイゲン・ヨッフム 
★テンポの変動が多いヨッフム独特のブルックナー。とても人懐こく、温かい。

CD26 (録音:1964年5月)
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45/グンドラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ) エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

CD27 (録音:1957年1月)
1.シューマン:幻想曲ハ長調Op.17/2.ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24/ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
★曲のすばらしさを発見させる。モノラルでも音そのものが美しい。

次回に続く。
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yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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