PCオーディオの勉強会

7月某日
 
友人二人、sige君、emo君と名古屋のオーディオ店主催の「勉強会」に出かけました。
テーマは『PCオーディオ』
講師はON爺さんとよばれる、その筋では著名な専門家。
会場は、店とは別の場所にある多目的ギャラリーで、音響効果もなかなかいいところです。
狭い会場に中年男性を主に数十人の人が集まり、盛況でした。
 
さて。PCオーディオとは?
 
当日のレジュメなどをにらみながら、自分なりにまとめてみました。ネコでもわかる?
 
ここ数年、オーディオ業界にもパソコンの波が押し寄せ、データとして流通する有料・無料の音源や、CDから取り込んだ音楽をデータとしてパソコンに取り込み、そこから出力して音楽を楽しむことが普及し始めました。
 
再生には二つの方法があるそうです。
1つは音楽データをハードディスクなどに 取り込んで直接オーディオ機器に接続して聴く方法。
もう1つはCDやネットで提供されているデータ音源を、ハードディスクなどに取り込まずにPCを介してアナログ信号に変換し、そのまま再生する方法(ストリーミング再生)。
 
データの直接再生はわかるけれども、CDのストリーミング再生と一般のプレーヤーによる再生がどう違うのか、ネコパパにはちょっとわかりにくいのですが…
しかし、パソコン内の音をそのまま再生したり、ヘッドフォンジャックからオーディオ機器につなぐ方法では、あんまり良い音は再生できませんね。パソコン内は雑音の密集地帯ですから。そこで、パソコン内に入っている音楽をいかに高音質で再生するかがオーディオ好きの課題(泥沼)になるのでしょう。
 
この会では、いくつかの機器を活用して再生し、普通のCD再生も交えて、それぞれの音の違いを聴き比べようというわけです。


紹介された機器は、次のようなもの。


 


パソコン本体よりも高精度で音を引き出す当店オリジナル、特注ケース入りCDドライブ。
 
送り出されたデジタル音源を従来のオーディオ入力へ受け渡す機器…USB-DDC、USB-DACと呼ばれる。RATOKシステム『RAL-2496UT1』、LINDEMAN『USB・DDC』WEISS『DAC202』価格、サイズ、形状は様々で、ここが従来のオーディオ機器のイメージとはずいぶん違うようです。それほど高価ではありません。
 
デジタル入力を装備しているSACDプレイヤー 。LINDEMAN825。以下、LINDEMANのアンプ、JBLのスピーカーシステムなどのハイエンドなオーディオ機材。
外観は決して大きくなく、地味ですが、価格を調べるとどれも7桁です。
げっ。
 
さらに、音質特性を上げる製品(未発売)として、外付けのルビジウム・クロック・ジェネレーターと呼ばれるもの。
これはデジタル音源を再生する際に、高精度の時間信号を発信し、デジタル情報をそれに同期させることで質の高い音楽情報を組み立てていくものらしい。
一つ一つの音はそれぞれに異なった到達速度を持っていたり、雑信号に邪魔をされて波形に狂いを生じさせたりするので、その誤差を調整し、再生時にずれや雑音のない高純度の音に磨いて供給する機能の…ような気がするんだけど、いいのかな、こんな説明で。
市販されれば、これも7ケタに近い価格のようです。
けげっ。

 
2時間半にわたって、説明の合間にとっかえひっかえ、いろいろな音源を聴き比べて行きました。
音は、機材によっても、ソフトによっても、ずいぶん違います。
 
ごく大雑把な感想を言うと、
やや明瞭さが不足するけれども、腰があり、手ごたえを感じさせる音が一般のCD再生の音なのに対して、PC再生は、情報量が多く、音のつながりが滑らかで、耳への抵抗感が少ない…と言ったらいいのでしょうか。
 
音源は、ヴォーカル、ピアノトリオ、少人数の室内楽からオーケストラまで、さまざまでしたが、そのなかで印象的だったのは
東京のライヴハウスで収録したというピアノトリオのジャズ演奏が、室内の空気感まで伝わるような好録音だったこと。
50年代の収録というピエール・モントゥー指揮ボストン交響楽団のラヴェル『ダフニスとクロエ』が、高音質のパブリックドメイン音源で、驚くほど力感のある音だったこと。これが非圧縮の24ビット96ヘルツという品質で無料ダウンロードできるというのは、凄い時代になったものです。

 
オーディオというと、中高年の金満家おじさんがやる衰退した趣味、というのが一般的な見方なのかもしれませんが、PCを活用すると、比較的少ない予算でも高音質を楽しめる。
しかも、多様な機材を組み合わせる楽しみもある…ということで、業界にとっては将来性のある分野かもしれません。
もっともON爺さん、かならずしも「手軽で安価になる」ことが第一とは考えておられないようで、「趣味としての領域や楽しみが広がる」ことを主眼として話しておられましたが。


ちなみに私、ネコパパはここ数年、EDIROLのUA3FXという古い機材を使って、アナログ盤をCDにしたり、各種音源を組み合わせて効果音を作ったりして、パソコンの音いじりをしてきました。しかし、音出しはヤマハの小さなアクティブスピーカーで行っていて、オーディオには接続していません。でも、こういう会に出ると、ちょっと、やってみたくなりましたね。
 
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コメント

コメント(2)
No title
ON爺さんには、私もお世話になっております。
PCオーディオを始めたきっかけが、ON爺さんのHPに偶々訪問したことでした。
是非、トライしてみて下さい。(^^

Kapell

2010/08/20 URL 編集返信

No title
そうでしたか。ON爺さん、その筋ではそうとうに知られた方なのですね。影響力もすごそうです。
私はオーディオのことは基本的にさっぱりなのですが、音楽を楽しみつつ、時々は考えたりすることがあります。趣味としてのアプローチの仕方が、ますます多様化しているのですね。面白いことです。

yositaka

2010/08/21 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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