NML・主要交響曲再生ランキング④

いつもお世話になっているナクソス・ミュージック・ライブラリーが、2023年の主要交響曲再生ランキングというのを発表しています。このストリーミング配信は、メジャーレーベルからもたくさんの音源を配信していますが、ただ一つ、ソニー・ミュージックが契約していません。そのため、同社が擁するソニークラシカル、RCAの2大レーベルが抜けているんです。そのため、ワルター、トスカニーニ、ヴァントなど、かなりのメジャー指揮者が抜けることになります。ただ、そのために結構ユニークなセレクションになるという面白さがあります。
ここからちょっと抜粋して引用したいと思います。

今回は、チャイコフスキー、ラフマニノフ、シューマン、メンデルスゾーン。

チャイコフスキー
  交響曲 第4番 ヘ短調 Op. 36
・NHK交響楽団/アシュケナージ
https://ml.naxos.jp/work/5892227
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4524671
・シカゴ響/ショルティ
https://ml.naxos.jp/work/8427654
・レニングラード・フィル/ムラヴィンスキー
https://ml.naxos.jp/work/4330531
・ウィーン・フィル/アバド
https://ml.naxos.jp/work/10074047

交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4524672
・NHK交響楽団/アシュケナージ
https://ml.naxos.jp/work/5893436
・ロンドン響/マルケヴィチ
https://ml.naxos.jp/work/9013605
・ボストン響/小澤征爾
https://ml.naxos.jp/work/6164037
・バイエルン放送響/メータ
https://ml.naxos.jp/work/10023281

交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 Op. 74
・ウィーン・フィル/ゲルギエフ
https://ml.naxos.jp/work/4338471
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4524673
・バイエルン放送響/ヤンソンス
https://ml.naxos.jp/work/6175418
・ニューヨーク・フィル/バーンスタイン
https://ml.naxos.jp/work/4518261
・ウィーン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4524673

チャイコフスキーはこのランキング。全体として、聴かれるべきものが聴かれているという印象です。
ネコパパが一番好きなのは第4番なんですが、世間では第5番があっとあう的人気ですね。その第4番のトップがアシュケナージ/N響というのが意外です。こんなCDあったのかな、と思って確認したら、EXTONから出ていたんですね。N響監督時代に録音したものの一つでしょう。もしかして、録音クオリティからの関心かも。第5番でも、このコンビは2位につけています。
その5番ですが、4番に比べてなかなか個性的なランキングです。この曲を生涯愛好したムラヴィンスキーが膨大な録音を残しているのに、それは1枚も入っていない。5位のメータ/バイエルンも初めて見る録音です。これはBR自主制作レーベルに入っていて、ライヴ録音とのこと。
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第6番「悲愴」は、意外性のないランキングですね。ウクライナ戦争でその動向が云々されているゲルギエフが1位なのは、暗示的と言えましょうか。あと、カラヤンが2枚も入っている。信頼のブランドみたいなものでしょう。
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ラフマニノフ
交響曲第2番 ホ短調 Op. 27
・キーロフ管/ゲルギエフ
https://ml.naxos.jp/work/
・ロンドン響/ラトル
https://ml.naxos.jp/work/8519605
・仙台フィル/山田和樹
https://ml.naxos.jp/work/6037738
・デトロイト響/スラットキン
https://ml.naxos.jp/work/381269
・東京交響楽団/ノット
https://ml.naxos.jp/work/7970816

交響曲第3番 イ短調 Op. 44
・デトロイト響/スラットキン
https://ml.naxos.jp/work/2615748
・フィラデルフィア管/ネゼ=セガン
https://ml.naxos.jp/work/10137278
・フィラデルフィア管/ラフマニノフ
https://ml.naxos.jp/work/8662711
・日本フィル/ラザレフ
https://ml.naxos.jp/work/6036107
・サンクトペテルブルク・フィル/ヤンソンス
https://ml.naxos.jp/work/1276085

ラフマニノフは2番の人気が急上昇していますが、3番までランキングされているのはユニークですね。
確かに未完成ながら、これは2番に劣らない魅力作です。まだ人口に膾炙されているとは言えませんが…
2番、トップはゲルギエフ。根強い人気です。
でも、個人的に聴いてみたいのは、山田和樹とかノットとか、日本のオーケストラの演奏です。
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日本でも演奏回数が格段に増えてきましたから。これは2枚ともEXTON。ネコパパは、朝比奈翁やノイマン、マーツァルといった主力指揮者のの没後は、このレーベルのCDをあまり買っていない(高い)んですが、精力的に活動を続けているようです。

シューマン
交響曲第1番 変ロ長調「春」 Op. 38
・モラヴィア・フィル/北村憲昭
https://ml.naxos.jp/work/3188630
・シュターツカペレ・ベルリン/バレンボイム
https://ml.naxos.jp/work/9808242
・ウィーン・フィル/バーンスタイン
https://ml.naxos.jp/work/4485605
・ロベルト・シューマン・フィル/ベールマン
https://ml.naxos.jp/work/580096
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/8384757

交響曲第3番 変ホ長調「ライン」 Op. 97
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/8384759
・アカデミー室内管/マリナー
https://ml.naxos.jp/work/90500
・シュターツカペレ・ベルリン/バレンボイム
https://ml.naxos.jp/work/9808269
・ウィーン・フィル/バーンスタイン
https://ml.naxos.jp/work/4485607
・ミュンヘン・フィル/エラス=カサド
https://ml.naxos.jp/work/9480611

シューマンが1番と3番だけというのはなあ。全4曲、落とせないと思いますよ。で、第1番の1位が、またも登場の北村氏。NMLにはこの人のファン層がいるのかな。
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4位はフランク・ベールマンという人。オケがシューマン・フィルというのがなんだか凄い。レーベルは超マイナー曲専門のCPO。
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傑作の「ライン」には、マリナー/アカデミーという、こういう曲には違和感のある名コンビです。
ヘンスラー・レーベルなので、おそらく放送録音でしょう。掘り出し物か。
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最近の人ではエラス・カサド。これは聴き応えがありそうな予感がします。
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次は、メンデルスゾーン。

メンデルスゾーン
 交響曲 第3番 イ短調 「スコットランド」 Op. 56
・ロンドン響/アバド
https://ml.naxos.jp/work/9999749
・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管/コンヴィチュニー
https://ml.naxos.jp/work/8684890
・フィルハーモニア管/クレンペラー
https://ml.naxos.jp/work/7547998
・ニューヨーク・フィル/バーンスタイン
https://ml.naxos.jp/work/9824702
・ロンドン響/マーク
https://ml.naxos.jp/work/8537221

交響曲第4番 イ長調「イタリア」 Op. 90
・ロンドン響/アバド
https://ml.naxos.jp/work/4351686
・ベルリン・フィル/マゼール
https://ml.naxos.jp/work/9842062
・ハンガリー国立管/ネーメト
https://ml.naxos.jp/work/139927
・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管/ノイマン
https://ml.naxos.jp/work/10030491
・フライブルク・バロック・オーケストラ/エラス=カサド
https://ml.naxos.jp/work/6066295

「スコットランド」「イタリア」の2曲の選択は順当でしょうねえ。ネコパパも、正直言って他の曲はめったに聴かないです。
そしてランキングも至極順当ですね。「スコットランド」4位のバーンスタインがちょっと異色感があります。これ、NMLに未加入のソニー、旧米コロムビア録音を、チェコ・プラガがパブリックドメイン音源として発売したものなんですね。ご覧のように、作曲者も演奏家も脈絡のないセレクションなのですが、なぜこれが?
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「イタリア」は面白いランキングです。3位のジュラ・ネーメトは、久々に名前を聞きました。ハンガリーのフンガロトン盤で、かなり古い録音のはずです。ジャケットデザインも、いかにもCD初期の古風なものです。今見ると、ノスタルジーを感じます。
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それからノイマン指揮ゲヴァントハウスも、よく考えると、あれ、そんな録音あったっけ?ちょっと思い当たりません。
それでリンクを当たってみたら、ノイマンとクルト・マズアが抱き合わせになったコンピレーション盤の1曲で、「イタリア」はノイマンではなマズア指揮でした。これは昔からエテルナで出ていたものです。
こういうミスもあるんですね。
そして5位にはまたも、エラス・カサドの名が。この人、随分脚光を浴びているようです。


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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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