NML・主要交響曲再生ランキング②

いつもお世話になっているナクソス・ミュージック・ライブラリーが、2023年の主要交響曲再生ランキングというのを発表しています。このストリーミング配信は、メジャーレーベルからもたくさんの音源を配信していますが、ただ一つ、ソニー・ミュージックが契約していません。そのため、同社が擁するソニークラシカル、RCAの2大レーベルが抜けているんです。ただ、そのために結構ユニークなセレクションになるという面白さがあります。
ここからちょっと抜粋して引用したいと思います。

まずはハイドン。

ハイドン
交響曲第94番 ト長調「驚愕」 Hob.I:94
・デンマーク室内管/A. フィッシャー
https://ml.naxos.jp/work/10020463
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4693248
・ルーヴル宮音楽隊/ミンコフスキ
https://ml.naxos.jp/work/448518
・バイエルン放送響/ジュリーニ
https://ml.naxos.jp/work/108388
・フィルハーモニア・フンガリカ/ドラティ
https://ml.naxos.jp/work/4461897

交響曲第101番 ニ長調「時計」 Hob.I:101
・18世紀オーケストラ/ブリュッヘン
https://ml.naxos.jp/work/4848515
・ヨーロッパ室内管/アバド
https://ml.naxos.jp/work/9977724
・ロイヤル・コンセルトヘボウ管/アーノンクール
https://ml.naxos.jp/work/2173175
・フィルハーモニア管/クレンペラー
https://ml.naxos.jp/work/1468945

何と、たったの2曲です。ストリーミング配信でも、いや、だからというべきか、人気の度合いがはっきりわかるのかもしれません。
アダム・フィッシャー、アンタル・ドラティの二人は、ハイドンの交響曲全集を録音している数少ない指揮者。ブリュッヘン、アーノンクールも良く取り上げていました。ネコパパの一押しは、クレンペラー、ワルター,クナッパーツブッシュらが少ない得意曲として残したヒストリカル音源を別にすれば、比較的新しいミンコフスキに惹かれます。「驚愕」の驚かせ場面なんて、あまりにも衝撃的で、何度も聴きたくなってしまいます。
ハイドンでは、ほかにも、トーマス・ファイやアントニーニの演奏もいいと思いますが、なぜか入っていませんね。いや、この2曲は録音されていないかも。
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次はシューベルト。これも2曲だけですが、しょうがないかな。5番もいいのに。嬉しいのは昔ながらに「未完成」を第8番、「グレート」を第9番と表記していること。

シューベルト
 交響曲 第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759
・ウィーン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/9853863
・フライブルク・バロック・オーケストラ/エラス=カサド
https://ml.naxos.jp/work/10085181
・コンセルトヘボウ管/メンゲルベルク
https://ml.naxos.jp/work/9976691
・ベルリン・フィル/メリヒャル
https://ml.naxos.jp/work/8423296
・ウィーン・フィル/C. クライバー
https://ml.naxos.jp/work/9055806

交響曲第9番 ハ長調「ザ・グレート」 D. 944
・ベルリン・フィル/ラトル
https://ml.naxos.jp/work/1198399
・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管/ブロムシュテット
https://ml.naxos.jp/work/
・チェコ・フィル/コンヴィチュニー
https://ml.naxos.jp/work/9882067
・シュターツカペレ・ドレスデン/テイト
https://ml.naxos.jp/work/9965104
・コンチェルト・ブダペスト/ケラー
https://ml.naxos.jp/work/9868674

「未完成」は良い録音が多いですが、びっくりしたのはアロイス・メリヒャル指揮の1935年の録音が入っていることです。戦前、ドイツの映画音楽を中心に活躍した人で、ナチスに近い人物でした。SP時代には、よく知られた名曲を多く録音し、ポリドールから国内盤も発売され、外袋にも写真入りの広告が出ていたくらいでしたが今では忘れられた人物です。そんな指揮者の音源が注目されているとは。
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また、第1位のカラヤンも、おなじみのDG盤ではなく、珍しい1962年のライヴ録音です。

「グレート」は、概ねオーソドックスなセレクションですが、アンドラーシュ・ケラーという人は知らない。2017年録音の新しい盤です。これは興味を惹きます。
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次はブラームス。

ブラームス
交響曲 第1番 ハ短調 Op. 68
・ベルリン・フィル/アバド
https://ml.naxos.jp/work/9964663
・バンベルク響/フルシャ
https://ml.naxos.jp/work/9664002
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4426764
・ウィーン・フィル/バルビローリ
https://ml.naxos.jp/work/10004215
・ルツェルン響/M. ザンデルリンク
https://ml.naxos.jp/work/10034454

交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4447332
・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管/ブロムシュテット
https://ml.naxos.jp/work/8533833
・ベルリン・フィル/アバド
https://ml.naxos.jp/work/9965287
・ウィーン・フィル/ジュリーニ
https://ml.naxos.jp/work/4464642
・ルツェルン響/M. ザンデルリンク
https://ml.naxos.jp/work/10034464

交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
・中部フィル/秋山和慶
https://ml.naxos.jp/work/
・日本センチュリー響/飯森範親
https://ml.naxos.jp/work/5741921
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4447331
・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管/ブロムシュテット
https://ml.naxos.jp/work/9344805
・アカデミー室内管/マリナー
https://ml.naxos.jp/work/92766

交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
・ウィーン・フィル/C. クライバー
https://ml.naxos.jp/work/4464679
・ベルリン・フィル/カラヤン
https://ml.naxos.jp/work/4447333
・ベルリン・フィル/ラトル
https://ml.naxos.jp/work/1260333
・ロンドン響/ハイティンク
https://ml.naxos.jp/work/6750788
・シカゴ響/ショルティ
https://ml.naxos.jp/work/8342151

概ねまっとうなセレクション。ネコパパなど、ブラームスと言えばクルト・ザンデルリングの名前がとっさに浮かぶのですが、世代交代か、彼の名前はなく、息子のミヒャエル・ザンデルリンクの名前が入っているのが面白い。
また「第3番」のベスト2が、秋山和慶、飯守範親の二人というのもいいですね。日本人のベテランと若手が揃いました。
しかし全体にドイツのモダンオケが強いのは、ブラームスはやはりそういう音楽と考えられているからでしょう。
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あと一人、ドヴォルザーク。やはりこの2曲に絞られますか。7番もいいのに。

ドヴォルザーク
 交響曲 第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
・チェコ・フィル/セル
https://ml.naxos.jp/work/3143352
・ロンドン響/C. デイヴィス
https://ml.naxos.jp/work/6718098
・ミュンヘン・フィル/ケンペ
https://ml.naxos.jp/work/9933420
・ロサンゼルス・フィル/ドゥダメル
https://ml.naxos.jp/work/9603829
・フィラデルフィア管/サヴァリッシュ
https://ml.naxos.jp/work/10239661

交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op. 95
・チェコ・フィル/アンチェル
https://ml.naxos.jp/work/8264757
・ベルリン・フィル/アバド
https://ml.naxos.jp/work/4450717
・フィラデルフィア管/サヴァリッシュ
https://ml.naxos.jp/work/10239643
・ボルティモア響/オルソップ
https://ml.naxos.jp/work/7500524
・チェコ・フィル/ターリヒ
https://ml.naxos.jp/work/9934598

「第8」のトップ、セル指揮チェコ・フィルは昔のSP?と思ってしまいますが、あれは「新世界」でした。これは近年発掘された1962年ルツェルンでのライヴ。良い演奏で、一般に知られている晩年のクリーヴランド管弦楽団を指揮したものよりも好きです。
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最近のではドゥダメルとオールソップ。聴いてみたい。
「新世界より」では、ターリヒの古いモノラル録音が根強い人気を保っています。
これ、ネコパパがカラヤンのEMI盤に次いで買った2枚目の「新世界より」のレコードで、いまも変わらぬ愛聴盤です。みんな大好きなはずのケルテス/ウィーン・フィルがないのは、ちょっと意外です。

マリン・オールソップ指揮 ボルティモア交響楽団

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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