ジャズで一夜を

4月某日
今宵はジャズの一夜。
豊橋のライブハウス『チェロキー』で、友人のsige君とbassclef君が演奏。
 

二人の音楽は年輪を経てますます熟成を深める。
bassclef君のベースは一音一音の音の伸びがなめらか。音の運びは管楽器のメロディラインを思わせる。歌心いっぱいのベースだ。
対するsige君のサックスは、学生時代のダイナミックで、体力勝負という印象からすっかり変って、音色を大切にじっくり奏でるスタイルに変っている。30年の蓄積は大きい。
ドラムスのtake君とギターのnao君は、二人とも20代の好青年。
丁寧で楷書風の演奏で、親子ほど年の離れた「おじさんデュオ」に加わる。
カルテットになると、音楽にウェストコーストの風が吹く。
 
ヴォーカルのkeyさんは、本来このレギュラー・コンボのリーダーだが、当夜はゲスト参加。華やかな中に一抹の哀感が漂う歌声。英語の響きっていいな、とふと思った。
 
当夜の演奏曲目。編成、ちょっとあいまい。
 
EverythingHappens to Me(デュオ)
Blues(カルテット)
Stardust(カルテット+ヴォーカル)
Lover ComeBack To Me(カルテット+ヴォーカル)
Misty(サックス、ベース、ドラムスのトリオ)
SpringSamba (カルテット)
Oleo(カルテット)
All Blues(デュオ)
Barbados(カルテット)
That's all(カルテット+ヴォーカル)
You'd BeSo Nice To Come Home To(カルテット+ヴォーカル)
A Child IsBorn(トリオ)
Mr. P. C. (カルテット)
Old Forks(デュオ)
 
ジャズ・スタンダードの名曲がずらりと並ぶ、

贅沢な時間が、あっという間に過ぎていく。
最初はやや力んでいると感じさせたsige君のサックスも、
Oleo」あたりからのびのびと楽しげに歌い始めた。やったね。
 
Misty」と「You'dBe~」は、私がメールでリクエストした曲。
「古い友人からのリクエストです」とわざわざ紹介していただいたのが照れくさい。後者ではkeyさんのヴォーカルまで加わって、気分はヴァン・スヴィーテン男爵だ。
 
ライブハウス『チェロキー』は古いビルの二階で、70畳というたっぷりとした広さがある。
音響効果も良好。うるさい感じがまったくないのは、当夜の演奏と会場の相性がぴったり合った結果だろう。
名録音エンジニアのMさんが全曲を収録。どんな音で聴けるのか、これも楽しみだ。
 
お客さんはほぼ満員で、音楽好きの人々が集うにぎやかな場となっていた。
やっぱり、聴衆は多いほうがいい。これだけの音楽を知り合いだけで聴くのはもったいない。…というわけで、興味をもたれた方はぜひ足をお運びください。
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コメント

コメント(8)
No title
今晩は。昨日は聞きに来てくれてほんとにありがとう。「ともに語るように演奏する」。今回自分に言い聞かせたテーマでした。でも、やはり力みが出てしまって。bassclef君のベースも一週間前とは語り口の違う「物語り」を感じさせるソロだったように聴きました。きかいがありましたらまたぜひ。

toy**ero

2010/04/25 URL 編集返信

No title
やあ、yositakaくん!昨晩は・・・楽しかったです。真ん前で熱心に聴いてくれて、ホントに嬉しかった。さっそく詳細な演奏曲目と共に素敵なレポートをアップしてもらってありがたいです。演奏の方は、まあ・・・まだまだ力みがちでいつまで経ってもオトナになりきれない部分を露呈してしまいましたが、これでも昨年9月の1回目よりは多少、良くなってるんですよ(笑)
あの日、たまたまセレクトしたA Child Is Born・・・君がこの曲をよく知ってて「好きな曲」だと判って、とても嬉しかったですよ。あの曲には、なにか祈りのような雰囲気があって・・・静謐さの中に秘めた情感・・・みたいなものを表したい・・・というような難しい曲ですが、本当にいい曲です。
yositaka君、ありがとう!

bassclef

2010/04/25 URL 編集返信

No title
昨夜はほんとうにすばらしい一夜でした。
bassclef君にもsige君にも、そしてメンバーすべての皆さんにも、ブラボー!です。

仏陀のことばに「犀のように歩め」というのがあって、鶴見俊輔先生によると
「犀の鼻先の角は中に骨がなく、一生成長を続ける。この言葉は、汝、自身に対して灯火となれ、という意味で、仏陀は自分の角をしるべとして一人歩む犀の姿をあるべき人に例えた」とのことです。

二人の楽器は、まさに犀の角、灯火としての音楽。そんなことを思い浮かべながら聴いていました。次回も期待しています。

yositaka

2010/04/25 URL 編集返信

No title
私もその夜にカルテット&VocalのJazzに酔いしれた一人です。
素敵でした~o(^-^)o
もっともっと
聴きたかった~♪
・・・だけど、聴けた私は幸せ者です~p(^^)q

これからも
体力と時間が許す限り
思う存分、奏で歌っていただきたいですね~。

突然の投稿失礼しましたm(__)m

har*h*ru*omop*

2010/04/27 URL 編集返信

No title
har*さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
人と音楽のつながりは本当に不思議です。
リズムは鼓動
旋律は感情…
音楽があるだけで、そこには人と人とを結ぶ広場が生まれるようです。
また、どこかの広場でお会いしましょう。

yositaka

2010/04/29 URL 編集返信

No title
でました。
当日のライヴ録音(私家版CDR)です。
録音名人のMさんが、臨場感豊かな音質で当日の演奏を再現しています。これを聴くと、ある意味、当日以上に細部が明らかになって、また別の味わいが生まれますね。何度も繰り返し聴いています。

yositaka

2010/05/14 URL 編集返信

No title
YOSITAKAさん、いつも心を込めてsigeの演奏を聞いてくれて、ほんとに感謝します。日一日と覚えてた音が消え去り、「こける」ことが多い昨日今日ですが、ていねいに心をこめた演奏ができるよう、精進していきます。Mさんの耳は演奏の奥まで聞いていらっしゃり、恐いです。

toy**ero

2010/05/16 URL 編集返信

No title
聴けば聴くほど、「温かい演奏だなあ!」と思います。
今度一緒にMさんのスタジオを訪問しましょう。

yositaka

2010/05/17 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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