サロンは「エジソン蓄音機」から始まった。

覚王山にある多目的レンタルルーム「すぺ~すR」で開催された、蓄音機サロンの報告です。主催・解説は井上マスター。参加者は18名でした。ネコパパも、レコード係&スライド係としてお手伝いしました。
テーマは「蓄音機の魅力を楽しむ」。
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当会場で開催される初めての蓄音機サロンということで、まずは歴史的蓄音機の再生から始まりました。シリンダー型の蝋管レコードが再生するのは、ベートーヴェンの「田園交響曲」冒頭。ギャルド・レピュプリケーヌ吹奏楽団による吹奏楽編曲版です。今も活動する有名な団体ですが、弦楽器の録音がまだ困難だった1900年から1906年の時期に、楽長ガブリエル・パレスの編曲指揮で多くの録音を残したとのこと。これもその一つと思われます。
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でもこれは、本当に「田園」?リハも含めて3回目でやっと「うーん、たしかにそのようだ」とわかるくらいです。録音の歴史はここから始まった、というのがよくわかります。皆さんの注目が集まったところで、プログラムの開始となりました。
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第1部はHMVのポータブル蓄音機102(1931年発売)とビクトローラ1-80を交互に使用。井上マスターが巧みな弁舌でお客様を引き付けている間に、ネコパパは針の付け替え、ゼンマイ巻き、レコードの交換をして「ではお聴きください」でさっと針を落とします。なかなか順調です。
状態の良好なSP盤ばかりで、どれも良好な再生音。ペシェのサックス、ジン・クルーパのドラムス、スタン・ケントンをバックに歌うジューン・クリスティの、高音で震えるハスキー・ヴォイスの魅力はとりわけ印象的でした。
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コーヒー・タイムをはさんで後半は、スライドで名場面を見ながらの映画音楽集。今度はネコパパはスライド係でパソコンにつききりなので、井上マスターは蓄音機を操作しながらの解説で大変…なはずなのに、ときには脱線して面白い話になるので、時間はついつい伸びてしまいます。
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印象に残ったのは、ダイナ・ショアの歌った「エターナリイ」と、ジュディ・ガーランドの「スワニー」でした。ダイナ・ショアはネコパパ幼少期、家にあった数少ないレコードの一枚だったので、ちょっと思い入れがあるのです。
一方のガーシュインの名曲「スワニー」は、アル・ジョルスンの歌でヒットしたのですが、今回のは映画「スター誕生」の一場面でジュディの歌ったもの。この映画も、中学生のころにTVで見た記憶があります。ヒロインの成功物語よりも、ゴージャスな歌とステージの場面にハリウッドらしさを感じたものです。
パソコンのスライドショーは、きっちりと曲の時間に合わせてまとめられた素晴らしいセレクションで、サロンの雰囲気を大きく盛り立てることに成功していました。

このサロンは今後も定期的に行われます。次回は「すぺ~すR」の誇るオーディオで村上春樹セレクションを聴く会になる予定。これは楽しみです!
(写真提供:ITさん)
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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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