わにわにのおでかけ

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福音館2004.9.1

表紙には、大きな黒いがま口を持った、わに。鋭い目に、とがった歯。ちょっとこわいな。

よるです。
へやのでんきもきえました。
わにわには ねむれません。
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わにわには、木造の平屋建ての家にすんでいる。
畳の上でねていて、枕元にはうず巻きの蚊取り線香。天井には傘のついた白熱電球。
人の気配を感じて窓を開けると、みんな、どこかに行くようです。
「ついていこう」
ずり ずり づづづ
ずり ずり づづづ
身体を引きづるような音を立てながら、人々についていく、わにわに。
虫の声がして、草のにおいがします。
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そこは縁日。出店をみて、きんぎょすくいをして、花火をみて…
ふうせんを手にぶら下げたわにわには、いえにかえっていきます。629079854.jpg

おしまいの言葉は
ねむたい わにわに
ねむるときも、手に結び付けたふうせんは、そのままです。

わにが主人公なんて!と顔をしかめる方もおられるかも…でも、子どもとまったくかわらない、わにわにの絵本をいっしょに読み合っているうちに、、この姿とイメージが、ちいさな子どもにぴったりなのがわかってきます。大きな口は、旺盛な食欲、金色に光る眼は、なんにでも気持ちが惹かれる好奇心、
そしてなによりも、子どもと同じ、視点の低さ。子どもはどこにいったって、わにわにとおなじように、
ずり ずり づづづ
なんですよ。

ネコパパは娘に連れられて、爬虫類カフェに行ったことがあります。
トカゲもワニもヘビも、よく見ると可愛らしい。触ってみると、冷たくてさっぱりしていて、清潔感があるんです。わにわにの絵本を読んでいると、そんな手触りの気持ちよさが思い出されます。
大人にとっては、自分の狭い価値観を壊してくれる一冊になるかもしれません。

わにわにはシリーズ化されて、5冊あるそうです。うちの本棚にはもう一冊「わにわにとあかわに」がありました。台所で出会ったちいさなあかわにに、プリンをたべさせたり、おふろにいれたり、いっしょにひなたぼっこをしたりするわにわにが描かれて、こちらもすごく楽しい絵本です。
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コメント

コメント(2)
偶然ですが
今月から、やっと某図書館での読み聞かせボラが再開しまして、
(コロナで1年半、中止していました)
そこで読む1冊が「わにわにのおふろ」です^^)
洗面器をかぶってシャワーをマイク代わりに歌うわにわに、私、大好きなんです(笑)

ユキ

2021/10/11 URL 編集返信

yositaka
Re:偶然ですが
ユキさん
読み聞かせボランティア、再開おめでとうございます。「わにわにのおふろ」は、シリーズ第1作ですね。こどものとも年少版 2000年6月号が初出、単行本化は4年後なので、難航したのかもしれません。うちの孫たちはみんな大好きです。きっと大成功ですよ!

yositaka

2021/10/11 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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