ウィーン・フィル 奇跡の来日公演、11日間を追うTV番組。

こんなTV番組が放送されるというので、予約録画して視聴した。


『ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 2020年 来日公演 奇跡の11日間を追う』

昨年11月、新型コロナウイルスの感染拡大で音楽イベントの中止が相次ぐなか、ウィーン・フィルはチャーター機で来日し、4都市8公演(北九州・大阪・川崎・東京)のツアーを成功させ、クラシックファンのみならず、社会的にも大きな話題を呼び起こした。
来日直前にはウィーンでの銃撃テロ事件が起こり、楽団員にとっても、いろいろな意味で大きな精神的負担を抱えながらの海外渡航となった。宿泊施設とコンサートホールの移動以外は外出もできないという大きな制約を強いられるなか、感染者を出すことなくツアーを完遂した彼らの11日間にわたる日本滞在を追ったツアードキュメントが、7月11日にBS日テレで放送される。
ツアーに参加したワレリー・ゲルギエフ(指揮)、楽団長ダニエル・フロシャウアーらのインタビューも交え、彼らの想い、そしてどのように公演を実現へと導いたのか、ツアーの裏側を密着取材。クラシックファンにとって見逃せない内容となっている。

■番組名:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 2020年 来日公演 奇跡の11日間を追う

BS日テレ
7月11日(日)16:00〜17:00
出演:ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
   ダニエル・フロシャウアー(楽団長)ミヒャエル・ブラーデラー(事務局長) 他
制作著作:株式会社ビデオプロモーション


追記 7/23に再放送があるようです。

ナレーションは美辞麗句、団員コメントは社交辞令が多く、ほとんど記憶に残るものはなかったが、ヒンデミットとの初来日時、満場の聴衆の前で演奏する貴重な写真が見られたのは収穫。また、来日演奏会では万全の感染対策を講じたうえで演奏に関しては妥協なく、ステージ上でのディスタンスは考慮しない通常配置での演奏を貫いたことには、団の気骨を感じた。

音楽は断片的なもの。サントリーホール以外の公演はステージ写真で済ませたのは残念。北九州や名古屋での演奏会の様子もぜひ動画で見せてほしいと思った。
演奏された曲は部分だがドビュッシーの交響詩「海」、R=シュトラウスの「英雄の生涯」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、チャイコフスキー「悲愴」、ヨハン・シュトラウス「ウィーン気質」、それに堤剛をソリストに迎えてのチャイコフスキー「ロココ風主題による変奏曲」など。
ドビュッシーのテロップでは間違って「牧神の午後への前奏曲」のタイトルが出たり、「英雄の生涯」で、「ウィーン・フィルお得意のシュトラウス」というナレーションが出たのは、何となく違う気がするし…と、突っ込みどころはいろいろとあったが、楽しめる番組だった。
演奏はあまり頭に残っていないが「火の鳥」の「カスチェイの凶悪な踊り」から「終曲」までの濃厚なアゴーギクは、いかにもゲルギエフらしいものだった。堤剛のチェロも渋い光沢があって、ウィーン・フィルとうまく溶け合い、曲がよいものに聴こえた。

追記 曲の誤記は訂正記事が出ました。再放送では直っているでしょう。

ついでといってはなんだけれど、最近ネコパパがいいと思ったウィーン・フィルのCDを挙げておきたい。それにしても、近年、このオーケストラの新録音は激減してお正月と夏の定例ライヴを除くと数えるほどしかない。どうしてもヒストリカル物が多くなってしまう。
この分野では、メディアに力を入れている、ライバルのベルリン・フィルに水をあけられていると思う。頑張ってほしい。

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コメント

コメント(2)
7月23日の再放送・・・録画予約しました
このような番組知りませんでした。情報ありがとうございます。
音楽は断片的なものとは言え、興味ありです。
我が家のテレビは1週間後の予約録画もできるので、たった今、録画の予約を完了しました。

<近年、このオーケストラの新録音は激減してお正月と夏の定例ライヴを除くと数えるほどしかない。どうしてもヒストリカル物が多くなってしまう>…確かにおっしゃるとおりですね・・・

HIROちゃん

2021/07/16 URL 編集返信

yositaka
Re:7月23日の再放送・・・録画予約しました
HIROちゃんさん
民放でこういう番組をやるのは最近珍しい。1時間枠CM入りではまあこんなものかと思いましたが、NHKのクラシック番組なんか見ないという人も多いので、貴重な番組でした。すぐ再放送が決まったのもよかったですね。

クラシックのCDは近頃はマイナーレーベルに魅力作が多いようで、費用も掛かるメジャーオケの企画は難しくなっているのでしょう。
ウィーン・フィルは…ジョン・ウィリアムズのような企画もいいけれど、本当はもっと本格的な録音が聴きたくなります。
出ているじゃないか、という人がいるかもしれないけれど、個人的になんとかマンさんの指揮は苦手なんです。ネルソンスやネゼ=セガン、パーヴォ・ヤルヴィ、そしてできればクルレンツィスとの録音が欲しいのです。

yositaka

2021/07/16 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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