続・老舗レコード店の終焉

先日5月5日に話題にした、名古屋・栄の老舗レコード店閉店の件です。
昨日の朝日新聞夕刊に大きく取り上げられました。夕刊購読者も激減しているそうなので、これも歴史の一コマと思って貼り付けておきます。
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記事が大きいだけでなく、わざわざ地図まで添付して来店を増やそうとしているところに、記者の店への強い思い入れが伝わってきます。
そして、貴重なのは開店当初のモノクロ写真ですね。大きな毛筆字体の「邦楽」の表示、白抜きの「カレッジポップス」「流行歌」の表示も懐かしい。
1965年(昭和35年)の段階では「歌謡曲」よりも「流行歌」が一般的だったんですね。そうすると、毛筆体の「邦楽」というのは、三味線尺八といった「純邦楽」のことかもしれません。「流行歌」のコーナーには若い女性客が多く、奥の方にスーツ姿の中年男性の姿が見えるのは、クラシックコーナーがあるのかな。昔の記憶をたどっても、ちょっと一致しない。もうちょっと鮮明な写真が欲しかったなあ。

記事の内容も興味深い。新曲の発売時には小林幸子や島倉千代子も来ていたんですね。2000年代になっても在庫2万枚、集客一日二千人とは…名古屋人は、地上よりも地下を好むモグラのチカちゃん一族だし、この店はその地下街のほぼ中心にありましたし。「音楽堂で会いましょう」…と、待ち合わせの場所にもなっていたかもしれません。

音楽のサブスク化が急激に進む中で、コロ難儀が追い打ちに。
「音楽の友」の記事には、サブスク販売は、レコード会社に空前の利益をもたらしているとありました。そりゃそうだ。月1000円で聴き放題の文句に誘われて、膨大な利用者が集まっているのですから。それなら市井で音楽業界を盛り立てた大恩あるレコード店に少しは還元してほしいものだ…とネコパパは思ってしまいます。
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yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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