老舗レコード店の終焉。

5月4日、ひさしぶりに名古屋栄にアヤママと出かけ、行きつけの「倉式珈琲」のあとサカエチカを散策しました。
すると、
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ひとつの風景のように当たり前に存在していた、おなじみのレコード店の閉店のお知らせを目にしました。
音楽堂_ABB1e6Akf.jpg
ここは、昭和28年創業のお店なんです。ネコパパの生まれる前からここにあってね。
いまはCDが半分、後の半分は音楽関係のグッズのコーナーになっているんですが、昔はもちろん、レコードだけだったんですよ。
ネコパパは音楽に関心が向いた中学生の頃からしばしば覗いていました。
その当時の写真を探しましたが、ネットでは出てきません。代わりにお店の雰囲気を伝える別の場所の写真を探し出しました。
2021-05-05 (2)
東京らしいですが、こんな様子でしたよ。
オールジャンルでしたが老舗だけあってクラシックも豊富にありました。右端に中学生らしい学生服の少年が写っていますが、ネコパパもきっとこんな感じでレコード漁りをしていたんでしょうなあ。
時代の趨勢とはいえ、物寂しいことであります。

閉店は今月末とのことで、CDは30パーセント、グッズは50パーセントの値引きになっていて、コロナ禍ではありますが、結構な人出でした。
こんなのをおみやげに買ってきました。大事に使おうと思います。
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コメント

コメント(16)
昭和ですもの
中高生だった頃の私には「1枚のレコードを買う」ことは、
それはそれは、ドキドキでワクワクで、もの凄い愉しみでした。
ジャケットのデザインにウットリして、大事に大事にそーっと開けて、
中に入っている歌詞カードも決して曲げたり折ったりしないよう・・・。
レコードは「宝物」でした。子供には、高価なモノだったし。
スマホに繋いだイヤホンで聴くのが当たり前の若者には、
きっと、永久に味わえない、聴く前からの高揚感と幸せ。

ユキ

2021/05/05 URL 編集返信

サカエチカですか?
ひょっとすると三越~中日ビル近くの角地ですか?
最近はCD離れが進んでいますから、本屋がアマゾンさらにデジタル版に駆逐されるのと同じような現象かと。モノ離れできるものはそうなっていくのかな。

モノにこだわるぼくは、まだまだLPです。ネコパパさんのSPはさらにすごいなと思いますが、そのうち音楽がすべて自宅ではスマホ、パソコンからとなるとしたら寂しいと思います。しかし、そうなるのかなあ。

そういえば、丸栄の跡はどうなっているのでしょうか?

シュレーゲル雨蛙

2021/05/05 URL 編集返信

yositaka
Re:昭和ですもの
ユキさん
全くそのとおり。小学生の時に初めておこづかいで買った「鉄人28号」のソノシート以来、レコード買いはネコパパにとってずっと「ときめき」です。LPを買いだした頃はオイルショック3年前で、ジャケットも贅を尽くしていました。
もっとも、今の若い世代は私たちの想像が及ばない別の「贅沢」がきっとあるのでしょう。

yositaka

2021/05/05 URL 編集返信

yositaka
Re:サカエチカですか?
シュレーゲル雨蛙さん
そこです、そこです。あの店はCDなんて影も形もない頃から、名古屋の音楽好きの「止まり木」のような場所でしたよ。あんまり大勢の人が見たり試聴したりするので、ビニール袋もくしゃくしゃになっていました。
そんなわけで、はっきり言うとCD時代になるまでは、警戒してあまり買わなかった記憶があります。
丸栄といえば、あそこで定期的にやっていた中古レコード市は充実していましたね。閉店後は企画を引き継ぐデパートはなく、これも寂しいです。跡地は再開発が完成するはずがコロ難儀で遅れ、跡地にできる商業施設の開業時期は予定の20年末から21年11月にずれ込むようです。で、更地にしたあとずっと工事中です。

yositaka

2021/05/05 URL 編集返信

昭和の風景?
こういうタイプのお店が今まで続いていたことのほうがむしろ“幻想的”です。
関西圏では、大月楽器、ワルツ堂など、もう何年前に消えたでしょうか…。

> ジャケットも贅を尽くしていました。
そういうレギュラー盤は買えなくて、東芝のセラフィムや、フォノグラムのグロリア・シリーズなどを狙うばかり。
殺風景なシリーズ統一のジャケット ― よさもあったんですが ― に、辟易していた覚えもあります。

ただ、現在も東京では、クラシックの中古CD(LPを求める人も)では、ディスクユニオン各店は、品揃えも客足も活発です。

「古本屋」は、ネット上はともかく、実店舗はほんとうに用がなく、仕事先の最寄り駅に早く着きすぎた時の時間潰しのみです。

自分は“モノ離れ”してはおらず、しかし、モノを削ぎ落し、ネットで吟味し、店舗で漁って買っていた時より、ずっと欲しいものを手に入れている感じです。
本は、ぼつぼつまた大量処分、でしょうか。日本古典文学大系とか、売れないので資源ゴミです。

へうたむ

2021/05/06 URL 編集返信

微訂正;;
モノを削ぎ落し、ネットで吟味し、店舗で漁って買っていた時より、ずっと欲しいものを手に入れている感じです。
  ↓
モノを削ぎ落し、ネットで吟味するようになり、店舗を回るのを楽しみにして漁って買っていたかつてより、ずっと欲しいものを手に入れている感じです。

へうたむ

2021/05/06 URL 編集返信

聴かせる老舗
音楽堂さんも閉店ですか…売り場も縮小していましたね。
パソコンだけでなくスマホもデータ保存のマイクロSDXCが1テラに対応していますし、Wi-Hi光ネット通信も使い放題ですのでデジタル音源のCDが、売れなくなった要因の一つですかね?
地下鉄の座席に座ている10人に9人がスマホを握っています。
写真のご夫婦は、オリエンタル中村(三越)から松坂屋の通りにあったレコード店で父と母が姉のSP童謡レコードを購入したのかもしれないと想像しています。
ヤマハ楽器、愛曲楽器、ヤマギワ等は、すでに本業に撤退していますし老舗?で頑張っているのは全国チェーンの新星堂を除けば、名駅の玉音堂しかなくなりました。
CD・DVD店も映画館と同じように衰退していくのですかね現物で確認しないと気が済まない私のような団塊世代には、寂しい限りです。昔は、専門店で説明(聴き)をしてもらい量販店(中古店)で買う人もいましたけれど・・・。

チャラン

2021/05/06 URL 編集返信

yositaka
Re:昭和の風景?
へうたむさん
>東芝のセラフィムや、フォノグラムのグロリア・シリーズ
そうそう、ネコパパも随分お世話になりました。豪華ジャケットはアンセルメの「白鳥の湖」、メータの「惑星」など、キングレコードのお家芸でした。一方コロムビアはワルターの「田園」「未完成」、スークのベートーヴェン、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲など豪華ジャケット+詰め込みで勝負。買えなくてもレコード店で見るのが楽しみだったのです。
「ネコパパ氏も物があるねえ」と庵を訪れた友人に言われました。
へうたむさんにくらべて収納は幾分恵まれていますが、物理的でなく心の収納のほうが大事ですよね。削らないと…とは、思います。

yositaka

2021/05/06 URL 編集返信

yositaka
Re:聴かせる老舗
チャランさん
オリエンタル中村と聞くだけで時間が昭和に引き戻されます。あの金のカンガルーはどうしたのでしょう。
>ヤマハ楽器、愛曲楽器、ヤマギワ…
お世話になりましたね。とくにヤマギワは高校生時代通学ルートだったので、試聴も随分させていただいたのです。個人的には柳橋辺の三悦蓄音機商会と、広小路の名曲堂。三悦には番頭さんみたいな古参の女性店員がおられて、なんでもご存知という感じでした。
名曲堂は、のちに楽器だけになりましたが、1970年頃はソファに座って試聴できるクラシック専門の別室があったのです。なぜかドイツグラモフォンのカット盤が置いてあり、定価4000円だったクーベリックの「復活」を1500円くらいで購入した覚えもあります。

yositaka

2021/05/06 URL 編集返信

半世紀前の記憶
みっちは学生時代はずっと名古屋で過ごしたので、当然ここも知っているはずなんですが、どーも記憶が定かでないです。そもそも栄地下街なんかでレコードを買ったという記憶がありません。(笑)
覚えているのは、中日ビル1階のトヨタのショールームにあったトヨタ2000GTのエンジンとか。ヤマハがチューンした6気筒DOHCエンジンの、結晶塗装の美しいカムカバーに見とれていました。(中日ビル自体がもうないですね−笑)オーディオでいえば、矢場町にあった仲野無線とかカトー無線とか。もう、みんな無くなっちゃったんでしょうけど。

みっち

2021/05/06 URL 編集返信

yositaka
Re:半世紀前の記憶
みっちさん
名古屋人は地下街が大好きですからね。栄というとまず地下を思ってしまいます。そのせいか、地上の風景には無頓着で、名古屋駅から栄に至る広小路は随分風景が変わっていますが、取り壊して更地になっているのを見ても、以前の光景がなかなか頭に浮かんできません。
もっとも、街の光景というのも個人個人の独自の視点が生み出したもので、車にもオーディオにもあまり興味のなかった私には、みっちさんの体験も共有できないんですね。100人いたら100の別の光景があるということなのでしょう。

yositaka

2021/05/06 URL 編集返信

レコード 記録 記憶
東北旅行中に寄道したレコード店やオーディオ店、そしてジャズ喫茶が、大震災で流されたり被災で閉店しました。
想像ですが、名古屋大空襲の時に、SP盤や蓄音機を扱っていた店舗、また楽器(蓄音機)部品メーカーが被害にあったのでは?
天災、戦災、宗教災、そしてデジタル災で、貴重な文化遺産に影響が及ぶことを考えてみました。

美術研究室アトリエキノチッタ

2021/05/07 URL 編集返信

yositaka
Re:レコード 記録 記憶
ひきこ杜さん
店舗やまた楽器(蓄音機)部品メーカーの空襲被害についてはおそらくあったでしょうが、資料が確認できません。
ただ、かつて名古屋にはレコード会社がありました。「アサヒ蓄音器商会」です。
1925(大正 14)年に名古屋市東区大曽根に設立され、商標にツルのマークを使用したことから「ツルレコード」の愛称で呼ばれていました。日本初の電気吹込みレコードで成功し、大正末期から昭和期にオールジャンルのレコードを発売し、名古屋音楽文化の興隆を担っていたそうです。2 代目・神野金之助は名古屋放送局理事長で、その後、名古屋鉄道社長も務めました。
戦時中は軍歌などを発売していたようですが、1943(昭和 18)年に閉鎖されたとのことです。SP時代になくなってしまったこともあり、この会社について知ったのはつい最近のことです。近年、有志の手で復刻盤制作や記録の発掘が行われているようで、今後の進展を注目しています。

yositaka

2021/05/07 URL 編集返信

音楽堂
初めまして。
先日はブログにご訪問頂き、ありがとうございました。
音楽堂、閉店しちゃうんですね。
栄地下に行くたびに(寄らなくても)当たり前に存在していた
お店でした。

一つの歴史が幕を閉じるような…そんな感じがします。
時代の流れとは言え、寂しいですね。

絵里奈

2021/05/09 URL 編集返信

yositaka
Re:音楽堂
ようこそ絵里奈さん。
よろしければ次回コメントの折にでも、ブログのURLも入れていただけると嬉しいです。ネコパパは今は名古屋市民ではなく敬老パスもないのですが(怨
まあ小学生時代から自分の庭のようにしていたので、感慨もひとしきりです。でも、変化するのが街の本質、変化が止まるのは衰亡しかないのですから、これも仕方がないのでしょう。残念ながら昭和30年代の資料は、なかなかネットには上がっていないのが実情です。私たちの年代には、そうした過去の痕跡を残していく責任もあるようですね。

yositaka

2021/05/10 URL 編集返信

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2021/05/11 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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