名古屋アマデウス室内管弦楽団、熱演の「プラハ」。

4月4日、ネコパパはコンサート鑑賞。
sige君とK君のご厚意による招待です。いつもありがとう。
origin.jpg
毎回楽しみにしている、名古屋アマデウス室内管弦楽団の定期演奏会ですが、昨年第12回はコロ難儀で中止となり、今回は全く同じプログラムでのリベンジ公演となりました。

最初は「エクスルターテ・ユビラーテ」。
「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」などと訳されている作品で、往年の名画『オーケストラの少女』で子役ディアナ・ダービンが、ストコフスキーの指揮で歌って一躍有名になりました。
ネコパパも、歌をソロとした協奏曲のような形式の新鮮さと、第3楽章「アレルヤ」の可憐さがあいまった魅力作として、大いに愛好する一曲です。
序奏から早めの心地よいテンポでスタートするも、ソリストの音程は今ひとつで、声もやや暗め。しかし、ゆったりした第2楽章に入ると、穏やかな曲想が染み入るように歌われ、第3楽章は雲が晴れたような晴れやかな歌を聴くことができました。
第2楽章冒頭のレシタティーヴォのオルガン伴奏は、指揮台のすぐ後ろに置かれたポジティーブオルガンを、指揮者の中村暢宏が「弾き振り」していました。

続くは、ピアノ協奏曲きっての有名曲、第21番ハ長調。こちらも冒頭から颯爽としたテンポで進行します。
ピアノの吉田友哉は、体格のいい腕達者で、演奏も、叙情的に語るというよりは、直線的にガッツリ鳴らす楷書風モーツァルト。カデンツァは自作で、音が細かく飛び跳ねるダイナミックな技巧曲。全体にザッハリッヒな直球勝負という印象で聴きばえは十分。アンコールでは一転、静けさの際立つ左手用の小品を演奏してコントラストを作り出す。

休憩を挟んで3曲目。ハイドンの初期の交響曲で、第2楽章からはフルート、オーボエがソロ楽器として活躍するコンチェルタントな佳曲でした。第3楽章のメヌエットが終わって、疾走するフィナーレを期待していたら、なんと、これで終わりという人を食ったようなつくり。拍手しそびれてしまいました。プログラムを先に読んでおけばよかったけれど、ネコパパはコンサートの前に活字情報は入れたくないのです。

最後はお気に入りの名曲「プラハ」。
第1楽章と第3楽章は提示部の反復あり。中村暢宏の指揮は全プログラムの中でも特別に気迫がこもったもの。左側後方のコントラバスと、対向配置の第1、第2ヴァイオリンの掛け合いを明瞭に聞きわけられる、聴き応え十分な演奏でした。

最後の指揮者あいさつでも、練習時間が取れない中での苦心の開催についてコメントがありました。確かにアンサンブルは完璧とは言えない部分もありましたが、メンバーの「この状況下でも伝えたい音楽がある」という意志は、客席までしっかりと伝わってきたように思います。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメント(1)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

-

2021/04/06 編集返信

コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR