ネコパパ、怪獣酒場でジャミラの苦渋を噛み締める。

3月末、およそ10ヶ月ぶりに埼玉の娘一家の家に滞在しました。
伊勢湾岸・新東名・圏央道、片道5時間を愛車スージーで走破し、およそ10ヶ月ぶりに孫のテンコとコリコにも再開。
ネコパパ、大満悦です。

ただ、例のコロ難儀の心配もあって、孫を連れての外出は、おいそれと外出はできません。
せいぜい近所の散歩、買い物、ランチを楽しむくらい。
一度だけ、コリコをアヤママに任せて、娘テンチョウ、テンコ、ネコパパの三人で新橋ま出ました。

目的地は「怪獣酒場」。

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どういう場所なのかというと…
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ウルトラ怪獣をコンセプトとした飲み屋なんです。
コロ難儀でしばらく閉店していましたが、3月下旬から営業再開。このところウルトラマンにすっかりハマっている娘親子(正確にはテンチョウとテンコ)は行きたくて、ウズウズしていたようです。
実は、娘宅からはかなり離れていて、西武線・山手線をのりついで2時間近くかかるのですが、それでも行きたかったらしい。それで3人で9時に出て、11時の開店10分前になんとかたどり着いたのでした。
入店前にお馴染みの手の消毒をするのですが、三面怪獣ダダをイメージしたユニフォームの店員さんに「ウルトラ戦士や地球防衛軍の方がかけると溶ける、特殊な消毒液です」と脅かされました。
うーんそう言う液体、「ウルトラQ」でたしか出てきたな。「第19話 2020年の挑戦」だ。

店内の様子です。
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酒場といっても昼だし、最寄駅までは愛車スージーを使っているので、アルコール類はいけません。そこでネコパパ、ジンジャエールと一緒にこんなのを注文しました。
旗が立ってますが、お子様ランチではありません。
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お料理の名前は「ジャミラの想いVer.2『国際平和会議・タコライスを破壊せよ!』」
ダダ風の店員さんが「このジャミラ型スプーンでぐちゃぐちゃにしてお召し上がりください」との口上付きで持ってきました。
おお、感涙の趣向です!

…といっても、ご存知ない方もおられるか。

これは、昭和42年12月放送の「ウルトラマン」(初代)「第23話・故郷は地球-棲星怪獣ジャミラ登場」が元になっているんですね。
実相寺昭雄監督、ウルトラマンシリーズの中でも屈指の名篇とされている作品です。
水のない惑星に取り残された地球人の宇宙飛行士が、過酷な環境を生き延びで怪獣に変身。
彼は宇宙飛行の失敗を隠蔽した地球への復讐心に駆られて、透明宇宙船で地球に舞い戻り、国際会議場を襲撃する…というストーリーでした。
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その事実を知りつつも、本部命令によって「退治」しなければならないという、科学特捜隊員の葛藤と、ウルトラマンの放つジェット水流に斃れるジャミラの姿に、哀愁が色濃く漂う。
当時白黒テレビでリアルタイムで見ていた小学生のネコパパ、当時は「なんだか、うっとおしい話だなあ」と思うばかりでしたが、妙に記憶に焼き付く話だったのは確かでした。

まさかそのジャミラも、登場してから55年後にタコライスのネタにされているとは、思いもよらないことでしょう。
残念ながらこの作品が伝えようとした「不都合な事実を隠蔽してなかったことにする」権力構造の問題は、今も全く変わっていません。
そんなことを思いながら、ネコパパも苦渋と辛味をたっぷりと味わったのでした。

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コメント

コメント(6)
ウルトラセブンですが...
BS2で日曜日の朝に4K版ウルトラセブンの放送が始まりました。同じウルトラシリーズでも地球上で人類の持つ疚しさ、原罪を問うウルトラQやウルトラマンに対して、宇宙からくる悪を退ける人類という楽天性は否めないのですが、正直に言うと懐かしかったです。

シュレーゲル雨蛙

2021/04/05 URL 編集返信

yositaka
Re:ウルトラセブンですが...
シュレーゲル雨蛙さん
SF的な完成度とクールな雰囲気では、セブンがダントツだと思います。
地球防衛軍のメカや発着シーンも印象的でした。
でも、意識してアクションシーンを減らし、ストーリー重視をしたため、視聴率は減り、予算も使い尽くして、後半はかなり辛いものになってきました。
今見ると、ダンとアンヌのカッコよさが際立っていましたね。ちょっと再見したくなります。

yositaka

2021/04/05 URL 編集返信

リアルタイム世代です~。
あ、…ウルトラの話になると、長く(いつでもか;;)なりそうで;;。

6年前にテレビを棄てて以降、映像は YouTubeのみですので、公式・違法アップともども、しばらく“ウルトラマン漬け”になっていた へうたむでございます~。

『ウルトラQ』以下、3シリーズ、リアルタイム視聴でした。
『帰ってきた…』以降の昭和ウルトラは、市川森一も嫌った、スポ根&ファミリー路線、それに映像・音楽などの稚拙さで、ほぼ見ていません。
平成以降のは、映像・特撮がずいぶん洗練されたのを、YouTubeで確認しました。

> ウルトラセブン‥‥人類の持つ疚しさ、原罪を問うウルトラQやウルトラマン
> に対して、宇宙からくる悪を退ける人類という楽天性は否めない by 雨蛙さん
私の誤読を恐れますが、ウルトラセブンこそ、「人類の疚しさ」に最も迫ったストーリーを提示していたのではなかったでしょうか:
ja.wikipedia.org/wiki/ノンマルト

> スプーンでぐちゃぐちゃにして…
XOCの本部だと思って、とか(炎上~;;)。

ところで、お孫さんとママの写真の1枚上、ジャグラスジャグラーさんではないでしょうか。ウルトラマンオーブで登場、最近のシリーズでは、もはやウルトラマン側で活躍するヒーローです。
「ウルトラ戦士‥‥に知らせるのはやめましょう」 → 意外に、オーナーは光の国出身のベリアルさんだったりして^^。

もうご存じと思いますが、“まろ”さんの語るウルトラセブン:
https://www.youtube.com/watch?v=xKdisoekdhY
なんで『皇帝円舞曲』が続くのか、私、浅学にて未詳…。

> 辛味をたっぷりと味わったのでした。
最後は、お冷で〆、ですね、ジャミラだけに^^。

では。
※引用URLが長いせいか、右が切れるので、編集しました。

へうたむ

2021/04/06 URL 編集返信

yositaka
Re:リアルタイム世代です~。
へうたむさんも、ウルトラ初期世代でしたか。こだわりありますよね。
ウルトラマンとセブンは、監督・脚本家の作家性がかなり出た作品が多かったので、どの話を見るかで印象は違ってくるはずです。セブンにも、楽天的な勧善懲悪のエンタメもかなりありました。なんでもありなところがのちにマニアックに支持され、当時の視聴者は当惑したのだと思います。
ジャグラスジャグラーのことは娘から聞かされましたが、最近のは随分と凝ったストーリーで、昔の視聴者ごと取り込もうとする意欲が現れていますね。
このお店、展示されてい大型フィギュアは、定期的に入れ替わっているようです。
また、もうひとつの川崎店はメニューや趣向も違っているらしく、機会があればぜひそちらにも出かけてみたいと思いました。

「皇帝円舞曲」は、最終話「地球最大の侵略」前後編の一話前、団地が住民ごと宇宙人のものに入れ替わるという内容の、第47話「あなたはだあれ」のエンディングに使われていて、再放送でそれに気づき「あれっ」と思った記憶があります。
リアルタイムで見ていた頃は、このあたりでつまらなくなって、見るのをやめようかと思っていましたが、次がもう、最終話前後編でした。
当時のドラマは1年52本、セブンが49本で切られたのは視聴率低下と予算が限界だったことらしいですが、残る予算を使い切った最終話は、感動的な作品になりました。

yositaka

2021/04/06 URL 編集返信

今度見てどうなるか、ご意見ありがとうございます
ネコパパさんのコメント欄をお借りして先ずはへうたむさんに。
じつは、ぼくはネットで動画を見る方をあんまりしていなくて、また、今まで再放送を見る機会もなかったので、小学校以来の再会です。だから、小学校時代の遠い記憶で言っているので、来週から見続けてどういう印象を持つのか、楽しみです。ウルトラセブン=宇宙人退治というイメージがあったので。宇宙人とちゃぶ台挟んで対話していたのウルトラマンじゃなかったのでしょうか? というくらい遠い記憶なんです。へうたむさんのコメントを読んで、ひょっとするとセブンだったの? と考え始めました(答えはぐぐらないで、再放送見て知ることにします)。
今まで、BS東テレでのフーテンの寅さん全作見てきていたのですが、これからセブンかあ。20代、30代とテレビを持っていなかったし、若いころは受信料を払うほどの余裕もなくまた目をこわすのが怖くて、家族ができてからは家族が見ていてもなるべく見ないで(もっぱらスピーカーからの音楽を聴いて)いたのですが、もう、いいかって気になってきて・・・・・・。テレビもヘッドフォンも解禁。見られるうちに視て、聞こえるうちに聴く、に方向転換しつつあります。

シュレーゲル雨蛙

2021/04/06 URL 編集返信

yositaka
Re:今度見てどうなるか、ご意見ありがとうございます
シュレーゲル雨蛙さん
小学生以来ですか。私は子供が小さい頃に再放送されたのを何度も見たので、記憶が更新されています。それになにより、リアルタイムで見ていた小学生時代は、怪獣図鑑の類を何冊も買ったり、ソノシートも買ったり、少年マガジンの特集記事には漏らさず目を通したりと、とたいそうな怪獣ファンでしたので、今も結構思い出せるのです。
日曜日の放送、見てみましょうか。アヤママにまた、何度同じもの見てるの!と言われそうですが。

yositaka

2021/04/06 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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