スウィトナー指揮のモーツァルト「魔笛」に酔う。

ひさびさに「魔笛」の録音を聴いた。
オトマール・スウィトナー指揮ドレスデン・シュターツカペレのCD、1970年の録音で、この曲の優れた演奏として高い評価を得ているのは、半世紀を経ても現役盤であることからして、明らかだろう。

聴いたきっかけは、へうたむさんの記事。
最近この曲のDENON盤CDを入手されたという。確かに、これが最初に出たのは、独オイロディスクと契約していた日本コロムビア=DENONからで、もちろんLPとしての発売だった。指揮者スウィトナーがNHK交響楽団の名誉指揮者に就任したのは1973年、以後は日本の音楽ファンには馴染みの音楽家となったが、この盤が出た頃はまだ「知る人ぞ知る」存在だった。
でも「魔笛」のレコードは評価されたと思う。
ネコパパがこれを聴いたのは、就職後まもなくの1980年代前半で、初めてCDになったばかりの頃だ。
購入したのではない。豊田市駅前に移転する前の、旧・豊田市立図書館にCDコーナーができたばかりの、まだ架蔵も僅かな頃に借りたのである。

序曲の音の張りからして、これは絶好調のスウィトナーだと思った。
ドレスデンの音色の良さや、リラックスしてのびのび歌うソリストたちの魅力は、まさに評判通りのものだったが、ネコパパの感動はスウィトナー自身の曲への熱い没入と過不足のない凛とした気迫の存在から生まれるものと感じられた。
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自分でこのCDを買ったのは、かなり後だった。借り聴きしてから10年もあと、名古屋栄のタワーレコードで、RCAレーベル2枚組の輸入盤として廉価で出ていたのに、つい飛びついた記憶がある。
喜んで聞いたのだが、以前聴いたDENON盤とは印象が違った。明らかに同じ演奏だというのに、これはどうしたことだろう、あまり心に響いてこないのである。
そのころはもう「魔笛」は、スウィトナーがベルリン国立歌劇場を引き連れて行った公演も聞いていたし、他にも感動的なディスクや映像作品に多く触れたせいで、特にスウィトナー盤でなくても、という気分に至っていたのかもしれない。RCA盤はほとんど聞き返すこともなく、棚の肥やしとなった。

その関心を呼び覚ましたのが、今回のへうたむさんの記事だった。
そこに書かれていたのは、DENON盤とRCA盤の大きな違いである。
まず、演奏時間。わずかに後者が遅いという。
音作りも違う。セリフが妙に強調された後者に対して、適度なバランスに収められた前者。へうたむさんはDENON盤に軍配をあげたようだ。
なかでも傑作なのは、2枚を同時に再生すると、DENON盤が遅れてくることを、演奏時間の測定実験によって実証されていることだ。
方法は、二台のCDプレーヤーを同時に鳴らして違いを確認。さらに盤を入れ替えてもう一度試すという、疑問の余地なしの念の入れようである。
へうたむさんの探究心と実行力には驚くばかりだ。
こんな実験をしたのは、世界で彼一人かも知れない。快挙である。

ネコパパはRCA盤しか架蔵していないから、もとよりそんな比較は無理なのだが、とにかくもう一度聞いてみようと思い立った。
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すると、どうだろう。
聴けば聴くほど、演奏の素晴らしさが身にしみてくるのである。
オーケストラの音色、ことにソノリティの高い木管の美しさ。歌手にはばらつきがあると言われていたが、指揮者の指示か、オペラ的な技巧を少しも目立たせない歌唱が、モーツァルトの世界にぴったりと合って、何とも言えない夢心地を醸し出ている。
歌手では、タミーノのペーター・シュライアーがすばらしい。パミーナのヘレン・ドナート、夜の女王のシルヴィア・ゲスティも涼やか。3人の童子を歌う少年合唱団も清純。もっとも、歌手が不揃いという評価は昔からあって、パパゲーノのキュンター・ライブは線が細すぎ、テオ・アダムのザラストロは威厳がなく、ヴィヴラートが不自然とか、よく言われた記憶があるけれど、そんなに悪いのだろうか。二人とも「普通にいい」と思うが…

というわけで、音質どころではなくなってしまった。
でもまあ、言えるのはこのRCA盤、エテルナ録音の味わいや奥行はあまり感じられない。
そもそも、制作がエテルナ=ドイツ・シャルプラッテンとオイロディスクとの共同であることも、ブックレットには一言も書いてない。録音データは1970年録音、とこれがすべてだ。
ジャケットデザインや装丁に、音源への愛情が感じられず、それもネコパパが敬遠した一因だったのかもしれない。
機会があれば、RCA以外の他社盤との比較ができればと思う。エテルナ、オイロディスク、日コロムビア、ベルリン・クラシックスと、版権がめっぽう複雑なのが困るのだが。

あと、言い忘れたけれど、演奏時間の違いは、マスターテープの問題というより、再生に使用したテープデッキの回転速度の違いによるものかも…と、ネコパパは直感的に思った。
オープンリールの機器はとにかくデリケート。
昔、日本のRVCに仏エラートレーベルが移籍した際、既発の日本コロムビア盤の音のニュアンスがどうしても再現されず、旧式のステューダーA80という、エラート社が録音に使った機器をメンテして、やっと満足できる音になったという話を思い出した。確か新聞記事だった。
アナログ時代は、録音機のピッチの問題がよく起きた。有名なものでは、マイルス・デイヴィスのジャズアルバム「カインド・オブ・ブルー」の一件がある。
RCAと日本コロムビアの再生装置は当然違うだろう。そもそも、東独エテルナのオリジナル機器は何だったのだろうか?
へうたむさんの言われるセリフの強調。今回の試聴ではネコパパはそんなに気にならなかった。でも、全体のピッチが高くなればセリフも当然高い声になるはずだ。へうたむさんの鋭敏な耳には、その違いが聞き取れたのかもしれない。


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コメント

コメント(22)
不思議です
このスウィトナー「魔笛」は録音・演奏とも素敵だと思っています。歌手だけとれば、綺羅星のごとくプリマを揃えた同時期のクレンペラー/フィルハーモニア盤にはかなわないですけど、しゃっきとした音質と明確な定位はEMIにはない魅力ですし、スウィトナーさんの快調な指揮ぶり、スカッといたします。セリフがあるのもいいですね。

今回のへうたむさんの情報では、当該Denon盤の演奏時間は152分39秒とのこと。RCA盤は多少ばらつきはあるものの150分13秒あたり、誤差は1.6%でこれは大きな偏差です。これが曲間の無音部分の数え方などではなく、純粋に速度偏差のせいだとすると、1/4半音ほどずれてるってことですから。
ちなみに、かっての録音済みミュージックテープの基準は±0.5%だったそうです。テープレコーダー自体の速度偏差は(おそらく)±0.1%程度だったのでは。
面白いのは、1991年にDenonが発売したスウィトナー「魔笛」3CD組盤は150分33秒とのこと、すると演奏時間が長いのは、どうもDenonの1994年リマスター盤と、へうたむさんが買われた2006年のその再発盤だけのようです。

みっち

2021/03/23 URL 編集返信

yositaka
Re:不思議です
みっちさん
>1/4半音ほどずれてるってことですから…
それは大変。
もしそうだとしたら、セリフの部分もやや甲高く聞こえるって可能性は、十分考えられますね。へうたむさんが「台詞部分の音声レヴェルがやったら高い」とお聞きになるのも、その影響かもしれません。
アマゾンコメントにもピッチの高さが指摘されているといいますし、オリジナルのレコーダーの検証やら精密なピッチの確定が必要になってくるかも。
契約の関係でこの音源は、日本では、日本コロムビアからしか発売することができないはずです。なら、コロムビアさんの方で、そこをしっかり確認して欲しいですね。

yositaka

2021/03/23 URL 編集返信

みっちさん「ありがとう」
SP盤ビクトローラの片面盤 1910/4/9シューベルト セレナーデ「白鳥の歌」バイオリン:エルマンをただ機械式録音は、暗いなと感じ、かけるのを敬遠していました。
>誤差は1.6%でこれは大きな偏差です
「SPは、回転範囲に大きいなバラッキがある」を思い出し回転ピッチを1.5目盛り程上げてみましたら伸びのあるバイオリンに変わり切々たる思いを演奏しています。

みっちさん、回転調整の「仕事(楽しみ)が増える」ブッブツ(笑)そして「ありがとう」の感謝です。

チャラン

2021/03/23 URL 編集返信

yositaka
Re:みっちさん「ありがとう」
チャランさん
予測不可能な話題を振ってくるのが、チャランさんの面白さですな。
蓄音機やある種のレコードプレーヤーには、そのような速度調整機があって便利ですね。アナログらしいところです。でもCDにもそういうことができるのがあるんでしょうか。CDプレーヤーというのはその点ブラックボックスでいけません。趣味性が発揮しにくいところなんですが、そこをやるのがへうたむさんというわけです。

yositaka

2021/03/23 URL 編集返信

Re:みっちさん「ありがとう」
チャランさんのコメントは、超えてますねぇ、凄いです。(笑)
取りあえず、パラメータ増やして済みません、ということで。(^o^)

>そのような速度調整機があって...CDにもそういうことができるのがあるんでしょうか...

ちゃんとしたオーディオ機器ではあまり見かけませんが、CDラジカセみたいのだと、調整機能付いたのけっこうありますよ。もちろん目的は、へうたむさんの実験を実証するためではなく、語学練習用だと思いますけどね。ですから大幅に速度変えられます。(笑)
PCオーディオのソフトウエアでは、例えばみっちの使っているJRiver Media Centerなんかですと、機能豊富ですから、可能です。何の目的かは知りませんが(笑)、これは細かく調整できます。

みっち

2021/03/23 URL 編集返信

yositaka
Re:Re:みっちさん「ありがとう」
みっちさん
言われてみれば、そういうのありますね。学習用。合唱練習用にも使えそうです。PCのソフトウェアならもっと微調整ができるとすると「魔笛」の音源をいじって同じピッチに揃えることも可能なわけですね。揃えた上で、RCAとDENONの比較をすることも出来ることになります。へうたむさんならやるかも。

yositaka

2021/03/23 URL 編集返信

滝汗;; -1
おっと‥‥こんなに取り上げていただいているとは(汗;;)。

> こんな実験をしたのは、世界で彼一人かも知れない。
おっとと、この音源に関してはネット上に見かけませんが、この手法、2種のCD間や、CDとLPとで、けっこうやられてきたのではないでしょうか。

> 再生に使用したテープデッキの回転速度の違いによるものかも…
そしてその調整は、ピッチの調整・決定となってきます。
すでに知られている例としては、ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ:交響曲第8番、それからワルター/ウィーン・フィルのモーツァルト:交響曲第40番がありますね。
その他、SP復刻CDでも、この問題が出てきます。← チャランさんのご指摘の点です。

> 全体のピッチが高くなればセリフも当然高い声になるはずだ。へうたむさんの鋭敏な耳には、
いえいえ、絶対音感はありませんし、「鋭敏な耳」と言っていただくと嬉しいですが、実態は…;;。
やはり、台詞部分は、「ピッチ」より「音量レヴェル」の異様な高さが耳障りでした。

> 速度調整機があって便利ですね。アナログらしいところです。
> でもCDにもそういうことができるのがあるんでしょうか。by ネコパパさんリコメ
以前は、入門クラスには速度調整が付いていました。ピッチも連動して変わりますが、カラオケ用などでは、独立して可変なのもあったような。
今は TASCAMや DENON PROのスタジオ用CDPに付いています。

へうたむ

2021/03/24 URL 編集返信

滝汗;; -2
>> 1/4半音ほどずれてるってことですから…
> それは大変。 同上
う~ん、そういうことになりますか~;;。

> …揃えた上で、RCAとDENONの比較をすることも出来ることになります。
> へうたむさんならやるかも。
高性能リマスター・ソフトを使えるなら、DENON盤を買う必要はないんです。
ここまで物好きではありませんねえ~(滝汗;;;)。
今回は、DENON盤を採って、終わりにします;;。 m(_ _)m ‥‥しかしRCA盤を売ると、買った人に気の毒かなあ。

> 機会があれば、RCA以外の他社盤との比較ができればと思う。
中古レコード店を巡る方なら、日本コロムビアのLPセットを探されるもいいでしょう。
旧東独EternaのLPならなおいいでしょうね^^。

> この音源は、日本では、日本コロムビアからしか発売することができないはずです。
東独音源だからでしょうか。
Eurodiscの原盤というだけなら、ヨッフムの国内盤CD:
https://aucfree.com/items/s743110820
にも Eurodiscのロゴが付いていました。

ピッチの件はほんとうに情報がないんですが、この『魔笛』も含めた、スウィトナー/ドレスデンのモーツァルトのオペラからアリアを抜粋したCD:
https://www.amazon.co.jp/Opera-Arias-Prey-Suitner-Skd/dp/B000024XRL
に、
「The pitch of the orchestra is noticeably higher than A=440 .」
というレビューが入っているのが見えます。

へうたむ

2021/03/24 URL 編集返信

yositaka
Re:滝汗;; -1
へうたむさん
記事勝手に使わせていただきました。

>ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ:交響曲第8番
…こちらは初出のPHILPS盤のピッチが高かった。
>それからワルター/ウィーン・フィルのモーツァルト:交響曲第40番
…こちらも初出ソニー盤はピッチが高めで、後出のAltus盤は低め。

どちらも、ピッチを直したはずの後出盤の音質は、評判が今ひとつだったという共通点があります。
絶対音感と聞こえ方は関係ない気がします。そもそも、音量レベルとの大小と音の高低の関係も、考えてみると大変難しい課題です。

yositaka

2021/03/24 URL 編集返信

yositaka
Re:滝汗;; -2
へうたむさん
>しかしRCA盤を売ると、買った人に気の毒かなあ。
そこまではないでしょう。許容範囲ですよ。現にネコパパも楽しめましたし。売っても大丈夫です。

「 この音源は、日本では、日本コロムビアからしか発売することができない」その理由は、80年代に日本コロムビアが版権を買い取った音源だからです。
レーベル名がDENONになっているのは、原盤権が日コロムビアに移っているためです。当時買い取ったのは、オイロディスク、スプラフォン、エラートとの共同制作盤。度重なる版権移動に嫌気が差した日コロムビアの決断でした。当時の「レコード芸術」誌には「原盤永久買取」と報じられていました。
レーベルそのものを買い取ったわけではなく「一部の音源」なのが面倒なところで、エテルナで全集化されたものも日本では版権分割のため出せない事態が生じています。

yositaka

2021/03/24 URL 編集返信

日本コロンビア盤
ご無沙汰しています。

日本コロンビア盤LPを持っています。箱前面にはオイロディスクのロゴが入っていて,日本コロンビアの名はブックレットにしかありません。てっきり外国盤だと思ったら,箱裏に日本語が印刷してあるので驚きました。

それにしても,この盤のゲスティとシュライアーの歌にはまいりました。いろんな魔笛の盤の中では一番好きです。それ以来,モーツァルトのオペラと言えばテナーはシュライアーと自分の中で決まってしまい,いつもシュライアーと比較してしまうという悪いクセがついてしまいました。

リキ

2021/03/24 URL 編集返信

yositaka
Re:日本コロンビア盤
リキさん、おひさです。
80年ころ、原盤買取までは、日コロムビアは「オイロディスク」で出していました。当時の私たちは、東独エテルナが西側各社と提携して、実際にはエテルナの手で多くの録音を作っていたことなど知りませんでした。オイロディスクの前身はOPERAで、当初は東独音源の代理店、日本で言えば新世界レコードみたいなものじゃなかったんでしょうか。既にこの頃から、日本コロムビアから国内盤が出ていました。
この「魔笛」のベルリン・クラシックス盤CDは知りませんし、海外盤LPも見たことがありません。もしかしたら、当盤は日本だけで有名なレコードなのかも。だとしたらもったいない話です。
シュライアーは謙虚な人で、自分は東独だから通用したので、本来国際的な評価を受けるような歌手じゃないと、インタビューで言っていました。謙虚であって歌に献身的。だから誰にも彼のようには歌えないのかもしれません。

yositaka

2021/03/24 URL 編集返信

魔笛といえば・・・・
マリナー盤その他も手放し、ワルター、ベーム盤も手元にはありません。
宇野著作「奇跡の音楽を聴く」でノリントン盤クリスティ盤に触れてはいますが氏自身の著作でも1990年以降このスイトナー盤を挙げることは無かったように見受けられます。
わたしは『名曲とともに」の魔笛項で提出されたスイトナー盤を購入以降これが特別のものになって今に至りますね。
へうたむさん、yositakaさんのお話で出た劣化リニューアルして復活するCDの数は相当なもので流石に2枚に1枚とまで言わずともその落差に愕然とさせられる例には暇がありません。
ちょうど四十年前に友人の家で聴いたDGベームの29番やポストホルンのアナログLPの音の感激はついに二度と戻らず・・・
朝比奈のブルックナーともども日本コロンビアDENONマスターソニック/スイトナー/シュターツカペレ・ドレスデンの魔笛は濫用を慎みつつも大事に聴いているわたしの宝であることに変わりはありません。

老究の散策クラシック限定篇

2021/03/26 URL 編集返信

yositaka
Re:魔笛といえば・・・・
老究さん、おはようございます。
濫用を慎みつつも大事に聴いているお宝とのこと。私は今回初めて聞いたように新鮮でした。しかも、「劣化リマスター盤」のようなもので。
いずれにしても、出会いはいつどこにあるか、わかりませんね。
宇野功芳氏が当盤を評価していたことは、高校生の時から知ってはいましたが、だからといって、そうそう買えるものではなく、ワルターを聞くほうが優先でした。やはり縁が必要だとあらためて思う次第。
ロジャー・ノリントン指揮の全曲盤も架蔵はしていますが、これも長年棚の肥やしで申し訳ないことです。なにしろオペラを聞くこと自体が私には荷が重く、序曲だけでお腹いっぱいになってしまって…

リイシュー、リマスターのことはあまり神経質になられないほうがいいかと。加齢による自身の聴力後退を考えると、人のせいにはしない方が円満と思います。

yositaka

2021/03/27 URL 編集返信

Re:Re:日本コロンビア盤
>もしかしたら、当盤は日本だけで有名なレコードなのかも...

そうかもしれませんね。エテルナ原盤(LP)のジャケットを見たら、あれっ、これって見覚えがある、ベームの魔笛(Decca盤1955年)のジャケットと同じやん、と思いました。(笑)
https://www.discogs.com/Mozart-Die-Zauberfl%C3%B6te/release/8664915

これの元絵はカール・フリードリッヒ・シンケルの有名な絵なんですな。それにしても、ちょっと前に出ている有名盤とまったく同じデザインで行くというのは、当時としても、どうなんだろうかというところです。CDはRCA由来のものしかなさそうだし、いま海外現行盤には見当たらない、みっちが頼りにしているPenguin Guideにせよ、Gramophone Guideにせよ、ひと言も触れていない、ということで、まぁ「それなり」の扱いなんでしょう。その昔、日本は旧共産圏の東欧びいきでしたから、その影響もある気がします。

それはそれとして、スウィトナー「魔笛」のDenonマスターソニックでのリマスタリング盤、メルカリでまぁお安く出ていたのでつい手を出してしまいました。(笑)到着次第、Eurodisc盤との比較を決行する予定です。(爆)

みっち

2021/03/27 URL 編集返信

yositaka
Re:Re:Re:日本コロンビア盤
みっちさん
いやー、これがオリジナルジャケットでしたか。
どこかで見たと思っていましたが、言われてみれば、たしかにベーム旧盤でした。
この録音を日本に供給した西独オイロディスクと日コロムビアは長い付き合いでしたが、ここはもともと通販専門レーベルから出発したマイナーレーベルでしたからね。レパートリーは東独やロシアの演奏家とか、ロベルト・シュトルツ指揮のヨハン・シュトラウスやオペレッタ・シリーズとか、バンベルク交響楽団の一連の録音とか、渋いものが多かったと思います。
「レコード王国」日本だからこそ、国内盤として流通できたのかもしれません。

そして…みっちさんも、ついに日本盤Denonマスターソニックを入手されましたか。
聴き比べの記事が楽しみですねえ。

yositaka

2021/03/27 URL 編集返信

魔笛を愛するHIROちゃん・・・
魔笛を愛するHIROちゃんです。今では音源も20種類以上も集めてしまいましたが・・
このスイトナーの演奏も素晴らしい!

音源のピッチについてはわかりませんでした。
確かにそのようなものもありますね。だいぶ昔にフルトヴェングラーの第九だったか輸入LPでしたが、少しピッチが高いものがありました。同じ音源の他のものと比べると演奏時間が早かったので気が付きました。

HIROちゃん

2021/03/29 URL 編集返信

Re:魔笛を愛するHIROちゃん・・・
HIROちゃんさん
この盤を愛聴する方は多いのですね。ピッチの問題はなかなか面白く、今後の展開が楽しみです。
件のフルトヴェングラー第九は、米エヴェレスト盤のことと思われますが、これなんか実は音がいいとかで、キングがピッチを修正してCD化しています。何でもありの時代です。

yositaka

2021/03/30 URL 編集返信

エベレスト盤です。。。
<件のフルトヴェングラー第九は、米エヴェレスト盤のことと思われますが>
・・・そのとおりで、エベレスト盤です。だいぶ昔に購入したものです。

HIROちゃん

2021/04/01 URL 編集返信

yositaka
Re:エベレスト盤です。。。
HIROちゃんさん
実はこれ、私が初めて名古屋YAMAHAで輸入盤コーナーを訪れたとき発見したものです。当時日本コロムビアDXM盤が4000円で出たばかりで、輸入盤ならもっと安いとの噂を聞き、出かけると確かにそうでした。このエヴェレスト盤が980円、VOXターナバウト盤(音源は日コロと同じ英ユニコーン)が2枚組1400円。中学生としては400円の差は少なくなかったけれど、エヴェレストは擬似ステレオ表示で第3楽章が切れそう。それでターナバウトを選び、これが私の輸入盤買い初めになりました。エヴェレスト盤はいまだに中古店でよく見かけます。

yositaka

2021/04/01 URL 編集返信

EurodiscとDENON盤の比較結果
スウィトナー盤EurodiscとDENON盤の比較終了しました。やはり、Eurodiscのピッチは高すぎで、DENON盤が正しいのではないか、というのがみっちの結論です。へうたむさん流石です。
詳しくは拙ブログを参照ください。

みっち

2021/04/01 URL 編集返信

yositaka
Re:EurodiscとDENON盤の比較結果
みっちさん
記事を拝読しました。みっちさんの結論に同感です。
そして私も、ぜひDENON盤を聴いてみたいと強く思いました。
それにしても、へうたむさんの耳の鋭敏さは驚くばかりです。
結局、最高のオーディオとは機械でなく聴覚なのだということを、あらためて思い知らされますね。
ちなみに、膨大な音源を誇るナクソス・ミュージック・ライブラリーに、この「魔笛」はありません。
相当数のレーベルが参加しているとは言っても、やはりそれなりの派閥みたいなものはあるのかもしれませんし、日本は独特の音源を、独自のやりかたで有する音楽のガラパゴスなのかもしれないとも感じました。

yositaka

2021/04/01 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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