ネコパパ、エヴァンゲリオンの結末を見届ける。

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見てきましたよ。「鬼滅の刃」はTVでいいかなと思ったけれど、これはやっぱり映画館で見ないと。
前作「Q」から、8年以上過ぎてしまいましたが、スタッフも声優も、そしてファンの皆様もまだまだ多くご健在だったんですね。
TV版の「新世紀エヴァンゲリオン」の放送が1995年なので、もう26年目になるのですね。あの頃のアニメファンの熱に浮かされたような熱狂ぶりが懐かしく思い出されます。ネコパパも多忙な教員生活の傍ら、かなり熱心に追っていました。

ネコパパとしては、アニメと同年に連載開始、その後長い期間かかって2013年に完結した貞本義行の漫画版が、作者が近隣の高浜市出身という贔屓もあってお気に入りで、自分としてはあれが「エヴァ」なんですけど、やはりアニメにも関心はある。
ご存知の方も多いでしょうが、この映画は一旦完結したあとの「仕切り直し」なんです。謎と伏線を秘めたまま終結した「初号版」とちがって、話がよく見えて、作画のクオリティも高く、1作目、2作目までは順調でした。ところが前作である第3部は世界観がまるで変わってしまって先が読めなくなる。それは作り手側も同じだったらしくて、結局8年もかかってしまった。

でも、まあいいです。それだけ時間を掛けただけあった。
話の流れも戻ってきて、主眼は登場人物の過去や心情の描写にじっくり時間を割いたものになっていました。説明不足のものを観客が頭の中でいろいろ想像するのも面白いけれど、やはり一度は、作り手側がきちんと丁寧に、かゆいところに手が届くように描いてくれるのが一番いい。
これでやっと、ファンもすっきりと作品を愛することができるのです。

結末は決して意外なものではありませんが、ネコパパの大好物であるメカ同士の戦闘シーンは素晴らしく鮮やか。それが前半の、人と自然の調和した「生き残りの村」での生活ぶりと対比されるところなどは、スタッフの年輪が如実に感じられますね。
ここで人間の魂を持たない綾波レイ(のクローン)は、生きるための手仕事の中から少しずつ人の感情を見出していく。そして自分の「名前」を見つけたいと考えるようになる。
ネコパパがこの映画でもっとも惹かれたのは、前半のこのシーンでした。

それにしても25年か。ひとつの作品をこれだけ追って、最後の結末を見届けることなんて、もう残りの人生ではできそうにありません。
それでも、一日でも長く生きて、一つでも多くのものを見届けたい。今日は、ちょっとそんな気持ちになれました。


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コメント

コメント(2)
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
お気に入りの映画は中央の中央シートで観ると決めていますが、本日やっとその席のチケットが取れたので観てきました。
緒方恵美さんが「やっぱり、エヴァは、エヴァだった...(笑)」とツイートしたそうですが、そのとおりの映画でした。これでエヴァンゲリオンも終りかと思うと、とても感慨深いものがあります。
一番印象に残ったのは、第3村(アバンタイトル2からAパート)の、アヤナミレイ(仮称)がLCLに還元してしまうシーンで、これはとても切ないです。
新劇場版は、すべてBlu-rayで購入しているのですが、シン・エヴァンゲリオン劇場版はもう一度映画館で観たいと思いました。長い映画ですけれどね。

ハルコウ

2021/04/10 URL 編集返信

yositaka
Re:シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
ハルコウさん
やはりそうでしたか。
私も「第3村」のエピソードが最も印象的でした。NHKのドキュメント番組でも、さんざん苦労した様子が描かれていましたが、さもありなん。
次いでは、碇ゲンドウの過去がじっくり語られていくところ。
あれって、まさに庵野秀明の人生そのものですよね。
これまでは十分に客観化できなかった自己が、60歳になって、ようやく距離を持って表現できたということではないのかなと思いました。呪縛を開放した庵野監督のこれからの仕事がますます楽しみです。

yositaka

2021/04/11 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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