「クラシカロイド」パロディジャケットの元ネタ解答編

皆様、コメントありがとうございました。では解答編です。
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カラヤン指揮ベルリン・フィルのシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」1978年録音です。
ジャケットは覚えていましたが、曲目は全然記憶にありませんでした。
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マルタ・アルゲリッチの未発表だった1965年のショパン・レコーディング。未聴です。
この写真そのものは、アルゲリッチがショパンコンクールで優勝した時のライヴ盤でおなじみでしたね。コンクール時の写真だとすると24歳です。
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さて次は
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カラヤン指揮ベルリン・フィル「ワーグナー・アルバム」第2集。1974年録音。この演奏は素晴らしいですよ。ネコパパはカラヤンが苦手ですが、時々こういうのがあるから困るんです。
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マリア・カラスのベスト・アルバムです。これ、全然思い浮かばなかった。カラスのファンじゃないせいでしょうか。ところがつい最近、「カルメン」の全曲を聴いたところ、彼女の出番になると、スピーカーからずいっとせり出してくるような存在感があって驚きました。
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これはおなじみ、フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団、1951年録音のベートーヴェン第9交響曲です。大変印象的なデザインですが、これは日本東芝盤だけのオリジナルデザインです。現在はワーナーに移っていて、ジャケットもイギリス盤を踏襲しています。
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私には東芝盤の印象が圧倒的です。
でも、あれ?このパロディジャケットの発売元は、ワーナーのはずですが、特別に使用許可でもとったんでしょうか。

おまけ。パロディジャケットのレーベルは、ワーナーというより、旧EMIエンジェルのパロディと思われます。
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解像度が低くてわかりにくいですが、「クラシカロイド」版は、お皿に載ったギョーザ。
このアニメでは、ベートーヴェンのクラシカロイドは、ギョーザ作りに執心していて、いつでもどこでもギョーザを焼いているという設定なのです。
ダウンロード (1)
バイロイト第9のパロディー盤の法も、エンジェルマークのパロディと思われますが、画像が荒くて今ひとつ読み取れません。今度レコード店で見つけたら確認してみようと思います。いや、もちろん買いませんよ。
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コメント

コメント(2)
このパロディはけっこう愉しめましたね
マリア・カラスのジャケット、とくにインパクトがあるのですが、このワーナーのアルバムは2014年発売のオムニバス盤、他のに比べると、ずいぶん最近のアルバムです。カラスは何年、いや何十年前に亡くなってるんでしたっけ...
調べてみると、これのオリジナルは、1956年に撮られた白黒写真と思われます。カラスは籐椅子の座面(?)に肘を突いています。今までにも、いろいろな宣伝(Apple社のCMとか)に使われています。このオリジナルの白黒写真をベースに、デジタルで派手に彩色し、美肌や髪の毛の乱れの修正を施した、最新の「デジタル・リマスター版」のようです。(笑)

みっち

2020/06/27 URL 編集返信

Re:このパロディはけっこう愉しめましたね
みっちさん
もうすこし早く気づいていれば良かった。
アニメ放送から2年たっていますからね。
ネットをざっと見ても、当時パロディに気づいていた人はあんまりいなかったように思います。もしも大勢気づいてクチコミしていれば、クラシックファンも面白がって、売れ行きが伸びたかも。No3なんか、2枚組になっていて、元ネタのバイロイト第9の全曲がオマケについている。大変な力の入れようです。

マリア・カラスにはカッコいいカラー写真もあるのに、ベスト盤にわざわざ56年のモノクロ写真を使用したのは、全盛時代の存在感がアピールすると思ったのでしょうね。
でも、このCD、売れたのでしょうか。私の印象にはあまり残っていませんが…

yositaka

2020/06/27 URL 編集返信

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yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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