みっちさんのブログでこんなCDが紹介されているのを知りました。
これは面白い。
上は、2017年から2018年にかけてNHKで放送されたテレビアニメ「クラシカロイド」で使用された楽曲の「オリジナル・クラシック・ヴァージョン」、つまり原曲を収めたディスクの一枚。下は、クラシックファンにはお馴染みの、フリードリッヒ・グルダのソロ、ニコラウス・アーノンクール指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲第23番、26番のディスク。
じつにいいパロディになっているじゃありませんか。
ちなみに「クラシカロイド」とは、「楽聖」と称されたクラシック音楽の偉人をモチーフにした、ナゾの存在「クラシカロイド」が現代で巻き起こす様々な騒動と、彼らが奏でる音楽を超えた音楽・「ムジーク」を巡る謎を描く…という趣旨の、いってみればハチャメチャナンセンスで、アンドロイド化された楽聖たちが続々と繰り出す、現代作曲家がポップに編曲した「名曲」が全編を彩ります。
ネコパパは、実はこの番組の熱心なファンでした。
娘・テンチョウに教えられて、見たのです。4歳だった孫のテンコも、随分お気に入りで、これのおかげでクラシック好みの偏屈ネコパパと孫にもマニアックな共通の話題ができたのでした。めでたし!
NHKアニメともなれば、レコード界にとっても商機。
作中で使われた編曲作品は、どんどんディスク化されましたし、その余波で、こんな「原曲も聞こう」という企画も立てられたのですね。それにしても、このパロディのセンスには感心します。
これが「第6集」なんですから、当然ほかもひとひねりが期待されます。検索すると、ありました。
さあ、そこでクイズです。これらのディスクの「元ネタ盤」を当ててみてください。
内容はよくあるコンピレーションものなんですが、わざわざ新録音した曲も入っているようです。制作プロデューサーも結構なクラシックファンなのかも。
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コメント
1枚目はこのポーズだけで、オリジナルを見なくてもカラヤンをイメージしますね、
最後はバイロイト盤でひねり方が可笑しいです、
ほかもどこかで見た雰囲気ですが、具体的に思い出せません。
michael
2020/06/25 URL 編集返信ご名答。No1はカラヤンです。ですが、どの盤のジャケットかとなると、浮かびそうで浮かばない。
No3も、ある年齢以上のクラシックファンならおなじみですね。フルトヴェングラー/バイロイトの国内エンジェル盤ジャケットでした。
このシリーズはデザインと内容は対応してないんですが、これだけは例外で、2枚組になっていて、2枚目にはバイロイト第九の全曲が゛収められているのです。
でもね、このアニメの視聴者層がそんな年齢とも思えず、現に、これらの盤のアマゾンコメント等見ても、パロディには気付いてさえいない様子。どうにも、制作担当者の「遊び」としか思えません。
yositaka
2020/06/25 URL 編集返信このジャケット、というか、番組も知りませんでしたが、なんともニヤリとさせられますね
2番はEMIのアルゲリッチの「幻のショパン・レコーディング」(The legendary 1965 recording)ですね。5番もEMI、カラヤンのワーグナーアルバムでしょう。どちらもCD持っていませんが
4番が。。。ノドまで出かかっているのですが。。。思い出せません。気になって今夜は眠れそうにありません
Loree
2020/06/25 URL 編集返信No.3 は、髪の毛が?よくできていて候補がまだ特定出来ません。
No.4は、最初ハスキルかと思いましたが、バレンボエム チェロ ドヴォルザーク
チャラン
2020/06/25 URL 編集返信おーっ、盛り上がってますね。
こうなったら一つ、とことん調べてみてはどうでしょう。(笑)
たとえば、最初のジャケット、カラヤンには違いないのですが、いったい、曲はなにで、レーベルはどこ、初出は何年でしょうか?
参考までに、このパロディはものすごく元ネタに忠実でして、手前の3本の弦、客席の光の反射までそっくり同じです。
みっち
2020/06/25 URL 編集返信ご愛読いただけていたとは光栄の至りです。再開のご予定はないのでしょうかねえ。
システムの違いか、アクセス数も激減してしまい、ネコパパも一度はモチベーションが下がりかけたのですが、もともとアクセス数を気にするたちでもなし、読んでいただける人には読んでいたたげていると思い直して、ぼちぼちと継続しております。
2番はEMIのアルゲリッチの「幻のショパン・レコーディング」(The legendary 1965 recording)正解です。写真自体は、以前コロムビアから出ていたショパン・コンクール優勝時のピアノ協奏曲第1番ライヴに使用されていたものと同じ。アルゲリッチの若い頃の写真は、意外に少ないのですね。5番、EMI、カラヤンのワーグナーアルバム。これも正解です。
カラヤンは必ずしも好きな指揮者ではありませんが、このワーグナーは、本気の力がほとばしる好演だった記憶があります。
4番、ネコパパもこれには困りました。
yositaka
2020/06/25 URL 編集返信No.2は、マルタ・アルゲリッチ 1965年のショパン…ロレーさんとタッチの差でしたが正解でーす。
No.4はバレンボエム チェロ ドヴォルザーク…デュ・プレ盤ですね。うーん、確かに彼女の正面のポートレートで、両手をあごの下で組んでる。
でも、惜しいです。
yositaka
2020/06/25 URL 編集返信No1はよく似たジャケットがあるのです。
同じ写真を使ったのもあるようです。でも、よく見ると、やはり1種類に絞られると思います。さんざん見ている気がするのに、意外と地味な盤だったんですね。
yositaka
2020/06/25 URL 編集返信各画像にWARNER CLASSICSのマークが、あるので認可を受けていると言うか宣伝も兼ねていますね。
チャラン
2020/06/25 URL 編集返信リベンジ的中です。
ネコパパが一番困ったのがNo,4で、わかりそうでわからない。グルベローヴァか、ルチア・ポップかと思って調べたんですが、似たようなのはあっても、これだというものがない。にしても、オペラ歌手のレコードは似たものが多いんですね。
yositaka
2020/06/26 URL 編集返信