チビグラ2号大ピンチ!演奏中にゼンマイ断裂。

巣篭もり活動のひとつ、LINEグループ「エジソン・ラヴァーズ」動画撮影準備中の出来事。
外は雨です。
IMG_1925 (2)
ネコパパは、H同半額セールで入手してきたSP盤を試聴中でした。
バルナバス・フォン・ゲッツィ楽団の「青空」。
コンチネンタル・タンゴの先陣を切った大ヒット曲です。
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ネコパパ愛用のポータブル蓄音機「チビグラ2号」こと日本コロムビアNo212(1939年発売)は、本日もなかなか快調です。
ところが。
タンゴのリズムに乗って、静かに始まる哀愁を帯びた旋律。それがヴァイオリン・ソロに引き継がれようとした、そのとき。

がんっ、がりがりっ、

と、なんとも嫌な衝撃音がして蓄音機は回転が停止。
しばらく呆然としていたネコパパでしたが、
「あ、ゼンマイ切れた」
ということはすぐ理解しました。
気を取り直してサウンドボックスを持ち上げ、針先を見ると、これが見事にひん曲がり、レコードの盤面には転々と傷痕が残っていました。
「・・・」
念のためにハンドルを差し込んで回してみましたが、思った通り空回りするだけ。ゼンマイ切断は決定的でした。

ゼンマイの切断は、2年前、蓄音機喫茶エヂソンのメイン機器HMV163が演奏中に停止したのを目前で見ていましたし、蓄音機クラブの一員Iさんの、イベント披露中の事故も知っていましたので、ありがちなことはわかっていました。
しかし、これってほんとに突然来るんですね。
心の準備はありません。もしかしたら、PCのハードディスクのダウンなんかも、そうなのかもしれない…と思うと怖いですね。

気落ちしていてもしょうがないので、「エヂソン・ラヴァーズ」に出来事を報告しました。すると、早速井上マスターから助け舟です。
「京都のSさんという人に修理をお願いするといいよ」
蓄音機修理ではずっとお世話になっている人で、名古屋蓄音機クラブのメンバーも三人、お世話になったということでした。

事故の翌日、マスターに教えられた連絡先に電話してみると、澄んだ関西弁のSさんがすぐに出られました。Sさんは業者ではなく、趣味で長年コツコツと蓄音機修理と整備を続けられており、時々はネットオークションに蓄音機を出品されておられるとのこと。

「凝った作りの大きな蓄音機はむつかしいですけれど、一般的なポータブルや卓上の蓄音機なら修理できると思いますよ。機種は?…コロムビアの212ですか。二丁ゼンマイのですね。おそらく片方のゼンマイが切れたんですね。コロムビアなら修理はしやすい。半日あればできると思います。では午前着でお送りください」

優しい口調で話されるので、人見知りのネコパパもすっかり安心です。
電話を終えると、すぐにチビグラ2号機を緩衝材で保護して、雨の中、ク〇ネコ便の営業所へ車を走らせました。
帰宅したネコパパはようやく傷のついた「青空」を思い出し、離れに置いてあったチビグラ1号機でかけてみました。こちらはコロムビアNo203(1937年発売)、一丁ゼンマイの普及機で、自宅で楽しむにはいいのですが、トルクが弱く音量も小さいので図書館での使用にはやや非力…ということで出番がめっきり減っていたのです。
「青空」は、ところどころでノイズが出るものの、最後までまずまず再生できました。
よかった!
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コメント

コメント(2)
良かったね
良かったですね。器械もレコードも。愛機どころかライフラインだものね。そう言えば、何十年も前になるが引っ越したばかりのときもこんなことがあったね。良かった良かった。

sige

2020/05/18 URL 編集返信

yositaka
Re:良かったね
Sige君
ご心配ありがとう。
今朝もうSさんから電話があり、修理完了とのこと。早ければ今日中に到着するでしょう。自己の翌朝発送して、その翌日にはもう完了とは、まったく脱帽です。
井上マスターのおかげで、迅速な対応ができました。

yositaka

2020/05/18 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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