高価買取

東京に出かけた際には、ちょっとでも神保町とDU店クラシック館に立ち寄ります。
今回は新宿店の方に行ったのですが
レコードの話はともかく、店先で面白いものを見つけました。



ジャズやロックにはこういうものがあって、
中古市場の価格基準をつくっているという話は仲間内から聴いていましたし、最近もKonken君宅でそんなパンフレットを見せてもらっったばかりです。

目を剥くように高価なものもありますが、
すべて「オリジナル盤の美品」が基準なので、これを鵜呑みにするのは禁物でしょう。でも、音盤愛好家には格好の話題です。

「売価はこの五倍か」
「いや、高額盤では2倍くらいじゃないと、買い手が現れないんじゃ…」
「○○氏なら、たくさん持っていそうだ」
「セカンドなら俺だって」
なんて会話も弾みます。

でもクラシックの分野では、そんなものは無いだろうと思っていたので、
店頭でこれを見つけたときは、いささか驚きました。
クラシックだって、市場を形成している…

掲載されているのは、英コロムビアの中でも、ファン垂涎のSAX企画ばかりなので、たとえ周知の名盤であっても、かなりの高額です。
しかし、プレス数が少なかったと思われる、比較的地味な盤の価格は、想像以上にすごいものがあります。
五桁は当然、中には6桁に及ぶものも。

6桁になっている盤は…


ラロ スペイン交響曲 コーガン、コンドラシン/PO




ブラームス ヴァイオリン協奏曲 コーガン、コンドラシン



ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 コーガン、シルヴェストリ
ベートーヴェン 交響曲第9番 セル



ラヴェル 管弦楽曲全集 クリュイタンス

五桁も後半になってくると、売値はおそらく、六桁でしょう。
レオニード・コーガンの人気は、噂では聞いていましたが、
米エピック原盤のジョージ・セルの盤がこんなに希少価値があるとは、全然知りませんでした。 



英blue silver ブルーシルバー、その音は、怖いくらいの透明感と、固唾を飲むほどの生々しさ持った音でパリっとした硬質な印象を受ける。透き通った硬質な音色は、切れ込みがするどく、見事な切れ味を有していて、まったく付帯音を感じさせない。鋼鉄100%の質感を音で現わすと、このような音になるのではないだろうか?純度の高い鋼鉄は、日本刀もそうだが、底光りするような美を放つ!そこには、温かみはない。しかし、異様に妖しい美しさがある。下手に近づくと怪我をする。そういう危険な光を放つ音色、ブルー・シルバーの根底にはそうい音色が横たわっているのではないだろうか?


ネコパパには想像もつかない世界ですが、
もしも…仮に、何かに取り憑かれてこんなのを入手したとして、それを何の先入観もなくまっさらの耳で聴けるかどうか…
とても自信はありません。

このパンフレットには、
「許可なく複製・転載を禁じます」
と大書してあるので、これ以上はちょっと…でも、どうしても詳しい内容を見たい方はこちらへどうぞ。



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コメント

コメント(4)
No title
コロンビアSAX2000番は、ブルー&シルバーレーベルの初期ステレオ盤ですね。ステレオならRIAAカーブなのに・・・首をかしげました。
あの時は、装置の調整が・・・旅行から帰ったら聴きなおします。
しかし、売らないけど買取高いな。

チャラン

2017/06/04 URL 編集返信

No title
> チャランさん
ステレオならRIAAカーブ、というのが原則のようですが、
RIAAというものは、アメリカ主導でつくられた規格なので、それ以外の国ではそれほど影響力が無く、世界標準に成長するまでには、ヨーロッパのレーベルが本格的に採用し始めた1970年代の半ば過ぎだったという説もあります。
平林直哉氏の検証によると、ステレオ期以降もヨーロッパではDeccaカーブのものがかなりあって、例えば1960年代前半のDG盤の多くがそうだということです。英コロムビアがどうなのか不明ですが、英Deccaと工場を共有していたとすると、案外Deccaカーブの可能性もありますねえ。

yositaka

2017/06/05 URL 編集返信

No title
こんにちは。この高価買取の金額には驚きですね。リストをみると結構、同じ音源は持っていますが、「オリジナル盤の美品」は全く持っていません。
まあ、私は廉価盤専門?のファンなので、こういった高額品には手は出しませんね・・・・

HIROちゃん

2017/06/06 URL 編集返信

No title
> HIROちゃんさん
いくらオリジナル美品といっても、これだけの価格をドンと明文化してしまえば、これに準じて全体の市場価格も上がってくる気がします。
私も廉価盤専門ですけれど、
一度こういうことを知ってしまうと、たとえ盤質ボロボロでも、安くて古いのを買おう、と思ってしまいます。掘り出し物漁りの結果、ジャリプチ盤が増えていく。まあ、それはそれで愉しいのですが。

yositaka

2017/06/06 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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