蓄音機カフェ「エヂソン」HMV163の底力



蓄音機カフェ・エヂソンがまたも新聞記事で紹介されました。
今度は朝日新聞。これも大きな記事です。中日新聞よりも詳細に、開店に至る経緯をたどっていて、読み応えのある記事でした。
「良い物を見つけると、つい他の人にも見てもらいたくなるんです」
勝原マスターの人柄が伝わるコメントですね。

朝日新聞2017年4月24日(夕刊)



で、先日出かけてみると…
「お客様から寄贈されましたよ」
と、何冊ものクラシック盤のアルバムが。
その内容と音質には驚かされました。


モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」
ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1938年録音 コロムビア盤






ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
フェリックス・ワインガルトナー指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1933年録音 コロムビア盤






ブラームス 交響曲第3番
ウィレム・メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
1932年録音 パーロフォン盤




シューベルト 交響曲第8番「未完成」
フランツ・シャルク指揮
ベルリン大交響楽団(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
1930年録音 コロムビア盤



ワルターの「ジュピター」第1楽章と、
メンゲルベルクのブラームス第3楽章を聞かせてもらいました。
演奏は言うまでもなく絶品ですが、この再生音は…
音に腰があるだけではなく、録音会場のムジークフェラインザールや、コンセルトヘボウの豊かな響きがしっかりと捉えられています。
エヂソンの主力蓄音機、HMV163の底力を改めて感じました。

残る2曲も、ぜひ聞いてみたいものです。
ワインガルトナーは世界で初めてベートーヴェンの交響曲全集の録音を達成した指揮者ですが、この「運命」は、三回目の録音。
もう一方のシャルクは、ブルックナーの弟子で、師匠の交響曲を「改訂」と称して「編曲」した張本人の一人ですが、ウィーン・フィル初の交響曲録音であるベートーヴェンの「田園」を指揮した人でもあります。彼がベルリン・シュターツカペレを指揮したこんな録音があるとは知りませんでした。
YouTubeで試聴してみたところ、なかなかの演奏、録音と感じました。
HMV163は、これをどんな音で再生するのでしょうか…

お店が話題になるにつれて、このような「お宝」を寄贈されるお客様も、ますます増えそうな気配です。
もちろん、クラシックだけではなく、オールジャンルで…

よろしければ、是非お出かけください。



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コメント

コメント(2)
No title
あらためて聴き直すとHMVの心臓であるサウンドボックス5Aの威力が確認できます。コロンビア盤の再生は、HMV、EMG等の欧州装置ですね。
クラシックは、アルバム1冊で1曲なので1曲聴き終わる頃にはネジ巻き・針交換でヘトヘトそのせいか???勝原さんより音色のいいパルプホーンでモーター駆動のEMGもさがしておられるようです。
「お客様から寄贈されましたよ」は、預けてある愛聴盤カザルス、メニューインが引取りに行き難です。

チャラン

2017/04/26 URL 編集返信

No title
> チャランさん
サロンコンサートはほとんどがビクター盤でしたが、今度はコロムビア盤。HMVはその両者にまたがって関係性をもっていたので、どちらの場合も相性が良いのでしょう。
一面、一枚で完結するジャズ、タンゴ、歌謡曲と違って、枚数のかさむクラシックは大変です。そのためクラシックファンは蓄音機にモーターを外付するケースもしばしばあったそうです。
愛聴盤預けっぱなしですみません。もしかしたらもう一度出番があるかも?

yositaka

2017/04/26 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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