ニカノール・サバレタの肖像


ハープ版、アランフェス協奏曲のLPジャケット。
もとは、ギターのための協奏曲で、ナルシソ・イエペスはじめ古今の名ギタリストが愛奏する曲。
マイルス・デイビスの名演でも知られる。

芸術の夕映えを感じさせるような、サバレタの晩年の肖像を見ることができる。
このレコードは、彼が作曲者ホアキン・ロドリーゴに懇願して編曲してもらったもの。
同じ撥弦楽器といえど印象は全然違う。
サバレタのハープは、派手さや思い入れのいっさいない、ひたすら音楽だけを鳴らそうとするもので、この曲にはいかにも地味だ。
とくに、早い部分はスペイン風の泥臭さや熱情がないため、物足りなくも思う。しかしさすがに第2楽章は感動的だ。
彼の硬質なハープが聴くものを静かな感慨に誘う。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR