大観衆とともに楽しむ祝典演奏会

またもやsige君とコンサートに行って来ました。
悪天候の日でしたが、会場の春日井市民会館は、超満員の盛況ぶり。
25回、節目ということで、地元春日丘高校の吹奏楽部や、バレエスタジオも参加。
アニヴァーサリーにふさわしい「大演奏会」でした。
 
春日井市交響楽団第25回定期演奏会
 
日時:2016年7月3日(日)
会場:春日井市民会館
指揮:井村 誠貴




 
曲目 
チャイコフスキー/序曲「1812年」
グリーグ/音楽物語「ペール・ギュント」(ナレーター:上田定行・益川京子バレエ:成瀬ひろみバレエスタジオ)
ベルリオーズ/幻想交響曲
アンコール曲 
チャイコフスキー/『くるみ割り人形』より 花のワルツ
 
 
まずは「1812」。
クライマックスでは、会場3箇所に置かれたチューブラーベルと鐘(真鍮製2対の紡錘型のもの)、ホール下手バルコニーに並ぶ春日丘高校の吹奏楽部トロンボーン、トランペットセクションの10人がバンダとして参加。
ホールが壊れるかと思えるような大音響で、聴衆を圧倒しました。
 
ペール・ギュント」は、二人のナレーターが名調子で語る「音楽物語」としての上演です。
ストーリーにあわせて曲順を入れ替えた組曲全8曲が、バレエも挿入しながら演奏されていきます。
5月に聴いた大府楽友協会管弦楽団の「白鳥の湖」とよく似た趣向ですが、
今回はナレーションが大奮闘で、演奏中にも、踊りの途中でも、遠慮なく入ってくるのは賛否両論ありそう。
ネコパパとしては、演奏、踊り、ナレーションが同時というのだけは、ちょっとご勘弁…と言いたくなります。一般のお客さんにはわかりやすかったとは思うものの。
この「ペール・ギュント」、筋書きだけ聞いていると、随分しょぼい話だと思うのですが、本当に、あの「人形の家」のイプセンの作?もしもグリーグがこんなに美しい劇音楽を書いていなかったら、とっくに忘れ去られていた気がします。
 
それはさておき…休憩をはさんで、いよいよメインプログラムの「幻想」。

指揮者の井村誠貴、この曲には強い思い入れがあるのでしょう。
普段はあまり聞かれない、第1楽章と第4楽章の主題提示部の反復が行なわれたこと、第3楽章冒頭のコールアングレ・ソロが客席左側バルコニーの鐘の位置で演奏されたこと、フィナーレで打ち鳴らされるその鐘が甲高く澄んだ、しかし耳が痛いくらいの音量で響き渡ったこと…
アイデアと挑戦に満ちた演奏でした。
 
オーケストラのアンサンブルは、全体にいくぶん荒さが目立っていましたが、
ゲスト・コンマスの平光真彌氏率いる第1ヴァイオリンの推進力は一貫して強く、「ペール・ギュント」の「オーセの死」や「ソルヴェイグの歌」では弦の豊かな歌が聞かれましたし、
「幻想」も、第3楽章以降は全体の音が揃ってきて、気持ちが一つになってきたと感じられました。
4楽章の終わりに盛大な拍手が起こってしまうというハプニングもあり、びっくりさせられましたが、大観衆とともに楽しむ祝典演奏会というのも、なかなかいいものですね。
 
まあ、すこしばかり耳の疲れる演奏会だったことは確かでしたが…
 
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yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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