12月のある土曜日、音盤散策

大須のN無線、恒例のオーディオ商談会が開催され、お馴染み九州のレコード店NINONYNODukeさんも出店しました。
今回はチャランさんと待ち合わせての訪問。
ネコパパ、珍しくクラシックではない盤を購入しました。
 
ドリス・デイ「カッティン・ケイパーズ」米コロムビア(mono)



彼女のアルバムは「デイ・バイ・デイ」と「デイ・バイ・ナイト」の2枚がとりわけ気に入っているんですが、これも同時期のジャズ風味の強いスタンダード集で、ドリスの晴れやかで伸びのある歌唱はもちろん、バックのオーケストラのアレンジもお洒落です。
 
ジョージ・メラクリーノ・ストリングス「ディナーの夜の音楽」米ビクター(mono)



セプテンバー・ソング、シャルメーヌ、ワルソー・コンチェルトなどのスタンダード・ナンバーがムーディな甘いストリングスで演奏されています。
RCAのイギリス録音なので、おそらく録音スタッフは英デッカのメンバーでしょう。
この人、メラクリーノのベスト盤が父の遺品にあり、ネコパパは有名なスタンダードをかなりこれで覚えました。
そんなわけで、個人的に懐かしいものです。
 
さて、相変わらずお元気なDukeさんは、前日すでにチャランさんの自宅にも出向かれていて、辛口のオーディオアドバイスをされてきたとのこと。
チャランさんのオーディオルームには再々お邪魔しているのですが、
ご自慢のゴトウ・アルテックのマルチシステムの近頃の音も、気になります。
そこで各社がブースを立てているオーディオ展示のほうはざっと見るだけにして、すぐにチャランさん宅へ。
 
なんだかすっきりと片付いて違う部屋のようです。
少し内振りだったスピーカーも、Dukeさんのアドバイスで平行配置に変更されていました。
奥様に用意していただいたシュークリームをお呼ばれしながら聴かせていただきました。

チャランさんのコレクションから
エディト・ピアフの仏限定盤



オイストラフ親子のバッハ 二つのヴァイオリンのための協奏曲
リステンパルトのモーツァルト ディヴェルティメントK136(これはノンサツチではなく仏クラブ・フランセ盤)

どを聴かせて頂きました。私のほうは先日東京で確保してきた
ムラヴィンスキー 管弦楽曲集(露メロディア)



プラハ室内管弦楽団アンコール集(チェコ・スプラフォン)などを…
 
音は前回よりもすっきりとぬけて、特に高音が伸びる。一方凝縮感や音圧は抑え気味でした。チャランさんはまだまだ満足していないと思います。
 
あっという間に夕刻…
そろそろ失礼を、と思っていたところで、「近くのタバコとレコードのお店に、いかない?」とお誘いを受け、存在は知っていても入ったことのないお店に出かけることになりました。

これは…



 
タバコ屋さんと中古レコード店、面白い組み合わせです。
店には、195060年代の国内盤初期盤中心の盤がオールジャンルで…二千枚はあるでしょうか。
街角に佇む雰囲気が素晴らしい。
このお店、ご夫婦で経営されていたのですが、3年前にご主人がなくなられ、今は気さくな奥様が店を切り盛りされています。
井戸端会議の場にもなって賑やかなのだそうです。いや、そうでしょうねえ。突然の訪問なのに、コーヒーのご馳走まで頂いてしまいました。
 
で、購入したのはカザルス音楽祭録音の一枚です。ファースト・シーズン、1950年の録音で、バッハの協奏曲が二曲。



米オリジナル盤瓜二つのジャケットですが、日コロムビア盤。
60年前の名古屋の空気までが再現されそうです。
お近くに行かれる機会がありましたら、ぜひどうぞ。



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コメント

コメント(8)
No title
昨日でしたか、ドイツのニュース・サイトを見ておりましたら、エディット・ピアフ生誕100年ということで、少々長めの記事が出ておりました。
彼女の一生を描いた映画も見事でありましたが、あの独特の声は私には懐かしいものです。
父親は、熱心にレコードを集める人ではありませんでしたが、シャンソンが好きで、何枚かSPがある中にピアフのものもありました。

あれだけ日本で愛されたピアフですのに、生誕10年ということは日本ではまったく見かけませんで、ドイツのニュースで知った次第です。
シャンソンは、もう人気がないんですかねぇ…

gustav_xxx_2003

2015/12/21 URL 編集返信

No title
グスタフさん、エディット・ピアフ生誕100年、1915年12月19日生まれだったのですね。
奇しくも、本記事のある土曜日とは、まさにその12月19日でしたチャランさん、絶妙です。
シャンソンには詳しくありませんが、詩人ジャック・プレヴェールが好きになり、モンタンやピアフなどの音楽にも幾分かは触れてきました。
歌詞の意味を味わいながらじっくりと耳を耳を傾ける音楽なので、
現代の風潮の中では埋もれ気味かもしれません。
ネットで見ると、心ある人々は動いている様子です。これを機会に、手持ちの音源を掘り返してみたくなりました。

yositaka

2015/12/22 URL 編集返信

No title
アルプのご主人、亡くなっていたのですか。合掌。
LUXMANのチューナーを縦置きして店内にFM放送を流していたのが印象的でした。
糸ドライブ砲金ターンテーブルとか、まだあるのかな。
方向音痴の蛙は、去年も今年も探して途中で迷っています。
近くの金城市場の肉屋の息子さんの作るハムは、一級品でしたが……。

シュレーゲル雨蛙

2015/12/22 URL 編集返信

No title
配置が、変わったのにイコライザーの調整がまだしていなく申し訳ありませんでした。
エディット・ピアフの誕生日が、12月19日とは!!!
ロドリゲス、カラス、美空ひばり力のある人の歌声は違いますね。
ムラヴィンスキー 管弦楽曲集(露メロディア)も指揮者の無茶振り?が生録のように聴けて良かった。
アルプさんの奥様にネコパパさんのブログに写真が、載せてあるので許可をもらいに行ったら、井戸端会議中でコーヒー+昆布茶を頂きました。

chi*****

2015/12/22 URL 編集返信

No title
我が家の御近所さんに、こんなお店があるとは今まで知りませんでした。自転車で行ける距離なので、こんど覗いてみます。

geezenstac

2015/12/22 URL 編集返信

No title
雨蛙さん、店内はきっと変わっていないと思いますよ。やはりFM放送が流れていました。曲はバド・パウエルの「ウン・ポコ・ロコ」で、終わったあとにパーソナリティとゲストが随分とマニアックな音盤談義をしていましたが、こんな番組があるのか、と驚きながら聞いていました。
私は西区で生まれ育ったので、この街の雰囲気は郷愁を誘います。

yositaka

2015/12/23 URL 編集返信

No title
なんと、geezenstacさんのお宅はここの近所なんですね
チャランさん宅にはしばしばお邪魔していますし、生まれ育った場所も近く、縁のある土地です。
地球規模のはずのブログなのに、こうして近隣の方々と出会えるというのは、なんとも不思議なことです。

yositaka

2015/12/23 URL 編集返信

No title
チャランさん、この写真はネットで「こそっ」と拾ったもので、時期的には古いのかもしれません。わざわざ許可をいただけるとは恐縮です。でも、撮影者の方には怒られそうです。
ピアフの誕生日だったとは奇遇です。私も帰ってから聞きました。彼女もやはりクラシックやジャズの巨匠と同様、オンリーワンの音楽の持ち主です。ジャンルを超えて、決して古くならない…

yositaka

2015/12/23 URL 編集返信

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プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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