• さかさことばでうんどうかい
    コロナ禍で中止になることも多かった小中学校の運動会ですが、今年度はほとんど無事開催されたようです。ネコパパの4人の孫たちも、それぞれ参加しました。テンチョウの娘テンコも、ギンネズの息子ソラタも気がつくともう小学生です。マイペースで集団生活にはやや心配なきらいのあったソラタ、1年生。先月は、初参加の運動会の様子に注目していたんですが、愉し気にクラスの友達と溶け込んでいました。さて運動会といえばこの絵本... 続きを読む
  • 大府で、シベリウス第2交響曲の熱演を聴く。
    団員のKさんのご招待で、大府楽友協会管弦楽団のコンサートに行ってきました。客席はほぼ満席です。駐車場に入るのが大変でした。小学生の子どもたちの姿も大勢見かけました。これはちょっと心配しましたけれども、みんなとてもマナー良く、真剣に聴いていました。むしろ、演奏途中に小走りに客席感を移動する「大人」のみなさんがおられたのは、ちょっと…1曲目はシューベルト。『魔法の竪琴』とも呼ばれている『ロザムンデ』序曲... 続きを読む
  • 米ラジオドラマ『宇宙戦争』のシナリオを読む、衝撃。
    Monkey Vol.27     2022.6.15 スイッチ・パブリッシングhttps://www.switch-store.net/SHOP/MO0027.htmlH.G.ウェルズの『宇宙戦争』がアメリカでラジオドラマになり、本当に火星人が侵略に来たと思い込んだリスナーたちが騒いで、大パニックになった…という話を知ったのはいつだっただろう。小学校2年生ですでに定期購読していた光文社の雑誌『少年』の記事か、その少し後の『週刊少年マガジン』の冒頭の二色ペー... 続きを読む
  • XRCDの終焉。
    高音質規格のCDブランド、XRCDが終焉を迎えるという。どこで正式な発表が行われたのだろうか。HMVの広告では「専用カッティングマシンの老朽化に伴い製造の継続が困難となり、2022年内をもってXRCD規格そのものの生産終了が発表されました」とある。https://www.hmv.co.jp/fl/12/3201/1XRCDは、JVC Music Inc.が1996年に発表した、高音質音楽CDのマスタリングと製作管理プロセスのひとつ。あくまでも既存のCD規格内での高音質化技... 続きを読む
  • 「ふろく」が欲しくて買った雑誌。正解でした。
    https://www.moe-web.jp/now/202207白泉社発行の月刊誌「MOE」は1979年に創刊された絵本とキャラクターを扱う月刊誌。絵本専門誌と言えば、ネコパパの世代には、らくだ書房発行『絵本の世界』、すばる書房発行の『月刊絵本』が思い浮かびます。これら2誌は1973年創刊で、とくに1979年まで刊行されていた『月刊絵本』はネコパパにとって、絵本というジャンルへの入門書であり、教科書でもありました。同社の企画した二泊三日、参加... 続きを読む
  • カサドシュ、ゼルキン&セルのモーツァルト。
    ロベール・カザドシュ(ピアノ) クリーヴランド管弦楽団指揮:ジョージ・セル第15番:1968年10月18日 第17番:1968年10月18日・19日・21日日CBS/SONY 13AC1066 Y-XYZさんのブログでジョージ・セルの協奏曲録音に対する姿勢について書かれていたのを興味を持って拝読した。エミール・ギレリスとの「皇帝」には、両者がピアノを弾きながら長時間協議するという、異例のリハーサルが行われ、その様子はあたかもセルがギレリスに「譜面... 続きを読む
  • 蓄音機コンサート・誰でも知ってるクラシック
    今日ご紹介するのは、6月12日にネコパパが選曲・コメンテーターをさせていただいた蓄音機コンサートの解説原稿です。観客15名、多彩なプログラムと趣向にとんだ3時間になりました。ネコパパ分は1時間で何とか…と思いましたが、今回もついしゃべり過ぎました。ツッコミを入れてこられる方も多くて…でも、楽しい午後でした。1 ビゼー 歌劇「カルメン」前奏曲 レオポルド・ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1927年録音オ... 続きを読む
  • ネット読書会『ムーミン谷の仲間たち』より「ニョロニョロのひみつ」
    ◎ニョロニョロのひみつある日、ムーミンパパはヘムレンさんと鯉を取る網をしかけに行く約束をしていたのですが、途中でふとボート小屋の桟橋を直さなくては、と言ったきり、お日さまの沈む方にふらふらと出かけていきます。「岬の向こうを見たい」という、抑えきれない憧れと憂鬱の気分に襲われたのです。日が沈むとあたりは灰色、ムーミンパパが陸の終わりと海の始まりの渚に立つと、そこに3匹のニョロニョロの乗った白いボートが... 続きを読む
  • ギーゼキング/ドビュッシー・ピアノ音楽全集の「赤盤」BOXを入手。
    ワルター・ギーゼキングが1953年から54年にかけて録音した『ドビュッシー・ピアノ音楽全集』は、ネコパパの愛聴盤のひとつだ。そのなかの「15のピアノ小品集」は、高校時代、ドビュッシーの音楽の魅力を教えてくれた亡き友の思い出とともに、いつも座右に置いている一枚である。もっとも「全集」としてまとめて入手したのはCD時代に入ってから。LPで持っていないのはちょっとした心残りだったが、後述の理由もあって、買いそびれた... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・楽器の世界⑮リコーダーとハーモニカ
    2022年第6回6月11日(土)午前10時~12時 (毎月第2土曜日開催)今月のテーマ 楽器の世界⑮リコーダー・ハーモニカ1. 涙のパヴァーヌ(ダウラント/ファン・エイク編) フランス・ブリュッヘン(リコーダー) 1967年録音■リコーダーについて リコーダーは、木管楽器の一種で、リードを使わないエアリード(無簧)式の縦笛。名称は、古英語のto record (鳥のように歌う)が語源だとする説が有力です。小鳥に歌を教えるための「バードフ... 続きを読む
  • ベーム/ベルリンフィルの「重厚」モーツァルト。
    Esoteric ESSG90130/2モーツァルト 交響曲第25番 第31番「パリ」ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra カール・ベーム - Karl Böhm (指揮)この録音は1970年ごろに交響曲全集が発売されて、クラシック・ファン、モーツァルト・ファンにはもっとも権威的なセットとして多くの人々のレコード棚に鎮座していた。けれどネコパパは、LPは買わず、ディスクとして手元に置いたのはCD時代になってからだ... 続きを読む
  • アンティーク・コレクションの城で蓄音機拝聴。
    6月某日mackieさんのお誘いで、岡崎のコレクターMさん宅を訪問しました。名曲喫茶ニーペルングで偶然お会いしたYさんがたまたまMackieさんとお知り合いで、その二人の縁が重なって、ネコパパにも声がかかったのです。岡崎はかつてのネコパパの勤務地からは遠くない。時々友人宅に出かけたり、展覧会やコンサートにもちょくちょく出向く街です。名古屋市のベッドタウンで住宅ばかりが立ち並ぶ、よく似た光景の多い地域の中で、とり... 続きを読む
  • ぷてらのタクシー
    「恐竜」という存在を知った時には、胸がときめきました。小学校の図書館で、同級生に教えられてみた図鑑の絵ではじめて出会った時のことは忘れられません。いまはもう、いないけれど、かつては本当に存在した、神秘的な生き物たち。生命の神秘を触感で感じた原体験だったかもしれません。巨大で重い、というのが第一の印象でしたが、そうではないものもあった。そういう図巻のイラストで決まって描かれていたのが、鬱蒼としたジャ... 続きを読む
  • ディ・ムジカンテンの濃厚なコンサート。
    ザ・コンサートホールは普段は室内楽のコンサートに使われている会場なので、オーケストラが入ると、小編成でもステージいっぱいという感じになります。この日は、会場もほぼ満席。コロナ対策の「間隔開け」も、もはや行われていなくて、後方寄りのネコパパの席も両隣しっかりお客様が座っておられました。「ブラボー」の声出しはさすがに自粛していますが「ブラボー」と書いた厚紙持参の方もちらほら。街が動き出しています。さて... 続きを読む
  • 『演奏の誕生』~ワルター指揮 コロムビア交響楽団、「リンツ」を彫琢する。
    1956年に発売された『演奏の誕生』は、オーケストラが交響曲のレコーディングにあたってどのようなリハーサルをするのか、その現場を60分以上にわたって収録したLPである。指揮者はブルーノ・ワルター。オーケストラはコロムビア交響楽団。それまでにもその種の録音はあったのかもしれないが、正規の録音として、大手のレコード会社から発売されたというのは前例のないことだったかもしれない。その昔、ネコパパが小学校の3,4年生... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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