• ヴァント、ブルックナー、教会録音。
    へうたむさんとシュレーゲル雨蛙さんがギュンター・ヴァントのブルックナーCDをブログ記事で取り上げている。へうたむさんhttp://bluegourd.jugem.jp/?eid=1142#commentsシュレーゲル雨蛙さんhttps://sansuica3000.fc2.net/blog-entry-1085.html取り上げておられるのは、ブルックナー、交響曲第8番・第9番。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でのライヴ盤で、8番は1987年、9番は1988年の録音。会場はリューベック大聖堂である... 続きを読む
  • アイザック・スターンのヴィニヤフスキと、リミックス問題。
    ヴィニヤフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22アイザック・スターン(Vn)ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団[録音]1957年3月14日 フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテルネコパパは概してヴァイオリンソロの音楽が苦手で、同じ弦楽器でも、チェロに比べて聴く回数はずっと少なかった。けれども、ヴァイオリン音楽専門店のような、名古屋市金山の某中古レコード店に出入りしはじめ、お店の関係者でもある... 続きを読む
  • 昔話に残る多様な女性
    もうひとつ新聞記事を紹介。朝日新聞2022年(水)3月9日掲載です。日本の昔話の主人公が男の子ばかりなのはなぜか?10年前に出版された昔話絵本のシリーズでは、24冊中、女性が主人公と思われるのは2冊だけだった。末っ子、継子、子どものいない老夫婦など、社会の中で弱い存在が昔話の中では生き生きと描かれているのに、主人公は男の子やおじいさんばかりで、女性は描かれ方にも偏りを感じる。若くて美しく控えめな女性が多く、年... 続きを読む
  • 世界に広がる紙芝居
    こんな新聞記事が掲載されました。フランスのある図書館では、紙芝居が「魔法の箱」と呼ばれ、子どもたちに親しまれている。KAMISHIBAIと呼ばれ、1990年以降、ベトナム、ラオスを皮切りに海外に広がった。2001年に設立された「紙芝居文化の会」は各国で紙芝居講座を行い、海外の会員は300人に上っている。会は12月7日を「世界紙芝居の日」と制定し、イベントなどが開催されている。会長の酒井京子さんは、「紙芝居の最大の特徴はコ... 続きを読む
  • カザルスの「鳥の歌」初期盤LPを聴く。
    昨日の新聞にも「鳥の歌」の記事が出ていました。ウクライナの現状をカザルスが知ったら、愕然とするでしょう。彼は平和実現、ファシズム反対、反核を生涯をかけて呼びかけたチェリストでしたが、人生一度分くらいでは、人間の業の深さはとうてい埋まらないようです。このLPは東京のDU新宿店で見つけたもの。盤面が曇ってノイズが出るので割安でした。盤面の曇りはどうやらあまり品質の良くないレコードスプレーをかけた時の状態に... 続きを読む
  • とりどりのモーツァルト交響曲を、CDで聴く。
    <ウィーン・フィル/シンフォニー・エディション CD6>モーツァルト:交響曲第26番 変ホ長調 K. 184 ジェームズ・レヴァイン指揮 ウィーン・フイルハーモニー管弦楽団録音:Dec.1986モーツァルトの時代、交響曲は演奏会のメインではなく、始まりに演奏されるもので、石井宏氏によると聴衆の「ガヤ沈め」の役割だったらしい。様相が変わってきたのは、オーケストラ好きの聴衆の多かったパリで初演された「第31番」あたり... 続きを読む
  • へいわとせんそう
    できるのであれば、この絵本は、子どもと読みたくありません。「これまで」よりも「これから」のほうがずっと長い人たちに、この世界がこのようなものであることを伝えるのは「これから」のほうが短い私たちには心苦しい。でも、子どもだって「人間」です。「人間の世界」を知らないわけにはいかない。だったら、できるかぎり優れた伝え方がしたい。この絵本の作り手はそんな願いを持っているのでしょう。痛いくらいに伝わります。... 続きを読む
  • もりのえほん
    福音館 1977.10.11(「こどものとも」初版) 1981.2.25 ハードカバー初版ここは、森です。川を下る水の音。うっそうとした木々。でも、それだけじゃありません。よくみてごらん。じいっと、みてごらん。文字のない絵本だけれど、そこには、たくさんの森の仲間たちが、隠れている…カンムリツルサイリスオオヤマネココンゴウインコキバタンツンドラトナカイヘラジカサルシェパードコサギコウノトリヒトトナカイソリハシシギマゼラン... 続きを読む
  • ネコパパの読んだ「レコード指南書」。
    シュレーゲル雨蛙さんが、ネコパパの紹介記事の影響かどうか、西条卓夫著『新盤・名曲この1枚』をお買いになられてこんな記事を投稿されました。https://sansuica3000.fc2.net/blog-entry-1077.htmlなかなか突っ込みどころが多い本で、さてどうしようか…と思っていたのですが、雨蛙さんもワクチン副反応のせいもあって、内容よりも文体にあてられたようです。ま、そんなところがありますね。この本は。続けて、文学研究の手法で、... 続きを読む
  • 非売品CD「日本のオーケストラ24」
    こちらも愛知県図書館から借りてきたCDセットで、4枚組。アフイニス文化財団が企画した最初のCD企画のようです。発行は平成10年。1998年ということですね。内容は各楽団提供の1996年から1998年のライヴ録音で、あちこち、ちょろ聴きしてみると、ばらつきは多く、全体にオフマイクで、観客のセキなど会場雑音がふんだんに入った、いかにも一発録りの雰囲気が濃厚です。奥付けには制作協力にマクセルが入っていて、マスタリングはこ... 続きを読む
  • 奇妙なベートーヴェン交響曲全集
    これは、愛知県図書館で借りてきたものです。6枚組のCDボックスで、「アフイニス文化財団」という団体の制作したもの。内容はベートーヴェンの交響曲全集です。ところが、この演奏の選定がとても奇妙なのです。ブックレットのトラック表です。やや不鮮明で申し訳ないですが。お分かりですか。特典盤のCD6をのぞいて、ベートーヴェンの交響曲全曲が日本全国のオーケストラで、しかも楽章ごとに団体と指揮者をかえて収録されているん... 続きを読む
  • 竹澤×原田、丁々発止のブラームス。
    ソリストアンコールJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第二番より 第1楽章 グラーヴェアンコールシルヴェストロフ:「Prayer for the Ukraineウクライナのための祈り」(日本初演)昨年9月に拝聴した2回目のチクルスが素晴らしい演奏だったので、この演奏会は期待していた。https://nekopapaan.fc2.net/blog-entry-2067.htmlネコパパが竹澤恭子をソリストとしたヴァイオリン協奏曲のライヴに接するのは、2回目。前回は1985年の朝比... 続きを読む
  • 名フィルのプログラムが、まるで音楽情報誌。
    名フィルの定期演奏会についての補足記事。久しぶりに出かけたら、プログラムの形式が変わっていて驚いた。ごらんのとおり、3月の演奏会すべてが一冊になった、月刊誌方式のプログラムだ。オーケストラ側にすれば、4回分のコンサートの内容が一冊で済む。ただ、これだけの冊子を作るにはお金がかかるはずだ。一度しか来ないお客様にとっては、他の演奏会の解説が入っているのは無駄が多い。逆に何度も通ってくる常連のお客様は、月... 続きを読む
  • 井上道義、ショスタコーヴィチ第8交響曲を熱演。
    久しぶりの名フィルだ。井上道義が2024年に指揮活動から引退するとの新聞記事を読んで、これは一回でも多く聴いておいた方が…と思ってチケットを入手した。はじめは、何かのついでに立ち寄った愛知芸術劇場のチケットセンターで買うつもりで、窓口で聞いてみたところ、驚いたことに買えないとの返答だ。名フィルは、独自にネット販売を行っていて、すべてそちらに移行したというのである。仕方なく、帰宅してからPCをいじって会員... 続きを読む
  • えのすきなねこさん
    童心社1986.2.25絵の好きなねこさんは、アトリエで朝から晩まで、絵を描いてくらしています。ある朝、うさぎがやってきて、「絵なんて何の役に立つのかしら。わたしは毎日ミシンかけ」きつねもやってきて、「絵なんて何の役に立つんだろう。つりをすれば、おいしいさかなが食べられる」大工のさるもやってきて、「絵なんて何の役にも立たないねえ。こわれたいすも直さないで」ねこさんは、うさぎの作ってくれたシャツを着て、きつ... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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