• 名古屋シンフォニアのロシア・プログラムを聴く。
    コロナ禍蔓延が懸念される名古屋の中心部へ、コンサートに出かけました。sige君、k君のご招待です。いつもありがとう。今回はアヤママも一緒です。ラフマニノフに惹かれたようです。ホールは感染対策で全席指定、余裕を持たせた席割りがしてありましたが、それでもこの日は予想よりずっと多い人出でした。「人流は抑制せず」の政府対応が定着しているんでしょうか。でも、そんなことは音楽が始まれは、たちまち忘れてしまいます。1... 続きを読む
  • 名古屋のしらかわホールが閉館に。
    名古屋の数少ないコンサート専用ホールの閉館が決まった。ネコパパも数多く演奏会を聴き、音響もとても気に入っているホールなので、この知らせはショックだ。ここは1994年11月、名古屋・伏見にクラシック音楽専用の中規模ホールとして開館。当時の住友海上が創業100年記念事業の一環として建設した。その後2001年10月に住友海上は三井海上と合併し、三井住友海上となったが、ホールはそのまま新会社に引き継がれた... 続きを読む
  • フルトヴェングラー、亡命直前のフランク交響曲。
    徳岡チャンネルで久々のフルトヴェングラー・ネタ。ネコパパも好きな、フランクの交響曲ニ短調の話題だ。ファン垂涎の米VOX盤を入手されたとのことで、これに関する薀蓄。詳しくは動画をどうぞ。フランクの交響曲は、彼の最晩年の作品で、サン=サーンスの『オルガン付き』交響曲やヴァンサン・ダンディの『フランスの山人の歌による交響曲』の同時期、1888年の完成。当時はフランスの作曲家たちの「交響曲ラッシュ」だったらしい... 続きを読む
  • スウィトナー指揮のモーツァルト「魔笛」、東独エテルナ・ハイライト盤。
    スウィトナーの「魔笛」東独エテルナのハイライト盤。確か大須の店で見つけて買ったもので、500円くらいだったはずだ。稀少なエテルナ全曲が5桁の流通価格生に比べれば割安だろう。でも、買ったことも忘れていた。その理由は、1曲目をかけてみてすぐわかった。序曲も、プロローグもパパゲーノのアリアもすっとばして、いきなりタミーノの「この素晴らしい絵姿」のアリアから始まるのだ。タミーノ、パミーナ、夜の女王、ザラストロ... 続きを読む
  • じごくのそうべえ
     童心社 初版:1978年5月1日とざい とうざい。かるわざしの そうべえ。いっせいいちだいの かるわざでごさあい。…と、綱渡りを披露していたそうべえは、おっとっとっとっと、真っ逆さまに落ちてしまい、気がつくと、真っ暗な一本道。そこへやってきた「火の車」にのせてもらって、ついたところは三途の川。文字のない画面いっぱいに描かれた、燃える車輪の「火の車」に、たちまち目が惹きつけられて、あとはすっかり、絵本の... 続きを読む
  • いいたいことがあります!
    偕成社2018.10小学6年生の陽菜子は、お母さんから家事も勉強もちゃんとするようにいわれています。出張で家を空けることが多いお母さんの大変さがわかるだけに、陽菜子は不平も言わず、塾や宿題も大変なのに洗濯物の片づけや、料理のお手伝いもしています。でも、部活で忙しいからとお兄ちゃんには手伝わせない。もちろんお父さんにも。いらだちを抱えた陽菜子は、ある日、友達に遊びに誘われて、つい塾をさぼってしまいます。納得... 続きを読む
  • スウィトナー指揮のモーツァルト「魔笛」、CDのピッチ問題・続報。
    長年愛聴してきたモーツァルトのオペラ「魔笛」、愛聴しているスウィトナー盤にピッチ問題があると知って、ずっと気になっていた。https://nekopapaan.fc2.net/blog-entry-1961.htmlそれで熟考の末、2021年7月に、タワーレコードがDENONと提携して発売した、SACDハイブリット盤を入手してみた。左が既存のCD。独RCA盤で、右がDENON盤。昔からおなじみの国内盤LPのデザインだ。■ピッチの違いはあった!以前にも書いたが、ネコパパは... 続きを読む
  • セロニアス・モンクの「まるごと」ドキュメント映画。
    名古屋の名演小劇場で、二本を続けて鑑賞。1本目の「モンク」が12時から、2本目の「モンク・イン・ヨーロッパ」が4時からの上映だったので、間の時間がたっぷりあり、その時間を使ってDU名古屋店を覗いてみたけれど、特別に欲しいものは見当たらず…さて映画は1967年、ジャズ・ピアニストで作曲家のセロニアス・モンクの活動を追ったもので、この種のドキュメンタリーでありがちな断片的な映像に関係者インタビューを織り交ぜる手法... 続きを読む
  • まなつの よるの おんがくかい
    いきなり何かにつまづいてころんだ「わんちゃん」ここからお話が始まります。わんちゃんのトレードマークは、しっぽにつけた「だいじなもの」と、触覚。仲間たちもそんな具合でキャラクター化されていますが、草花と楽器はとても写実的で美しい。表紙に描かれたヴァイオリンと譜面台の描き方からそれは明らかです。薄紫色のバックとの取り合わせも目も惹きつけるセンスの良さ。楽器にはカードがはさんでありました。「まなつのよる... 続きを読む
  • 法螺吹きネコパパ、ルイージの「ロマンテイック」で、やらかす。
    ネコパパのとんだ法螺のおかげて、シュレーゲル雨蛙さんに一本記事を書かせてしまいました。https://sansuica3000.fc2.net/?no=1041#comment発端は、2021年11月18日の、NHK交響楽団第1943回定期演奏会。時期首席指揮者就任が決まっているファビオ・ルイージの指揮で、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を演奏。ネコパパはFM生中継を「らじれこ」でエアチェックして、車中で拝聴したのですが、そのテンポが、かなり遅か... 続きを読む
  • カラヤン・プロムナード・コンサート
    これは、1960年録音の『フィルハーモニア・プロムナード・コンサート』の国内盤である。英国盤オリジナル・ジャケットはこんなデザイン。タイトルから「フィルハーモニア」がカットされて『カラヤン・プロムナード・コンサート』に変更されているのが面白い。1960年と言えばカラヤンとウィーン・フィルとの来日公演があった翌年だ。巷ではカラヤン人気が沸騰していたのだろう。この際、フイルハーモニアは脇にどいてもらおうか…と... 続きを読む
  • ネコパパ、この漫画にすっかり夢中になり…
    ネコパパ、この漫画にすっかり夢中になり、入れあげてこんなCDまで購入してしまいました。内容もさることながら、ブックレットに掲載されている「書下ろし漫画」が欲しかったのです。 ウィズ・スインギンドラゴンタイガーブギ【SHM-CD】UCCU-1649 2021年05月19日価格:2,200円UNIVERSAL MUSIChttps://store.universal-music.co.jp/product/uccu1649/以下、メーカーのサイトからの引用。●現在、『モーニング』(講談社)にて... 続きを読む
  • 寒い日に、またシベリウスを聴く。
    シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op. 43ヨーロッパ室内管弦楽団  Chamber Orchestra of Europeパーヴォ・ベルグルンド Paavo Berglund (指揮)録音:1997年10月 RFOホール、ヒルフェルスム、オランダFinlandia第2番は、シベリウスの初期、ロマン派の影響の残るもっともポピュラーな交響曲。ネコパパとこの曲のなれそめは、1970年の大阪万博で来日したジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団公演のTV放送だった。フイナーレ... 続きを読む
  • ネコパパが気になっている絵本論。
    新聞の読書欄にこんな記事が。100人100冊という選書基準も潔いし、定番絵本を避けているのも興味深く、さらにオールカラーて一冊を2ページで紹介、画像も複数枚を紹介、というのはいいですね。『あけるな』…すっかり忘れていたけれど、そういえば、そんな面白い絵本がありましたね。発刊当時に立ち読みし、教室でも読んだ記憶があります。でも、うちの書棚には多分、残っていない気がします。銀河社、1976年版元の銀河社は現在では... 続きを読む
  • 田島征三、三度の挑戦の陰には…
    絵本作家、田島征三氏の記事が朝日に出ました。ENEOS児童文化賞受賞を記念してのインタビューです。田島さん、おめでとうございます。デビュー当時の思い出が語られています。ネコパパが今回注目したのは、絵本作家・田島征三の誕生を支えた二人、福音館書店編集長の松井直と、児童文学作家今江祥智の活動についてでした。今江は既に田島氏が大学生だった時から画業に注目しており、卒業制作の「しばてん」に感銘をうけて、松井直... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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