• まろのSP日記 かわさき編、まだ聴けます。
    12月29日、無事放送されました。蓄音機の機種は不明ですが、番組の主旨からみて日本製かも。操作は名人の梅田英喜さん、音質は大変柔らかく雰囲気豊かで、当時の雰囲気を実によく出していました。川崎は近代日本のレコード産業を支えた「レコード工場」の拠点だったことから、今回のプログラムは日本で制作されたSP盤を中心にしたプログラムになりました。ネットオークションではなかなか見かけない貴重な盤が多く、楽しめる内容で... 続きを読む
  • 硬派週刊誌の絵本特集号。
    http://www.kinyobi.co.jp/「絵本の部屋」今回は番外編として、週刊誌の絵本特集を取り上げます。大変珍しい企画ですね。リベラル硬派の週刊誌として知られている本誌では、おそらく初めての特集だと思います。特集の中心になっているのは、ブックリストで、落合恵子さんが20冊、読者アンケートで10冊、絵本古書店「トムズボックス」店主の土井章史さんが11冊、浦安市立中央図書館の20冊の計61冊です。インタビューも興味深く、ま... 続きを読む
  • 今年のライヴ鑑賞の締めくくりは「オルガン」の轟音!
    アヤママと拝聴。今年最後のコンサート鑑賞は、クリスマスにふさわしいオルガンの響きに満ちたプログラムである。名古屋市民管弦楽団はアマチュアながら、歴史と伝統を持つ団体だけに技術的な問題はほとんど感じられず、安心して音楽に浸っていられる。今夜の演奏も基本的にはそう。特に木管金管は快調で、華やかな音楽を聴く幸福感でいっぱいにしてくれた。最初の『ザンパ』序曲は曲そのものが沸き立つような楽しさと魅惑のメロデ... 続きを読む
  • ウクライナ民話 てぶくろ
    福音館 1965.11.12021年12月27日、この冬初めての雪です。つい先日までは暖かい冬でしたが。いろんなことが突然どんとやってくる時代「雪の日は雪を楽しむ」余裕なんて、ちっともありません。というわけで、今回ご紹介するのは、ある冬の日のお話です。表紙はミトンのような、てぶくろの「家」に、うさぎ、ねずみ、かえるがはいっているという図。その周りを装飾的に取り囲んだ花々。真ん中の絵の空はどんよりとしているのに、枠... 続きを読む
  • ジャニーヌ・ミショーのドビュッシー歌曲集
    Janine Micheau, 1914.4.17 – 1976.10.18フランスの往年の名歌手、ジャニーヌ・ミショーの貴重な盤を中古店で発見。このドビュッシー歌曲集は、長年聴きたかったものなので、狂喜して購入した。見つけた日はクリスマス間近の12月23日で、ドビュッシー晩年の自作の歌詞による歌曲「家のない子のクリスマス」も入っていてタイムリーだ。これは、第一次世界大戦下、愛する娘の将来を心配して、戦火の中を家や家族を失って逃げ惑う子ど... 続きを読む
  • ぞうくんのさんぽ
    福音館 1968.6.1表紙。ぞうのうえにかば、かばのうえにわにが乗っていますね。ぞうくん、すごく重いんじゃないでしょうか。ところが、みんな無表情です。この絵本にでてくるみんなは、誰もがそうです。考えてみれば、動物って、もともとそういうものなんですね。いい天気だから散歩に出かける、ぞうくん。かばくんに会ったので、「いっしょに いこう」と誘います。かぱくんは「せなかに のせて くれるなら いっても いいよ」... 続きを読む
  • 朝比奈隆 没後20年、「最後のベートーヴェン」がSACDに。
    12月29日は日本の指揮者、朝比奈隆の命日。はやいもので今年は没後20年になるとのことです。ネコパパはこの人の熱心な聴き手でした。学生時代から演奏会に繰り返し足を運び、LPやCDも相当数聴いてきました。これには評論家、宇野功芳の熱のこもった賛辞の影響もありましたが、何よりこの人の音楽の持つ、息の長い呼吸感が身体の波長に合った、ということがあります。彼の演奏を最初に聴いたのは、1970年の万国博フェアウェル・コン... 続きを読む
  • あおくんときいろちゃん
    至高社ブッククラブ 国際版絵本 1980-81 初版1967年Little Blue and Little YellowLeo Lionn (C) Knopf Books for Young Readers 1959■色の語る「拒絶と協調」のドラマまず扉。ぎっしりの、あおときいろがならんでいます。そのそのたくさんの中から第1画面に登場するのは、たつたひとつ。あおくんですこの始まりからして、読み手も聴き手もひきつけられます。続けて第2画面は、あおくんの家族。ながいあおと、大きめの四角いあ... 続きを読む
  • ネコパパと「第9」遍歴。
    ベートーヴェンの交響曲第9番は、中3の時に聴いた。1970年はベートーヴェン生誕200年。それに大阪万博のクラシック演奏家来日ラッシュもあり、クラシック入門には格好の時期だった…と今から考えればいえる。レコード産業もバブルで、レコード店には高価なジャケットに入った、中には金色に輝く数々が誇らしげに並び、懐のさびしい中学生の物欲を誘った。当時は新聞にもクラシック演奏会やレコード広告が大きく掲載されていた。16型... 続きを読む
  • 年末は、ラジオで蓄音機を楽しみましょう!
    貴重なSPが蓄音機で聴ける番組のご紹介です。ひとつ目。https://www4.nhk.or.jp/maro/ふたつ目。https://www4.nhk.or.jp/chikuonki/年末のお楽しみの両番組。今年はちゃんとホームページに放送予定が掲載されて、一安心です。「まろのSP日記」は例年夏と冬の2回なので、夏の放送も楽しみにしていましたが、何の情報もなくスルーされてしまいました。かと思えば、9月20日には「今日は一日サッチモ三昧」という、巨大蓄音機EMGマーク... 続きを読む
  • ラフマニノフの第2交響曲、はじめてライヴで聴きました。
    OBオーケストラの演奏が良かったので、現役メンバーの演奏会にも行ってみようと思って出かけてみました。午後6時からのコンサートでしたが、満席の大盛況でした。音楽はまさに、若々しさみなぎるものでした。特に、金管木管のうきうきと弾んだ演奏ぶりは素敵で、見るからに楽しそうです。最初のショスタコーヴィチ「祝典序曲」は金管別動隊(バンダ)が最後に登場しますが、曲の途中でオルガンの前方のバルコニーにそそくさと入って... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・2022年の計画です。
    図書館で開催している「音楽を楽しむ会」来年も継続します。12月に翌年の計画を提案することになっていてるので、とりあえず作成しました。来年は、ネコパパが引き継いでから4年目です。なんだか、あっという間でした。なんだか急速に年老いているような気がしてきて、イヤですね。さて、来年の内容は…前任講師のアドバイスで、初年度から始めたシリーズ「楽器の世界」は、2022年も偶数月で続けます。なかなか終わらないですね。ク... 続きを読む
  • あのコンサート、2022年はバレンボイム。
    タワーレコードのサイトを久々に見たら、来年のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの曲目が発表されていました。指揮者がダニエル・バレンボイムだというのは、すでに今年の初め発表されていました。3回目の登場です。彼の指揮ぶりはドイツ・ロマン派の交響曲演奏が基本で、こうしたウィンナ・ワルツも生真面目なソナタ形式の管弦楽曲として演奏するのが常でした。ワーグナーや、ウェーバーの序曲に似た感じ。はじめはゆっ... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・ゆく年を送る音楽-「冬の旅」と「第9」
    豊明市立図書館自主企画2021年第12回12月11日(土)午前10時~12時 (毎月第2土曜日開催)今月のテーマ ゆく年を送る音楽―「冬の旅」と「第九」第1部 シューベルト 歌曲集『冬の旅』よりみなさん、おはようございます。今年最後の会は、シューベルトの歌曲集「冬の旅」と、恒例の第9の二本立てです。音楽を通じて、困難を乗り越え、希望の光を見つけ出す、そんな2時間にできたら、との願いを込めて。『冬の旅』(Winterreise)は... 続きを読む
  • 岩波少年文庫のあゆみ 1950-2020
    https://www.iwanami.co.jp/book/b559570.html岩波書店 2021/03/12【目次】第一章 岩波少年文庫のあゆみ 創刊前夜/創刊の頃/創刊から10年/新刊活動休止/軽装版の時代/カラー新装版に/創刊から半世紀第二章 物語の扉 もうひとつの世界を生きる/少年文庫の代表作15/もうひとつの名作選第三章 挿絵の魅力 挿絵が誘う物語の世界/画家が描く挿絵/作家が描く挿絵/日本人画家が描く挿絵第四章 翻訳の妙味 作者の世界... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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