• クーベリック/ロイヤル・フィルの「田園」~45歳のクーベリックが示した先見性
    ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」ラファエル・クーベリック指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団独EMI(エレクトローラ)C027-00652(LP)  録音:1959年★ジャケットにWiener Philharmonikerとあるのは誤記クーベリック(1950)第1楽章 音量を抑えた渋い出だし。弦に加わってテーマを奏でるオーボエがくっきりと美しく響く。続いてトゥッティでテーマが演奏されるが、抑制されたフォルテである。低弦も... 続きを読む
  • 音楽を信ずる力
    オーストリアの首都ウィーンで、11月2日午後8時ごろ、市内中心部の6カ所が銃撃され、少なくとも4人が死亡し、17人が負傷したという事件が起きた。いたましい事件で、亡くなられた方にはこころからご冥福をお祈りしたい。これに関連して、今朝「グーグルニュース」にこんな記事が紹介されていた。以下引用。ウィーン襲撃事件の夜、ウィーン国立歌劇場で起こったことhttps://mcsya.org/wiener-staatsoper-haydn/事件が鎮圧されたのは... 続きを読む
  • 蓄音機サロン・「童謡」を聴こう!プログラム
    12月13日開催の蓄音機クラブ・サロンコンサートのプログラムを立案しました。使用するSP盤は、先月ネットで落札した「玉石混交のひとやま」から選びましたが、困ったのは選曲、曲順をどうするかです。ネコパパは何しろ、このジャンルは勉強不足。そこでまずは状態が良く、曲もよく知られているものをざっと選び出し、作曲順に並べてみることにしました。結果は「唱歌」は除外、始めに「童歌」を1曲き、残りは大正期に定義された狭... 続きを読む
  • 秋の蓄音機コンサートin橦木館
    秋の蓄音機コンサートin橦木館2020年11月23日(月・祝)1930年代に製造されたビクター社製蓄音機の他、昭和の初期から大切に愛蔵されてきた蓄音機を使用して、コンサートを開催します。音源はSPレコード78RPM。ジャズやアメリカンポップスから歌謡曲まで素晴らしい音楽がひろがります。●申込方法 定  員 : 20名 参加費 : 無料(要入館料 ※中学生以下は無料) 申込方法 : 11月12日(木)午前10時より電話申込(名古屋市広報よ... 続きを読む
  • ブラームスの音楽にあらためて感嘆する二枚。
    ブロ友のへうたむさんの記事をきっかけに、ブラームスの交響曲第3番を聴いた。クルト・ザンデルリング指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。興味を引いたのは、へうたむさんが「冒頭にシンバルのような音が聞こえる」と書いていたことだ。ブラームスの交響曲にシンバルはない、とも。あまり意識していなかったけれど、言われてみると、そうなのかと思う。ロマン派の作曲家は効果的にシンバルを使うのが得意だった。効果を狙わ... 続きを読む
  • 鐘を鳴らす子供たち-ラジオドラマ出演者たちの奮闘を描く物語。
    ■2020.1.31 小峰書店昭和22年。敗戦後の混乱期、玉川上水近くの小学校に通う6年生の良仁は、隣のクラスの担任である菅原に誘われ、親友の祐介とともにラジオドラマに出演することになる。菅原は演劇指導に熱心な教員で、自分のクラスの生徒中心に児童演劇のグループを作って活動している。短期間、良仁の兄の担任だったこともある。おやつや謝礼が出るというし、頼れる優等生の祐介といっしょなら、と話に乗った良仁だったが、... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・文学と音楽③村上春樹
    2020年第6回 11月14日(土)午前10時~12時(毎月第2土曜日開催おはようございます。今回は文学と音楽、3回目といたしまして村上春樹作品に登場するクラシック音楽を紹介します。村上春樹は、1949年生まれ。日本を代表する作家の一人です。1987年発表の『ノルウェイの森』は上下巻1000万部を売るベストセラーとなり、大ブームが起きて以来、一作ごとに注目を集めています。主な作品は『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイ... 続きを読む
  • 1950年、日米の童謡交流を記録した「歴史的音源」のSP盤。
    蓄音機仲間(名古屋蓄音機クラブとは別)でやることになったレコード・コンサートの開催日が近づいてきました。コロナ対策で参加者を電話予約制。予約受付日には電話が殺到で、あっという間に満席になったそうです。名古屋市の広報で伝えたのですが、関心の高さに驚かされます。ネコパパの担当はなんと、童謡なんです。SP盤2枚だけなので、どれにしようかと思っていたところ、まだ整理のついていないSP盤のなかにこんなのがあるのを... 続きを読む
  • ティーレマンVSヴァントのブルックナー、そして不謹慎な思い。
    <曲 目>交響曲 第8番 ハ短調(ハース版) ブルックナー 作曲<管弦楽>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<指 揮>クリスティアン・ティーレマン収録:2019年10月5・13日 ウィーン楽友協会これは9月27日の深夜に、NHKBSの「プレミアムシアター」で放映された番組を録画したもの。ぼちぼちと視聴していたのですが、二日前、ようやく聴き終えました。大好きなブルックナーの第8番、それも、ウィーン・フィルの演奏だというのに、どうし... 続きを読む
  • 「明るくマニアック」でワルターの稀少LPがぞくぞく登場!
    徳岡直樹氏のYouTube番組「ワルター特集」を拝聴して拙プログで紹介させていただいたところ、光栄にも、お読みいただけたようです。https://nekopapaan.fc2.net/blog-entry-1898.htmlそこでの内容から推察して「徳岡氏のコレクションは、フルトヴェングラーの場合とは違い、ワルターに関しては、ほぼCDで占められているようです」と書いたのですが、実際には日米のワルター協会盤をはじめ、膨大なLPも収集されておられました。10... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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