• 蓄音機仲間、音楽仲間、ひさびさに集結!
    緊急事態宣言解除後、談話室香津原、2カ月半ぶりのサロン再開です。まずは安全に配慮ということで、予約制、五月雨式の訪問、去来を勝原オーナーは目論んでいたようですが、最初のうちこそ少ない人数だったものの、だんだんと人が増えて、最盛期は15人ほどに。参加者の皆さんは、ネコパパも含めてマスク着用を意識されていましたが、これはちょっと、三密に至っていたかもしれません。ドクターであるメンバーのIKさん、いささか... 続きを読む
  • 「歌う国民」~歌は「国民」創生のツールだった?
    ■ツールとしての「唱歌」時は明治初頭。「東京音楽学校」(現在の東京藝術大学)初代校長を務めた、伊澤修二(1851-1917)。彼はもともと軍事の人で、アメリカで軍楽を学び、幕末、高遠藩で編成された西洋式軍隊の「鼓手」を勤めた人物であった。軍隊に必要なものは、全員一律の動作。そのためには、リズムが訓練が必要だ。「大砲の発射」というひとつの動作を取っても、兵士のリズム感覚の共有ができなければ始まらない。軍楽は「国民... 続きを読む
  • ちょっと感傷的な追想~ネコパパと蓄音機③
    拙ブログでたどるネコパパと蓄音機の「出会い」史。■蘇るサウンド 2009/09/11トヨタ産業技術記念館(名古屋市)で行われた「蘇るサウンド蓄音機」展に出かける。以下引用。担当者にお会いすると、幸いポーダル型の中型の機器で試聴させていただくことができた。レオ・ブレッヒ指揮のベルリン国立歌劇場管弦楽団のブラームス『ハンガリー舞曲第五番』もありました。蓄音機の試聴といえば、大概が昔の歌謡曲なのでは。それも興味深い... 続きを読む
  • SP盤をゴミにした日~ネコパパと蓄音機②
    ネコパパの生家にレコードプレーヤー(電気蓄音機)が到来したのは昭和33年(1958)年のこと。ネコパパ、3歳。この機械には、買った父以上に関心を持ったらしく、やたらといじる。ついに業をにやした父は、得意の日曜大工の技でこんな「おもちゃ」を作ってくれた。残念ながら、実機の写真は残っていない。正確な購入日時は不明なのだが、父が丹念に整理していた写真帳に、メモ書きがあった。新し物好きの父は、昭和30年代の経済成長... 続きを読む
  • 河口湖畔に響いた歌声~ネコパパと蓄音機①
    2000年5月。ネコパパは河口湖にいた。「河口湖オルゴールの森美術館」(現在は「河口湖音楽と森の美術館」)。広大な敷地にヨーロッパ貴族の別荘を思わせる建物やバラ園が設えられた、テーマパークである。当時中学校3年生の担任教師だったネコパパは、数ヵ月後に迫った修学旅行の下見のため、学年教師仲間と訪問先を回っていた。富士五湖・グループ行動の活動場所の一つがここだったのである。鵜飼貞雄氏という、大きなレストラン... 続きを読む
  • チビグラ2号の帰還と、黄昏のH堂SP盤録
    5月19日夜。発送してわずか2日でチビグラ2号(コロムビア蓄音機No212)が帰還しました。Sさんから送られてきた修理内容は…No212蓄音機モーターゼンマイ交換自動停止装置の軸側部品を純正品に交換キャビネットの美装処理と至れり、つくせりでした。作業時間はお伺いしたとおり、半日とありました。それで故障箇所のゼンマイ以外も見ていただけたようです。実を言うと「自動停止装置」は購入時から不調でした。作動しないことも多... 続きを読む
  • チビグラ2号大ピンチ!演奏中にゼンマイ断裂。
    巣篭もり活動のひとつ、LINEグループ「エジソン・ラヴァーズ」動画撮影準備中の出来事。外は雨です。ネコパパは、H同半額セールで入手してきたSP盤を試聴中でした。バルナバス・フォン・ゲッツィ楽団の「青空」。コンチネンタル・タンゴの先陣を切った大ヒット曲です。ネコパパ愛用のポータブル蓄音機「チビグラ2号」こと日本コロムビアNo212(1939年発売)は、本日もなかなか快調です。ところが。タンゴのリズムに乗って、静かに始... 続きを読む
  • ネコパパ、黄昏のH堂に出かけ「運命の一枚」に出会う
    今月31日の閉店が告知された大須のH堂レコード展に出かけました。もしかして「三密」?と訝ったけれど、そこそこの人手でした。1時間ちょっと、店内を見回ることができました。昨日作ったばかりのLINEグループ「エジソンラヴァーズ」にも、早速行かれた方がおられて、写真を送ってくださいました。店内の様子は、3月に訪れた時とほとんど変わっていないように見えます。閉店セールを告知する赤いチラシがあちこちに貼られてい... 続きを読む
  • LINEで蓄音機カフェ
    蓄音機カフェ・エヂソンの常連仲間でLINEグループをつくりました。名づけて「エヂソン・ラヴァーズ」ネコパパはブログ以外のSNSは全くやっていないので、こういうのは初体験。参加者4人で、自宅で収録した音楽動画を発信します。時間制限があって5分以内です。SP盤かEP盤の片面くらいしか送れないので、短い曲ばかりです。これまでにネコパパが投稿した音源はアイレンドルフ 森の水車    オットー・ドブリント楽団バ... 続きを読む
  • えっ、H堂レコードが閉店!?
    大須定番ルートだったH堂ことハイファイ堂のレコード店が、5月末で閉店だそうです。コロナ禍のため、一時的な休業かと思ったのですが、そうではないみたい。これはネコパパ、とても残念です。そして寂しい。名古屋では一二を争う在庫数で、クラシックLPも大変充実した店なのですから。毎年お得な「レコードの福袋」も出していて、これを買って帰るのが年中行事のようになっていました。かのDU店のない名古屋では、長年の間頼みに... 続きを読む
  • 昭和4年(1929)の架空レコード会社事情?
    朝ドラ「エール」ネタです。ユウイチ(古関裕而)がイギリス留学をあきらめて、レコード会社に就職する時期あたりを扱うのが今週の流れらしい。ドラマはフィクションだが、古関の史実を見ると、昭和4年の出来事である。理由が不明確なまま留学話が流れ、失意のユウイチのために、婚約者のオト(内山金子)が奔走する。すべてのレコード会社に就職話を持ちかけるが、本日6日の段階では全て断られる。まあ、そうでしょうね。その時、オ... 続きを読む
  • 「スター・ウォーズの日」にウィーン・フィルによる“鳥肌もの”「帝国のマーチ」
    …だそうです。おお、このジャケットは、DGG、クラシック層もねらっている。https://encount.press/archives/44587/映画音楽のレジェンド、ジョン・ウィリアムズ指揮によるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でスター・ウォーズの名曲「帝国のマーチ」の配信が4日にスタートした。「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」にちなんで「スター・ウォーズの日」として知られる5月4日(=May 4th)、ジョン・ウ... 続きを読む
  • 田園交響曲を聴こう(談話室香津原「会報」記事)
    名古屋蓄音機クラブも、コロナ禍自粛で、なかなか例会の開催ができません。そこで、勝原オーナーの音頭取りで「会報」作りをされるとのこと。趣旨は「楽しく読めて濃い中身。内容は自由」…って、超高いハードルじゃないですかヽ(´Д`;)ノ終息後の例会再開時に、フリーペーパーとして配布しようとお考えのようです。既に7人の執筆者が名乗りをあげられ、3回分は出来ているそうです。遅ればせながらネコパパも寄稿することにしました... 続きを読む
  • 朝比奈隆&新日本フィル・ブルックナー交響曲選集がSACD化!(困った)
    外出自粛しているからネット見物が多くなる。それでまた、こんな広告を見つけてしまう。朝比奈隆&新日本フィル・ライヴをSACD化!ブルックナー:交響曲選集(第3-5,7,8番)1992年5月-96年12月 ライヴ録音2枚組朝比奈隆&新日本poタワーレコード・オリジナル企画盤fontec x TOWER RECORDSタワー企画盤 SACDシングルレイヤー 最新作!朝比奈隆 復刻最新企画 世界初SACD化500本限定 シリアル・ナンバー付SACDシングルレイヤー発売日 20... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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