• 「音楽を楽しむ会」コロナウイルス対策で開催中止
    3月14日実施予定の「音楽を楽しむ会」はコロナウイルス対策のため中止になりました。今後の予定ですが、4月に予定されている「楽器の世界・クラリネット」は計画通り実施し、3月予定のベートーヴェンを聴く・若き日々」はそれ以降に組み込みたいと思います。よろしくお願いします。... 続きを読む
  • 空飛ぶ円盤に乗って「夢の時間」へ
    ひさびさに名古屋のオーディオ店・サウンドピットから、アナログレコード試聴会の案内ハガキが届いた。ネコパパには到底手の届かないハイエンド機の音が楽しめる機会、この種の機材、ネコパパには購入する財力もなければ意欲もないが、音には興味がある。行ってみると、今回はメーカーの担当者の説明もなければ、パンフレットも積み上げられておらず、お客様がレコードを持ち寄って試聴できるフリーな会であった。来訪者も心得てい... 続きを読む
  • サヴァリッシュ、コンセルトヘボウの「田園」~平常心で作り込んだ、緻密な演奏
    ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団Brilliant Classics:Holland BRL92766(original recording EMI)Producer: John FraserBalance engineers:Mark Vigars録音:1991年3月11,14,15日録音会場:コンセルトヘボウ、アムステルダム[デジタル録音]original CD第1楽章 12:00ごく普通のテンポで滑り出す。主題提示後すぐのクラリネットの美しさ... 続きを読む
  • ヨッフム、ロンドン響の「田園」~歩みはゆったり、気分は躍動
    ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン交響楽団独EMI ‎–LP, Stereo, Quadraphonic  1C063-03252QRec 1976英Disky CD HR706162第1楽章 10:59たいへん遅い、踏みしめるようなテンポで開始される。各フレーズの終わりには念を押すようなリタルダントがあり、クレシェンド、デクレシェンドも多用される。ドイツ古式の様式的な解釈とも、フルトヴェングラー的とも感じられるが、意外に重... 続きを読む
  • 老優が粋に演じるヒーローの「成れの果て」~映画『運び屋』
    先日WOWWOWで録画しておいた映画を鑑賞。2018年アメリカ、監督業と俳優業を演じ分けるクリント・イーストウッドの主演作である。90歳の彼が90歳の主人公を演じている。暗さはない。「老い」と「人生」を淡々と、沁みるタッチで描いた作品である。気に入った。かつて園芸家として名を馳せたアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、経済的に行き詰まり孤独に暮らしていた。朝鮮戦争で徴兵され、退役後は園芸業を営み、家族... 続きを読む
  • レコード原盤の工場が全焼…あとは日本だけだ!?
    レコード愛好家に衝撃のニュースが。レコードのいわば「母型」である「ラッカー原盤」の製造工場が火事で全焼とのこと。盛況と言われるLP市場だが、なんと、ラッカー原盤が製造できる工場は世界でアメリカと日本の二社しかなく、その9割が今回焼失したアポロ・マスターズだったという。以下引用。世界に2つしかない「レコードの原材料」を生産する工場の1つが火事で焼失、レコード業界に影響か2020年2月10日 16時0分 GIGAZINE(ギ... 続きを読む
  • 永遠のミミ~追悼・ミレッラ・フレーニ
    名ソプラノのミレッラ・フレーニが亡くなられたそうです。オペラはあまり聴かないネコパパですが、さすがにこの人のレコードにはお世話になりました。TVや映像作品でもしばしば拝見し、旧来のオペラ歌手のイメージとは違う、等身大のヒロインを演じて魅せられました。つい先日、蓄音機サロンの会場でお客様から「お好きなオペラ歌手はおられますか」と尋ねられ、誰の名前も出てこなくて困ったことがありました。その場は「テバルデ... 続きを読む
  • 蓄音機サロン・古関裕而とボサノバと
    2月2日、談話室・香津原での蓄音機サロンが開催されました。参加者は定員30人ぴったり。今回も多彩なプログラムが並びます。第1部はIKさんのご案内で古関裕而の世界。船頭かわいや 音丸フランチェスカの鐘 二葉あき子雨のオランダ坂 渡辺はま子きみの名は 織井茂子長崎の鐘 藤山一郎あこがれの郵便馬車 岡本敦郎とんがり帽子 川田正子古関 裕而(こせき ゆうじ、 1909年(明治42年)8月11日 - 1989年(平成元年)8月18日... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・楽器の世界⑦ヴィオラ
    中国発、猛威を振るうコロナウィルスの話題もあり、しかもテーマが地味な楽器、参加者は見込めないか…と心配していましたが30人を超える参加者で、名古屋からネコパパの中学生時代の懐かしい同級生が応援に来てくれました。というわけでネコパパ、いつになく張り切って、ついおしゃべりのし過ぎに…以下、発表原稿のご紹介です。豊明市立図書館自主企画 音楽を楽しむ会2020年第2回 2月8日(土)午前10時~12時(毎月第2土曜日開催今... 続きを読む
  • ワルター/NYフィルのブラームス・ライヴ
    ワルター指揮ニューヨーク・フィルのライヴを2曲収録したLPを入手。仏TAHRA原盤を使用して日本のレーベルALTUSが制作したものである。2018年6月の発売で、2枚組。LP1ヴァイオリン協奏曲エリカ・モリーニ(Vn)1953年12月20日録音LP2交響曲第2番1951年2月4日録音 会場はいずれもカーネギー・ホールブルーノ・ワルター指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団TALTLP047(2LP)演奏はどちらも早めのテンポ、分厚い響きで、た... 続きを読む
  • ワルター/VPOのマーラー第9に新情報
    ブルーノ・ワルターとウィーン・フィルによるマーラーの第9交響曲、と言えば、1938年1月の緊迫したウィーン情勢下でライヴ録音されたSP盤で、一種壮絶な演奏ということで、ワルター・ファン以外にも知られたレコードですが、ここにきて新情報です。浩瀚なワルター・サイトを運営されているDANNOさんが、自サイト掲示板に投稿したもの。一発ライヴであると思われていたこの録音に、前日リハーサルでの収録分が含まれていたとのこと... 続きを読む
  • 小林秀雄音楽論の欠落を埋める好著
    https://www.shinchosha.co.jp/book/352791/小林秀雄は『モオツァルト』以外わずかな音楽評論しか残さなかったが、実際は大変な音楽ファンで、日々レコード三昧の生活を送っていたようである。本書は、本人が文章化しなかった音楽録の欠落を補う意図で、筆者が数々の資料を発掘補填して、小林秀雄と音楽の親密、かつ本質的にも思われる関係について考察したもの。評論というより、資料を土台に筆者が自在に想像の翼を広げた「物語... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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