• アーサー・ビナード氏は語る②「生き延びるための紙芝居」
    ■「紙芝居」は人力のメディア童心社という出版社があります。いい絵本をたくさん出していることは皆さんご存知でしょう。ここ、実は紙芝居の出版社です。「この世で一番もうからない出版は紙芝居」だそうです。でも紙芝居は凄い。これぞ全員団結、みんなで見れば凄い力が生まれます。絵本は一人で見るもの。みんなで見てもひとりで見ている。紙芝居は逆。一人で見てもみんなで見ているように感じる。これに気付いたのは30年前。ア... 続きを読む
  • アーサー・ビナード氏は語る①「生き延びるための絵本」
    1月19日。四日市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」で、アーサー・ビナードさんのお話を拝聴しました。日本在住のアメリカ人。日本語で詩を書き、絵本を作り、社会情勢にも鋭い視点で意見を述べる。文学者は世の中のご意見番でなくてはならない、という「文士の矜持」がびしびし伝わるお話でした。そんなビナードさんが、今回は「紙芝居」に挑戦するとのこと。というわけで、以下はネコパパのメモからご紹介します。僕を紹... 続きを読む
  • 曲への違和感が洗い流されていく…現田茂夫のマーラー
    2020年最初のコンサート鑑賞。演目は渋いが、会場はいつものようにほぼ満席である。ヴィオラのソロ、各楽器の音が鮮明に聞きたいと思ったので、二階右翼バルコニー席を選んで拝聴した。ここはステージ全体は見渡せないが、指揮者、ソリストの所作は見やすく、なにより音の粒立ちがいい。中央マイクもほぼこの高さに合わせている。最初にウォルトンのヴィオラ協奏曲。新古典主義の書法できっちりと書かれた、沈鬱な情感の漂う音... 続きを読む
  • 論理国語について、内田樹の見解に共感する
    毎度お邪魔している内田樹氏のブログに国語教育に関する提言あり。大いに共感するところがあったのでご紹介したい。http://blog.tatsuru.com/2020/01/06_1024.html「論理的にものを考える力」それ自体はたいへんけっこうなものです。文章の階層構造を理解したり、断片から全体の文脈を推理する力は複雑な文章を読む上では必要不可欠ですから。でも、申し訳ないけれど、規約とか契約書というのはまったく「複雑な文章」ではありませ... 続きを読む
  • 「さらにいくつもの」真実
    ようやく見てきました。『この世界の さらにいくつもの 片隅に』(2019)https://ikutsumono-katasumini.jp/アヤママとは予定が合わなかったので、日時をずらして二人で見ました。いつもの夫婦50割引は使えなかったけれど…2016年作品の映画『この世界の片隅に』(以下オリジナル版)で省略された原作漫画のエピソードを、さらに緻密に拾い上げ、40分も長尺の作品に。はじめてオリジナル版を見たときは、これは息を呑むほどにす... 続きを読む
  • SP盤の架蔵がじわじわと…
    2月の「音楽を楽しむ会」がヴィオラの巻なので、資料やレコードを集めているところ。ヴァイオリンやチェロに比べると地味な楽器なので、ネコパパ庵の架蔵品では資料不足だ。蓄音機コーナーでご紹介する盤もどうするか。折も折、某所でこんなSP盤を発見。曲はブラームスのヴィオラ・ソナタ第1番。演奏はライオネル・ターティスのヴィオラ、ハリエット・コーエンのピアノ。コロムビア青盤3枚組のアルバムで、状態は良好。曲は渋いが... 続きを読む
  • 新生!蓄音機サロン
    「ギャラリー香津原」あらため「談話室 香津原」として蓄音機サロンの会場がリニューアル・オープン。1月11日(土)本年最初のサロンが開催されました。オープンした談話室は浮世絵版画専門店・香津原の事務所を兼ねたスペースで、昨年までのギャラリーに比べ幾分こじんまりとしています。勝原オーナーは定員20名くらいを想定していたようですが、「こけら落とし」の予約は32名の盛況で、スタッフは椅子の用意に奔走されたとのこ... 続きを読む
  • 曲も演奏も聴きわける凄耳アプリ
    プロ友さんの記事によると「スマホに音楽を聴かせると、たちまち曲も演奏も聴きわけるアプリ」があるのだという。そんな馬鹿な。あるとしても値が張るに違いない。そう思いつつ、一応検索してみたところ、あるある。それも無料アプリで。そこでひとつダウンロードしてみた。例えばこの「オトミィ」というアプリ。ダウンロードすると、こんなマークが出てくる。そこをタップすると、検索開始。I-Tunesを開いて、いろいろ聴かせてみ... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・新年を彩る音楽
    今年も豊明市立図書館自主企画「音楽を楽しむ会」の構成とご案内を担当することになりました。会長のNさんの会計報告によると、1990年スタート、今年は30周年になるそうです。年の初めと合って参加者は約30人。会終了後の新年お食事会には16人の参加者があり、これは前代未聞とのことでした。以下は、今回のプレゼン原稿の紹介です。2020年第1回(322回)1月11日(土)午前10時~12時(毎月第2土曜日開催今月のテーマ 新春を彩る音... 続きを読む
  • 子年にちなんで「冒険者たち」を考える
    1月8日朝日新聞夕刊。珍しく、児童文学に関係する大きめの記事が掲載された。紹介されているのは斎藤惇夫『冒険者たちーガンバと十ひきの仲間』(1972)。現在は岩波書店刊だが、初版は牧書店という地味な児童書出版社から出たものである。これは初版の表紙。主人公はドブネズミのガンバ。もともとは町に住む、威勢がよく向こう見ずの「坊ちゃん」気質の若者ネズミだったが、ふとしたことから冒険者を気取る船乗りネズミたちと知り... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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