• クリムト展
    たいへんな猛暑日です。こんな日の午後はきっと、空いているだろう、平日でもあるし…と、思いながらネコパパとアヤママが出かけたのは、豊田で開催されているクリムト展でした。グスタフ・クリムトは、世紀末ウィーンを舞台に活躍した画家です。金ピカの絢爛豪華と、作りこんだデザイン性に、恍惚とするような官能美が溶け込んだ作風。でもよくみると、なかなかかわいいところもあったりして。右上の鳥とか。悪い奴みたいだけれど... 続きを読む
  • 追悼 アンナー・ビルスマ氏
    オランダのチェリスト、アンナー・ビルスマ氏が亡くなりました。享年85歳。ピリオド楽器の音色や演奏様式がどうも苦手なネコパパが、とりわけ愛聴するこのチェリストは、ピリオド演奏の第一人者でした。楽器や奏法を乗り越えて、ただただ素晴らしい音楽が迸ってくる人でした。心よりご冥福をお祈りいたします。以下、タワーレコードのサイトより引用https://tower.jp/article/campaign/2019/07/26/02追悼 アンナー・ビルスマ(1934... 続きを読む
  • 追悼 谷内こうたさん
    画家・絵本作家の谷内こうたさん死去 71歳7/23(火) 14:54配信 オリコンhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000342-oric-ent画家・絵本作家の谷内こうたさんが7月2日、自宅にあるフランスのルアーン病院で、脳溢血のため死去した。71歳。葬儀は7月12日にルアーンで近親者で執り行われた。偲ぶ会などの予定はない。谷内さんは、神奈川県川崎市出身。多摩美術大学中退。本名は鋼太。叔父の画家・谷内六郎のすすめで絵本... 続きを読む
  • 藤田和日郎原画展にいきました
    ネコパパの漫画読みは「厳選主義」(ゆきあたりばったり)なので、優れた作品を随分読み逃していたりするのですが、そんななかでもとりわけ注目している作家さんが何人かいるのです。藤田和日郎は、その筆頭にあげられるひとり。そんな氏の原画展が開かられるというので、喜び勇んで行ってきました。小さなコミックスの版形で見ても、襲いかかってくるような勢いのある筆致は、原画で見るとますます冴え渡っています。ライヴペインテ... 続きを読む
  • 清水眞砂子さんのレクチャー③
    ■ネコパパ感想清水さんのお話を拝聴するのは、何年ぶりでしょうか。記憶に残っているのは、豊橋で娘・テンチョウと一緒に、ある講座に参加して「ゲド戦記」について、熱心な方々とともに膝を交えて、意見を交わしあったこと。2006年の8月20日のことでした。同じ年の11月23日、今回のレクチャーの座長である「メリーゴーランド」代表の増田義昭さんが、ネコパパの地元豊明に講演に来られ、それをネコパパはアヤママと一... 続きを読む
  • 清水眞砂子さんのレクチャー②
    ■なぜbeforeなのか?ー「学び」の原点長野県須坂市で行われた信州岩波講座「高校生編」で、「学ぶ」ことについてお話したことがあります。こんなお話です。若い頃、南アメリカの民話集「空にのこったおばあさん」を訳しました。私の二冊目か、三冊目の翻訳書です。原書を見て不思議なことに気づきました。どの話も、はじまりがLong, long agoではなく、“Long, long before”になっているのです。なぜbeforeなのか?agoが「昔」なの... 続きを読む
  • 清水眞砂子さんのレクチャー①
    2019年七夕の日。久しぶりに四日市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」にアヤママと出かけ、拝聴してきました。清水眞砂子さんの講演会でした。胸に染みる内容。久しぶりの「児童文学の時間」。以下、ネコパパによる聞き書きです。メリーゴーランドは12年ぶりでドキドキしています。「自分とは何かを考えるとき、文学は必要である」「文学への入り方を示すのが批評の役割」と加藤典洋は書いています。子どもには本を読ん... 続きを読む
  • 京都アニメーション火災
    京都アニメーション。ここの作品には、制作会社独特のカラーが感じられ、関心を持っていました。映画『聲の形』とTVアニメ『けいおん』『響けユーフォニアム』の一部を見たくらいですが…京都には、息子・銀老鼠君の出身大学があり、アニメの学部もあります。出身者も在籍しているかもしれません。それが、こんなことに。大勢の死傷者が出ているようです。救助活動はまだ継続中です。亡くなられた方々には心からお悔やみを申し上げ... 続きを読む
  • オーディオフェアでJBLエベレストを聴く
    名古屋市民管弦楽団の演奏会を聴いたあと、Sige君とネコパパは地下鉄で吹上ホールへ。地下鉄、バス乗り放題で600円の「ドニチエコキップ」を二人とも買っているので、移動はらくらくなんです。目的は…こんな感じでオーディオショップが集合して覇を競うデモ大会です。ネコパパは大体毎年冷やかしていますが、sige君とは初めてかな。彼も近頃ちょっとオーディオに目が向いているので誘ったのです。会場は初老の男性ばっかりです。「... 続きを読む
  • 渋い選曲も堪能させる!
    Sige君とこれに行ってきました。「平成音楽史」で片山杜秀氏が述べていた「アマチュアオーケストラの時代」の到来を思わせるような、渋い選曲。それでいて、会場は満席です。プログラムはベルリオーズ、ブラームス、ドヴォルザークの順。チラシとは逆のケースですね。当然その順だと予想していましたが。演奏はとても良かった。何しろオーケストラの技量がプロ裸足で金管群をはじめ全く不安感がありません。この日の指揮者、佐々木... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・楽器の世界④フルート
    2019年 第7回 7月13日(土)午前10時~12時(毎月第2土曜日開催)会場に視聴覚室に行ってみたら、椅子が新調されていました。エアコンもメンテナンスしたのか、音が静かになっているような…室温自動調整による不具合は変わりませんが。参加者は約30人、2時間に長丁場を最後までお付き合い頂きました。今回は初のアナログレコード再生にも挑戦。途中一箇所音飛びがあって、ひやっとしましたが、なんとか無事にお聞きいただけ... 続きを読む
  • 秘密組織JASRAC、潜入調査官の冒険
    2年にわたって潜入調査とは恐れいった。スパイ映画顔負けの活躍ぶりだ。調査官の証言。「とても豪華に聞こえ、まるで演奏会の会場にいるような雰囲気を体感しました。「生徒は全身を耳にして講師の演奏を聞いている」潜入された音楽教室側の言い分。「教師や生徒が演奏をするのは、技術を伝え、学ぶことが目的で、楽曲を鑑賞させるためではない」ネコパパ、一読目に感じたことはこうだ。両者の立場が違うのだから、こうなるのは当... 続きを読む
  • フルトヴェングラーのLP漁り、なお続く
    今度はキングインターナショナル制作の、ごく最近発売されたLPをいくつか入手しました。この社の出しているクラシックレコードは、一言で言えばマニア向け贅沢品。普通だったら入手なんて考えもしないんですが、たまたまヤフオクで格安で出ていたんです。これを、時間を見つけては、聴いています。1952年12月8日、ベルリンの映画館ティタニア・パラストでのベートーヴェン「英雄」このとき「英雄」は、12月7日と8日に演奏さ... 続きを読む
  • ものするひと
    純文学作家を主人公にした漫画といえば、こちらのほうが評判なのかもしれない。実はネコパパも、連載を楽しみにして読んでいる。でも単行本は買わない。タイトルと内容は大違いで、文学少女を主人公にした「バイオレンスマンガ」だからだ。そのギャップか゜楽しくもあるし、だから駄目ってわけじゃないのだが、ちょっと本棚に並べるのは…ネコパパがひとつの漫画を丁寧に読もうと思うときは、雑誌連載はなるべく読まない。細切れに... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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