• ディ・ムジカンテン演奏会を聴く
    寒い寒い。こんな日は家にじっとしているのが一番だが、せっかくチケットを頂いたのだから…と出かけて行ったのがこのコンサート。驚いたことに満席。定期演奏会60回を超えるベテラン・アマチュア団体だけに集客力が違うのか。お客様の会話を聴いていても、演奏関係者が多い様子だ。指揮は期待の中村暢宏。このオーケストラとの組み合わせは珍しい。最初の「ティトゥス」序曲。冒頭、始まりの和音に続いてファンファーレのような... 続きを読む
  • シネマサロン~「カサブランカ」の秘密
    1月26日はギャラリー香津原のレギュラー企画、「シネマサロン」に参加しました。この冬一番の冷え込み。そのせいもあるのか、予約会員もインフルエンザで4人欠席。15人ほどの会になったのですが、中身は濃密…講師の井上マスターの分析でB級映画をもくろんで制作された「カサブランカ」がなぜ歴史に残る名作になったのかがしっかり納得できました。■署長が最後にたたき割ったのはネコパパが改めて感心したのは、本作が194... 続きを読む
  • NHK交響楽団の定期演奏会にEMG蓄音器が登場!
    NHK交響楽団の定期演奏会の生中継を、エアチェックで聞きました。第1903回 NHK交響楽団定期公演 C2019年1月11日(金)NHKホール 指揮:ステファヌ・ドゥネーヴチェロ:ゴーティエ・カプソン<プログラム> ルーセル/バレエ組曲「バッカスとアリアーヌ」第2番  サン・サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33 <アンコール>サン・サーンス「白鳥」 チェロ:ゴーティエ・カプソン  ピアノ... 続きを読む
  • 2019年最初の蓄音機サロンは「歌を聴く」
    2019年最初の蓄音器サロンはいつもと比べるとやや少人数。テーブルを出してお茶を飲みながら気楽に楽しむ雰囲気で、まさにサロンの風情。それもあって、客席からも即興的な声掛け・質問が投げかけられ、勝原オーナー、井上マスターも右往左往するというにぎやかな会になりました。蓄音器に正対して真剣に聴くのもいいけれど、こんな雰囲気も捨てがたい。曲目が「歌」中心だったことも皆さんの気持ちをリラックスさせたのかもしれま... 続きを読む
  • 日本児童文学学会第 57 回研究大会報告⑥少女雑誌のビジュアル的変遷
    【ラウンドテーブル ②】 会場: 8 号館 3 階 8302 教室テーマ 視覚的要素からみた実業之日本社の雑誌基調講演内田静枝(弥生美術館)報告者松本育子(刈谷市美術館)土居安子(大阪国際児童文学振興財団)「大正期における児童出版文化史の研究」の一環として取り組まれている「実業之日本社の仕事」を明らかにする研究プロジェクトの報告である。今回取り上げられたのは「少女の友」(明治41(1908)~昭和30(1955))「幼年の友」(1909... 続きを読む
  • 「音楽を楽しむ会」2019.2のご案内
    図書館で行われる音楽鑑賞会の2回目のチラシを作りました。2月のテーマは「物語と音楽」。ストーリーのある音楽を聞いていただくことにしようと思います。たたし、オペラやバレエ音楽はそもそも「ストーリー」が前提ですからそれは除外して、オーケストラだけで演奏され、しかもストーリーがあるものを選んでみることにしました。チラシです。1 デュカ 交響詩「魔法使いの弟子」2 ベルリオーズ 幻想交響曲3 リムスキー=コル... 続きを読む
  • 教授の大みそか2018
    この番組は、毎年生放送で大晦日に放送されていたそうです。でも、聞くのは初めて。なにしろラジオからはすっかり遠ざかっており、再び聴き始めたのはつい最近のことなんですから。いやあ、これはいい番組です。これまで聞き逃していたのは惜しかった。再放送は無理でしょうねえ…ラジオと再会したきっかけは、今も熱心なラジオリスナーのプロ友シュレーゲル雨蛙さんからエアチェックをいくつか聞かせていただいたこと。番組表を見... 続きを読む
  • 音盤による音の違い
    今回書くようなことは、普段あまり気にしません。でも、先週ちょっと、興味深い出来事があったので報告します。sige君が記事にしてほしそうな様子でもあったので。音盤による音の違いについて、です。ご紹介する盤は、エーリッヒ・クライバー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏するベートーヴェン 交響曲第6番「田園」演奏についての「参考にならないネコパパのコメント」はここにあります。https://blogs.yaho... 続きを読む
  • ズヴェーデンのブルックナー全集を衝動買い!
    ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンは,オランダ生まれの指揮者で、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを経て、オランダ放送フィルの首席指揮者に就任。2006年から2007年にかけて、同オーケストラを振ってブルックナーの交響曲を録音していたのは知っていて、エクストン記念ボックスに入っていた「第4」も聞いていました。でも、「レコード芸術」誌などの高評価に比してネコパパの印象は薄く、「これ、本... 続きを読む
  • 音楽を楽しむ会・楽器の世界①ピアノ
    今回の記事は2019年1月12日(土)に開催された「音楽を楽しむ会」の解説原稿です。場所は豊明市図書館2階視聴覚室。約30名の参加者がありました。皆さん、ありがとうございました。■就任のごあいさつおはようございます。今回から音楽を楽しむ会の解説を務めさせていただくことになりました、ネコパパと申します。27年も続いている会の二代目の解説者をご拝命ということで、先代のK先生の知識と実践に裏付けられた味わい... 続きを読む
  • 「ビクター家庭音樂名盤集」を探索する
    ■ネコパパ、入手する戦前のSP時代、日本ではかなりの数のクラシック盤が「洋楽」として発売され、世界でもまれなほどの売れ行きを示したと言われています。それには、レコード会社の販売戦略もありました。全集物の予約販売です。「協会物」と呼ばれるものもあり、枚数の嵩むアルバムは分割で1枚ずつそろえる、全部揃うと、あるいは予約の段階で、革装の立派な「アルバム」が贈呈されて、購入者はそれがだんだんとレコードで埋ま... 続きを読む
  • エジソン式蝋管蓄音器「フォノグラフ」を発見!
    おや、これは何でしょう?海賊船の船底に隠された宝箱のような…ここは、名古屋市内のとあるマンションの一室。室内には、膨大な数のレコード、蓄音機、オーディオ、その他の音楽関係の資料が…どれも貴重なものばかりです。集まっているのは数人の男。ネコパパも含む、名曲喫茶ニーベルングの常連たちです。実はここ、わけあって店仕舞いした中古レコード店なのですが、不思議な縁で関係者の特別な許可を得て、貴重な備品・商品を、... 続きを読む
  • 恒例、H堂のLP福袋を買いました
    ネコパパ夫婦がテンチョウ母子と5人で、名古屋の古い繁華街・大須を訪れたのは1月4日。テンコの妹コリコはまだ1歳ですが、表情豊か、反応迅速、でも人込みはどうかな?と思ったのですが、ずっと上機嫌で買い物や万松寺参りに付き合ってくれました。ネコパパの関心は購入が習慣になったH堂の「LP福袋」¥5000なんですが、さすがに4日ともなれば売り切れているだろう…と思ったら、結構売れ残っていました。中身はわからない。昔... 続きを読む
  • 2018年の読書③
    「落穂ひろい」(1982)「絵本論」(1985)「児童文学論」(2009 以上福音館書店)の三部作は瀬田貞二の主著と言えるものですが、すべて著者没後に出版されたもの。編集者としてこれを世に出した人が荒木田隆子氏です。本書は瀬田の初めての評伝であるとともに三部作を読み解く格好のガイドブックと呼べる重要な一冊。瀬田貞二といえば「ホビットの冒険」「指輪物語」などの翻訳者として記憶されている人も多いと思いますが、福音館の松... 続きを読む
  • 2018年の読書②
    ポスト大学入試センター試験として提示された「共通テスト試行問題」を詳細に分析。契約書や自治体の景観保護ガイドラインなどの実用文を複数提示して参照し合うことを「実践力」とみなし、文学の読みを後退させている傾向が顕著です。広島大の難波教授が「このままでは文学部もなくなり、文学研究そのものが消滅してしまう」と警告するのもわかります。では、文学教育はなぜ必要なのでしょうか。人間にとって文学は必需品なのか。... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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