• ネコパパ、蓄音機サロンで「戦後洋楽事始」を語る②
    ■唯一の来日となった三人の名ピアニスト次は、この時期に日本を訪れた三人のピアノの名手たちの演奏をお聞きいただきましょう。三人に共通するのは、これが生涯で唯一度の来日になってしまったということです。3.モーツァルト ピアノ・ソナタ第11番イ長調K331~トルコ行進曲ワルター・ギーゼキング(ピアノ) 録音: 1930年代後半 Columbiaまずはドイツのワルター・ギーゼキング。主観を排し、譜面に忠実を旨とする「新即物主... 続きを読む
  • ネコパパ、蓄音機サロンで「戦後洋楽事始」を語る①
    10月28日、ギャラリー香津原で開催された名古屋蓄音機クラブ例会・クラシック編のコメンテーターを務めました。お客様は25人ほど、テーブルを囲んでサロン風にセッティングされた会場で、ネコパパとしても大変気持ちよくお話をさせていただくことができました。何よりも素晴らしかったのは、蓄音機EMG-Mark9の絶好調の響きです。ダイナミックレンジの広いクラシック盤というのは、SPでもLPでもストレスのない再生は難しく、... 続きを読む
  • 日本児童文学学会研究大会に参加します
    例年行われている日本児童文学学会の研究大会に、今年も紛れ込んで勉強してきます。一般人でも参加はできますが、幸いにも会員のシュレーゲル雨蛙さんからお誘いを受けましたので、大手をふって参加してしまいましょう。実施要項を、学会ホームページから抜粋引用します。http://www.jscl.internet.ne.jp/2018112425taikai.pdfもしご興味がありましたら、みなさんもご一緒しませんか。参加費など詳細はホームページをご覧ください... 続きを読む
  • 絵本・児童書の“萌え絵”論争
    ネットニュースによると、最近ネット上では絵本・児童書に「萌え絵」が多く「子どもにふさわしくないのでは?」という論議が起こっているのだそうです。え、そうなの?そこで「絵本」「萌え絵」と入れてグーグル検索したところ、確かにかなりの記事が出ていることがわかりました。ことの発端はどうやら昨年12月、「アニメ絵本は、その当時の最先端のいわゆる『萌え絵』を取り入れていた」という投稿のようです。それには年代の違... 続きを読む
  • Iさん、奥様に叱られる
    先週おじゃましたIさんからラインが届きまして。おおっ、蓄音機を購入されたんですね。コロムビア卓上型。おそらく1930年代後半の個体。サウンドボックスは音の良さで定評あるコロムビアNo9だと思います。ちょっと前面グリルが傷んでいたのも、お得意の手仕事ておしゃれにリニューアル。楽器であることを主張しています。SP盤も、40枚も入手されたとのことです。おっ、ペギー・リーの「ジャニー・ギター」だ。奥様に叱られたそ... 続きを読む
  • 不良老年の午後
    10月某日。蓄音機クラブの仲間、Iさんのお宅におじゃましました。場所は名古屋市中村区です。集まったメンバーは、井上マスターをはじめお馴染みの顔ぶれが、ずらり6人。それでもリスニングルームは全然手狭ではありません。Iさんが家業として経営されていた仕事場をリフォームしたもので、広さはざっと30畳…いや、もっとありそうです。自慢のオーディオ機器をずらりと揃えて、音量も好きなだけ鳴らせます。なんとも羨ましい... 続きを読む
  • 10月火曜日は大学へ
    10月の毎週火曜日、大学の公開講座に通っています。アヤママと二人で参加しています。大教室での講義は、学生時代に戻ったようで、ちょっとウキウキ。教室はいつも満員、参加者はとても熱心。ただし、随分と年齢層は高いのですが…講座の内容はこれ。グローバルの文字があちこちに飛び交っています。今日のテーマは「アメリカ文学」従来のイメージとは全く違う、国境や言語の違いを超えた、というか縦断する表現が、多くの作家た... 続きを読む
  • ネコパパとブルックナー「ロマンティック」
    ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。これはいい曲ですね。ブルックナーの曲としては重苦しさがなく、それでいて「大作」らしいスケール感があります。とりわけフィナーレのコーダでの胸のすくような高揚感、飛翔感は見事です。昔はブルックナーの交響曲としては薄味で軽いと敬遠していた時期もありましたが、今は「第8」と並んで一番好きな曲になっています。まあ「ロマンティック」の表題は、どちらかといえば「第7... 続きを読む
  • アンサンブル・エネルジコで「ロマンティック」を
    とても意欲的なプログラムの演奏会でした。いつもと違って、今日はネコパパがsige君を誘ったのです。はじめて聴くオーケストラでしたが、選曲が渋い。相当の自信が伝わってきます。最初は「序曲ト短調」ブルックナー初期の珍しい曲で、プログラムには「CDをお持ちの方は皆無なのでは」とありますが、どっこいネコパパ、二種類架蔵しています。といっても、滅多に聴く曲じゃない。最初の音から、オーケストラの音の確かさが伝わって... 続きを読む
  • 朝比奈隆のブルックナー「拾遺集」がSACD化
    朝比奈隆第2回のブルックナー交響曲全集がSACD化され、個人的には納得のいく音質になっていたのを喜んでいたところへ、このニュース。https://tower.jp/article/feature_item/2018/10/05/1111【タワレコ限定】朝比奈隆/VICTOR原盤ブルックナー:交響曲第4・7・8番、序曲、ミサ曲第3番(SACDシングルレイヤー)掲載: 2018年10月05日 15:00タワーレコード・オリジナル企画盤Global Culture Agency x TOWER RECORDSのSACDシングルレ... 続きを読む
  • 大杉漣さんの遺作映画「教誨師」を観る
    アヤママとこの映画を見てきました。http://kyoukaishi-movie.com/5日のNHKニュースで紹介されていたのを視聴して、「じゃ、明日行こう」と、翌日の封切り日に見に行きました。「思ったらすぐ行動する」アヤママは決断と行動が早い。ネコパパにはありえない俊敏さです。いつも翻弄されてます。さてこの映画、扱われている内容を考えると不謹慎かもしれませんが、面白い作品でした。当日は新聞記事も出たので、まずは引用します。... 続きを読む
  • 港の町に忽然と…
    アヤママと港区の商業施設「ららぽーと」に出かけました。お目当てはここの別棟として建てられ、9月28日に回転したばかりという大型書店です。出かけるきっかけになったのは、sige君に見せてもらったこの新聞記事です。以下引用。メルヘンハウス、再起の5冊 名古屋「ららぽーと」に中日新聞WEB  2018年10月4日 09時00分http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018100490085648.html 名古屋市で3月に閉店した日本初... 続きを読む
  • 10月の蓄音機サロンにネコパパ登壇…
    なごや蓄音機クラブ・10月28日(日)例会のコメンテータを務めさせていただくことになりました。内容は、昨年行った電気文化会館での蓄音機コンサートでテーマとした「日本洋楽事始」の続編で、戦後まもなくの時期の外来演奏家たちの演奏をSP盤で聴いていただこうというものです。とりあえず予定リーフレットを作成しました。これから、盤をくり返し聴きながら、お話の内容を詰めていきたいと思います。はたしてうまくいきますか... 続きを読む
  • 台風24号、孫の運動会を吹き飛ばす
    先週は孫テンコ(幼稚園年長5歳)の運動会見物のために埼玉へ。台風24号の接近。天気予報はギリ午前中曇り。ところが前日になると小雨に変わり、当日朝は、どうにも怪しい雲行きで、道路にもポツポツと雨の雫が…テンコは組体操のてっぺんに立つということでやる気満々なんですが、咳き込み気味なのも気になるところ…1歳の妹コリコは大変元気。おませでちょっとデリケートなところのあるテンコとちがって、反応素早く、笑顔も食欲... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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