• ギャラリー香津原・蓄音機コンサート「真夏の夜のジャズ」
    「真夏の世のジャズ」のテーマにふさわしい、猛暑の日の蓄音機サロンになりました。この日はいつになく嬉しいことが二つ。まずは会場に出かける前の数時間、蓄音機クラブのメンバーであるSさんが午前からネコパパ庵に来訪され、昼食を食べながら音楽聴きに興ずる時間をもつことができたこと。また、盟友Sige君がはじめてサロンを訪れ、EMGマーク9の美音をともに楽しむことができたこと。■Sさんと意気投合Sさんは蓄音機カフェ・エ... 続きを読む
  • 中村敦夫、渾身の朗読劇「線量計が鳴る」
    昨日はアヤママとこんな上演会に出かけました。名古屋の小劇場での上演。チケットは前売り完売していて、20分前に入場したときはほとんどの座席が埋まっていたほどの盛況。中村敦夫、渾身の朗読劇です。劇の内容は、中日新聞の記事がプログラムに添付されていたので、以下、それを引用します。原発ゼロ、魂の朗読劇 俳優・中村敦夫さん自ら台本、上演 2018/5/8 中日新聞 テレビドラマ「木枯し紋次郎」で知られる俳優で元参院... 続きを読む
  • 応援します!「ペンギン・ハイウェイ」
    先日、アヤママと連れ立って見に行った映画は…ネコパパの長男、銀鼠の同期生の監督デビュー作品です。なんと2時間の長編アニメーション!(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会内容は、公式サイトとかここhttps://eiga.com/movie/88780/を見ていただきたいのですが、ざっとコピペしますと…「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などで人気の作家・森見登美彦による日本SF大賞を受賞した小説をアニメー... 続きを読む
  • まろのSP日記を聴いて
    エアチェックしたものってなかなか聴く間が取れないものですね。中学高校の頃は、エアチェックカセットが何よりも宝物でした。当時のものはいまも相当量残っていますが、聴くときはあるのだろうか?ともあれ、やっと聴きました。http://www.nhk.or.jp/maro/archive/19/index.html越前市オーディオテクニカでの公開録音。再生に使用された蓄音機は、1925年製の大型機という説明はあったものの、肝心の機器名はアナウンスされま... 続きを読む
  • 暑い時は暑苦しい音楽・ジャズ編
    夏はジャズ、というイメージがありますね。黒い肌に滴り落ちる汗、全身の力を楽器に集中させてアドリブ演奏を行うジャズメン。彼らを屋外の会場で、くつろぎつつもじっと聴き入る聴衆たち。ときには驟雨…そんなイメージを生んだひとつの原因は、「真夏の夜のジャズ」というアメリカのドキュメンタリー映画の影響もあるのかもしれません。これは今月末、いつものギャラリーで行われる「蓄音機サロン」のプログラムです。井上さんが... 続きを読む
  • 暑い時は暑苦しい音楽・クラシック編
    今年の夏は猛暑ですね。こういう時は「涼しい音楽」を…というので、昔のレコード雑誌等ではR=シュトラウスの「アルプス交響曲」、ヴォーン・ウィリアムズの「海の交響曲」「南極交響曲」などが宣伝されていたものでした。ジャケットも万年雪の残るアルプス山頂や、南極の氷原があしらわれていたりしました。でもこれらの曲って、タイトルほど涼しい音楽じゃないんじゃないかなあ。さて、ネコパパはこういうとき、却って暑苦しい曲... 続きを読む
  • 地域サロンで「思いレコ」コンサート③
    地域サロンで開催する「思いレココンサート」が、いよいよ今週末に迫ってきました。まずは、回覧板でこんなチラシを回してもらいました。会の時間は1時間です。その時間内で内容を紹介して、レコードを聴いていただくわけです。せっかくお持ちいただいた貴重な盤ですので、時間切れは禁物です。演奏時間は大体40分ですので、その途中にちょっとしゃべり、プレーヤー操作も自分でやります。不器用なネコパパにうまくできるかどう... 続きを読む
  • 硬派の評論「ともに明日を見る窓」
    久しぶりに「硬派」の児童文学評論を拝読。ともに明日を見る窓―児童文学の中の子どもと大人きど のりこ本の泉社 2117.1■実験場としての児童文学「まえがき」から、筆者の「児童文学」への思い入れの深さが伝わってくる。筆者きどのりこは、児童文学を「トータルに人間を描くことのできる貴重な実験場」と位置付ける。その根拠は次のとおりだ。この社会は子どもと大人の総合体であるが、通常、一般文学には「子ども」が登場しない... 続きを読む
  • 暴風警報下の蓄音機サロン
    7月の蓄音機サロンは、台風が接近して、暴風警報が出ている中での開催でした。ネコパパ所要で30分ばかり遅れて4時30分に到着したのですが、そのせいか会場はいつもより集まりが少ない。警報が嘘のように、天候はまずまずの好天でしたが…ギャラリーに並べられた椅子には空きが目立ちました。けれどそれから30分のうちには少しずつ来訪者が増えて、第2部開始のころにはいつもの盛況になっていました。毎回大阪から参加されて... 続きを読む
  • NHKFM「まろのSP日記」8月11日放送
    蓄音機ファンには気になるラジオ番組の情報です。まろのSP日記 第19集 モノづくりのまち・越前市編放送日 8月11日19:20~21:00 NHK FM(名古屋)以下、番組ホームページから引用。http://www.nhk.or.jp/maro/戦前から昭和20年代後半にかけて発売されたSPレコード。LP、CDへの進化と共に廃れてしまい、今では見たこともない人が多いかもしれませんが、100年近くも前の音楽家たちの名演奏を現代にそのまま再現できるタイムマシンと... 続きを読む
  • 100分で名著 河合隼雄スペシャル③
    「100分で読書・河合隼雄スペシャル」第1回テキストで紹介された「「音楽を聞くタイプ」について。 これは第1回の「ユング心理学入門」を紹介する際に語られた部分で、テキストでは読むことができるが、放送では取り上げられなかった。「スペシャル」と銘打ってはいるが、一度に四冊取り上げるのは欲張りすぎ。こういう大事なエピソードが削られるのはちょっと残念だ。ユング理論に従って、外向型、内向型の特質、思考・... 続きを読む
  • 100分で名著 河合隼雄スペシャル②
    「100分で読書・河合隼雄スペシャル」第3回で語られた「無が生ずる」について。 西洋では人格形成は「自我の確立」が前提とされていて、ユング心理学では、異性像として無意識から立ち上がってくるものが意識と対立し、統合されていくことで心の統合と全体化が図られると考えられていた。しかしそれは日本人の意識構造とは異なっている。河合隼雄は昔話を比較することで、その違いを説明しようとした。 ■消え去る女... 続きを読む
  • 100分で名著 河合隼雄スペシャル①
    7月の放送は河合隼雄の著書4冊が取り上げられた。解説は御子息で京都大学教授の河合俊雄氏。■ネコパパと河合隼雄河合隼雄の著書には高校時代から関心をもって読んできて、ネコパパ案の書棚にも相当数が並んでいる。どうしても読みたくなる理由は、心の深層やアイデンテイティから、子どもや社会に至るまで、多様な問題について「見えにくかったものが、絡んだ糸が解けるようにすっきりと見えてくる」感覚だ。それを感じたくてつい... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR