• 日本イギリス児童文学会中部支部春の例会報告②The Graveyard Book
    研究発表 2「The Graveyard Book を読む-サイラスの役割について-」渡辺 美樹 会員(名古屋大学 人文研究科) 「The Graveyard Book を読む-サイラスの役割について-」【発表概要】カーネギー賞とニューベリー賞とを受賞した Neil Gaiman のThe Graveyard Book (2008)では、 Silas と呼ばれる吸血鬼が後見人として主人公 Nobody Owens(通称 Bod)の成長に深く関わってきている。吸血鬼としての前非を悔いて生者と死者... 続きを読む
  • ワルターのSP盤の名復刻!
    度々お邪魔しているポンちゃんさんのブログ『スターリングの部屋』。近頃は私の大好きな指揮者ブルーノ・ワルターの再復刻が次々とアップされています。英HMV盤を使用し、イコライザーカーブを適切に選択した上で丁寧にデジタル化を行い、ハイレゾ・フリー音源として公開されています。これらのSP録音は、ワルターの現役指揮者としての最盛期の芸風を伝えるだけでなく、ナチス勢力の画策によってユダヤ人の団員が排斥される直前の... 続きを読む
  • 日本イギリス児童文学会中部支部春の例会報告①A Monster Calls
    4月22日、中京大学で行われた「日本イギリス児童文学会中部支部 2018年度春の例会」におじゃましてきました。内容は二つの現代ファンタジー作品についての研究発表と、愛知大学文学部 人文社会学科准教授の小野 賢一さんの講演でした。いずれも大変興味深い内容でしたので、例のごとくネコパパに理解の及ぶ範囲でご報告したいと思います。日本イギリス児童文学会中部支部2018年春の例会日時: 2018 年4月22 日(日)13:00~17... 続きを読む
  • ベルリナー生誕167年なので、蓄音機の話題を
    今日はエミール・ベルリナー生誕167年だそうですよ。グーグルの文字がこんなふうになっていました。エミール・ベルリナー(Emil Berliner、1851年5月20日 - 1929年8月3日)は、ドイツ出身のアメリカの発明家。レコード盤蓄音機の発明で知られています。1887年には後のレコードプレーヤーの原型である、円盤式蓄音機「グラモフォン」を作りました。また、1895年には「グラモフォン」の製造・販売のために「ベルリーナ・グラモフ... 続きを読む
  • 朝比奈隆2回目のブルックナー交響曲全集がSACD化
    最近はCDを買うことが随分少なくなってしまった。買うことがあるとすれば、既に架蔵している愛聴盤が、何らかの音質向上をうたって再発されたときだ。先日も、30年前の再発である「ブルーノ・ワルター不滅のライヴ」6枚組(キング)を安くもないのに買ってしまい、その音質向上が「あるかなきかの僅差」であったのにちょっとがっくりきたばかり(でも総合的には後悔なし)。これでは発展性がないとか後ろ向きとか思われても仕方がな... 続きを読む
  • 第42回日本口承文芸学会大会に参加します
    シュレーゲル雨蛙さんのお誘いで、またもや出かけて行くことにしました。http://ko-sho.org/page/activity/taikai/taikai_042.html 第42回 日本口承文芸学会大会2018年6月2日、3日、4日  ― 於 関西福祉科学大学―★第1日目 6月2日(土)会場 D2-605=606教室開会の辞 13時50分     高木史人(会長・関西福祉科学大学)■公開講演 14時00分~16時20分 語り物文芸の異類合戦物について      伊藤 慎吾(国際日... 続きを読む
  • 名古屋モーツァルト協会LPコンサート
    5月としては例年にない夏日の続いたあとに、どしゃぶりの日曜日。喉加減の気になるネコパパだったけれど、知人Uさんの誘いで名古屋中心街、栄に行ってきました。テレビ塔近くにある某ビルの4階で行われるという、「名古屋モーツァルト協会」の:研究発表の一環として、会員所有のオーディオ装置を使ってのレコードコンサートが開かれるというのです。モーツァルトと聞けばたちどころにそわそわしてしまうネコパパ氏としては、多少... 続きを読む
  • 大人の秘密基地「SPレコードの世界」
    2017年10月14日(土)に放送されたテレビ番組が、動画サイトにアップされていました。昨日、番組の主役の井上マスターにお会いしたばかりですが、全くご存知無かったそうです。ネコパパもたまたま取材日に「蓄音機カフェ・エヂソン」にお邪魔していて、インタビュー取材も受けていたのですが、そこはバッサリとカットされていました。大変貴重な番組なので、リンクしておこうと思います。いつリンク切れになるかわからないので、興... 続きを読む
  • 絵本作家かこさとしさん死去
    絵本作家という肩書きがまだない時代から、長く読み継がれる作品を生み出してきた人が、またひとり世を去った。以下、訃報記事を引用。絵本作家かこさとしさん死去 「からすのパンやさん」朝日新聞デジタル2018年5月7日13時45分https://www.asahi.com/articles/ASL574GBLL57UCLV00K.html 「からすのパンやさん」「だるまちゃんとてんぐちゃん」などの作品で知られる絵本作家で児童文化研究家かこさとし(加古里子=本名・中島哲... 続きを読む
  • 日本口承文芸学会第74回研究例会報告②
    発表2「〈異化〉する語り手としての井上ひさし -「藪原検校」「花石物語」「父と暮せば」から—」 根岸英之【要旨】 山形県出身で仙台、釜石などで青少年期を過ごした作家・劇作家の井上ひさしは、東北地方での昔話を聴く体験を持ち、黄表紙作者にあこがれ自らを「戯作者」になぞらえて、多くの作品を創作してきた。 本発表では、戯曲「藪原検校」、自伝的小説「花石物語」、戯曲「父と暮せば」を「口承文芸」との関わりで... 続きを読む
  • 日本口承文芸学会第74回研究例会報告①
    2018年3月31日、日本口承文芸学会第74回研究例会に参加してきました。場所は初めて訪問した江東区芭蕉記念館。東京といっても下町の佇まいの中にさりげなく建つ文学館です。入ってすぐに盟友、シュレーゲル雨蛙さんと隣人高木さんにも再会し、会議室に直行したので、文学館の展示資料などはまったく見ずじまいでした。機会がありましたら、ぜひ再訪したいと思っています。さて、今回の例会のテーマは「口承文芸と文学 —泉鏡... 続きを読む
  • リニア・鉄道館を見物しました
    GW3日目。今日も晴天、温暖な一日です。午前中せっせとブログ記事を書き、さて次は送られてきたばかりのSP盤を掃除しようかと思っていたら「もう掃除にも飽きた、どっか連れてって」とアヤママが言うのです。そこでSP盤の掃除を諦め、前から行こう行こうと思っていた名古屋市中川区金城ふ頭にある「JRリニア鉄道館」に出かけることにしました。http://museum.jr-central.co.jp/一度も乗ったことのないJRあおなみ線に乗っ... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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