• 東海アマデウスアンサンブル~筋の通った音楽
    春の気配も漂う晴れた日曜日。 Sige君とコンサートに出かけました。このアンサンブルを聴くのは、昨年に次いで二度目になります。会場は瑞穂運動場に隣接する小劇場。前回は素晴らしい演奏にもかかわらず入りはいまひとつで勿体無い感じがしていましたが、今回は喜ばしいことにほぼ満席でした。 東海アマデウスアンサンブル 4thコンサート 2017.2.26 名古屋市瑞穂文化小劇場 指揮 池田逸雄 プログラム ワーグナー ジ... 続きを読む
  • 追悼 スクロヴァチェフスキ 地が震えるようなショスタコーヴィチ
    先日訃報記事を書いたスタニスラフ・スクロヴァチェフスキを追悼して、手持ちのエアチェック録画やCDをいくつか聴いてみた。録画は、2006年の来日公演で、シューベルトの「未完成交響曲」と、モーツァルトの交響曲第39番。シューベルトはぱりっと硬い響きで、高音から低音までしっかりと響かせたリアリスティックな演奏。モーツァルトも同様だが、歌うところは十分に歌っていて、形式美にとどまらない音楽になっていた。2006年と... 続きを読む
  • 無伴奏チェロ組曲は、バッハ夫人の作曲?
     先日、こんなTV番組を視聴しました。バッハの夫人、アンナ・マグダレーナが、夫の作品を写譜していただけではなく、作曲もしていたのではないかと仮説する「研究報告」です。 ミセス・バッハ~バロックの名曲は夫人によって書かれた~ http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=160328 2016年3月28日(月)午後5時00分~2016年4月29日(金)午前0時00分~2016年12月26日(月)午後11時00分~2017年... 続きを読む
  • 「採集」は文理融合の合言葉
    「採集」という連携高木史人2016年12月3日関西福祉科学大学 日本口承文芸学会第71回研究例会実行委員会さきに参加させていただいた日本口承文芸学会第71回研究例会に際して書かれた高木史人さんの著書が届けられました。拝読させていただき、大きな感銘を得ました。ネコパパなどにどれほどの感想をお伝えできるのか、ずいぶん心もとないのですが、返礼の意味も込めてすこしお話を…■昔話を「採集する」こと結城次郎著『肥前國北高... 続きを読む
  • 訃報 スクロヴァチェフスキ氏~確固たるミスター・S
    スクロヴァチェフスキさん死去90歳を過ぎても矍鑠たる指揮ぶりで、クラシックファンを弾きつけていたスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏がなくなった。最後の演奏会は長年手塩に掛けたミネソタ管弦楽団とのブルックナーだったという。「老大家の至芸を聴く」ことは、ファンにとって胸が高鳴る期待感がある。でも、このひとがなくなってしまうと…そんな期待を抱かせる人は、あと誰がいるだろう?時は遠慮なく過ぎ去る…心から、... 続きを読む
  • ブルーナ氏、天声人語に…
    (天声人語)ミッフィーの瞳の奥に朝日新聞デジタル 2017年2月20日05時00分http://digital.asahi.com/articles/DA3S12804862.html?_requesturl=articles%2FDA3S12804862.html&rm=149 オランダの絵本作家ディック・ブルーナさんは20代半ば、斜め向かいに住むイレーネさんに恋をした。彼女が通りかかる時間帯に自宅バルコニーで絵筆をとる。イヌ好きと知れば自分も飼って散歩に励んだ▼結婚を申し込むが断られる。「芸術... 続きを読む
  • 祝! 蓄音機カフェ「エヂソン」いよいよ正式開店
    http://www.arm-p.co.jp/edison/index.html2017年1月からご紹介してきましたが、1月19日(日)、名古屋の蓄音機カフェ エヂソンが正式に開店しました。おめでとうございます。地元の中日新聞には1月17日(金)に、大きな記事が掲載されました。開店初日は人手が予想されたので、ネコパパは前日の18日(土)にチャランさんと二人で前祝いに参上しました。この日は席がちょうど埋まるくらいの程よい入りで、すでに顔見知りとなったお客様... 続きを読む
  • 追悼 ディック・ブルーナ氏~そらさず、きっちり、向き合う視線
    ディック・ブルーナさん死去 89歳「ミッフィー」作家ブリュッセル=吉田美智子朝日新聞デジタル  2017年2月17日23時59分http://www.asahi.com/articles/ASK2K7L33K2KUHBI02F.html うさぎのミッフィー(うさこちゃん)で知られるオランダの絵本作家ディック・ブルーナさんが16日、故郷の中部ユトレヒトで老衰で死去した。89歳だった。発表したオランダの出版社によると、自宅でやすらかに息を引き取ったという。震災で涙... 続きを読む
  • 追悼 佐藤さとる氏―そうだ、毛糸をほどけばいい
    佐藤さとるさん死去自然との共生願い、コロボックル執筆児童文学作家の佐藤さとるさん死去「コロボックル物語」毎日新聞 2017年2月17日11時44分http://mainichi.jp/articles/20170218/k00/00m/040/119000c ファンタジー作品で知られ、9日に88歳で亡くなった児童文学作家、佐藤さとる(さとう・さとる、本名・暁=さとる)さんは、人や自然との共生の願いを込めてコロボックル物語シリーズを執筆したと毎日新聞に語ってい... 続きを読む
  • ドキュメンタリー『クラシック音楽と冷戦~東ドイツの音楽家たち』
    みっちさんのブログで、大変興味深いDVDが紹介されていました。 http://mitchhaga.exblog.jp/26363273/ 「Classical Music and Cold War: Musiciansin the GDR」ドキュメンタリー『クラシック音楽と冷戦~東ドイツの音楽家たち』 アマゾンのマーケットプレイスで廉価に出てたので注文してあったのですが、ようやく昨日到着しました。これは、「第2次大戦終結からベルリンの壁崩壊に至るまでの東ドイツ側の音楽業界... 続きを読む
  • 東海学園交響楽団OB会演奏会ーテンコと聴く「田園」
    2月12日の午後。家族親戚連れ立って、コンサートを聴きに行きました。娘テンチョウのつれあいのノール君が、コントラバスのトップで参加するオーケストラです。曲目に「田園交響曲」が入っているので、ネコパパはご機嫌。4歳の孫娘テンコもパパの演奏が聴けるというので、大張り切りです。2階席バルコニー、コントラバスセクションのよく見える席に陣取って、さあ、音楽の始まり…1曲目はスメタナ「売られた花嫁」序曲。せわしいリ... 続きを読む
  • 追悼 谷口ジロー氏
    <訃報>谷口ジローさん69歳=漫画家「孤独のグルメ」毎日新聞 2/11(土) 23:28配信 「『坊っちゃん』の時代」や「孤独のグルメ」などの作品で知られる漫画家の谷口ジロー(たにぐち・じろー、本名・谷口治郎=たにぐち・じろう)さんが11日、死去した。69歳。葬儀は家族のみで営む。鳥取市出身。京都の洋品卸会社に勤めた後、漫画家を志して上京。24歳の時、「嗄(か)れた部屋」でデビューした。繊細な描線と墨... 続きを読む
  • バンベルク交響楽団、創立70周年記念BOXを続けて聴く
    バンベルク交響楽団、創立70周年記念BOX②【CD6】スメタナ:歌劇『売られた花嫁』(抜粋)ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1962年12月] 有名な「序曲」と三つの「舞曲」を除いては、初めて聴いた。オーケストラだけの部分に比べると、歌唱部分はウェーバーの流れを引く、ドイツ・オペラの正統スタイル。ケンペの指揮は、オーケストラの厚みとぬくもりのある音色を生かしつつ、アンサンブルをぴしっと引き締め、密度が濃い。ロ... 続きを読む
  • なりたて中学生 中級編
    なりたて中学生 中級編ひこ・田中講談社2015年11月05日定価 : 本体1,500円(税別) 講談社BOOK倶楽部  内容紹介超アウェイの状況でスタートした中学校生活、テツオはなんとかクラスで「広報委員」というポジションを確保し、委員として、いろいろな部活をデジカメを回しながら視察し、記事を書くという大役をおおせつかる。が、「肝心のお前はどうすんねん!」とツッコまれても仕方ない、変わらぬヘタレっぷりで、いっしょ... 続きを読む
  • 売却の理由
    ネットで音楽関連のサイトを見ていると、凄いと思う方にしばしば出会います。精力的にレビューを書かれている方、毎日のように膨大な音盤を購入されている方。ネコパパも随分参考にさせていただいています。個人の好みが濃厚に反映されているのはメディアの性質上当然です。ネコパパも同じです。演奏表にしても録音評にしても、その方の「基準」が明確であればこれほど参考になるものはありません。その点、商業誌や新聞の批評は普... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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