• 蓄音器カフェ「エヂソン」 第1回サロン・コンサート
    オルカ・フィルの演奏会の後、雨模様の中をネコパパが向かったのは「蓄音器カフェ エヂソン」開店して初めての「サロン・コンサート」を聴くためです。開始ギリギリに飛び込んだところ、小さなお店の空間は人でぎっしりです。詰めて15人くらいがやっとのお店に、26人ですから…でも、いい雰囲気でした。平均年齢は高いですが、ご夫婦で来店の方や、若い男性もいらっしゃる。しかも当夜のレコード係は、白いベレー帽の似合う、妙齢... 続きを読む
  • オルカ・フィルのマーラーを聴く
    オルカ・フィルハーモニー管弦楽団 第10回記念演奏会 日 時     2017年 1月 29日 (日) 開演時間 16:00 (開場15:30)会 場     愛知県芸術劇場コンサートホール指 揮     角田鋼亮独 奏     長尾春花プロフィール曲 目     A.グラズノフ ヴァイオリン協奏曲G.マーラー 交響曲第5番今年最初の演奏会鑑賞は、初め... 続きを読む
  • コンビニ人間か、人間つきコンビニか…現代の寓話
    ちょっと機会があって、この話題作を読みました。コンビニ人間 村田沙耶香 2016.7文藝春秋さらっと、すぐに読めますよ。最近は読むのが遅いネコパパには信じられないくらい。でもねえ。読後感は、なかなか微妙です。 Wikiからあらすじを引用。 ヒロイン古倉恵子は三十半ばだが、正規の就職をせずに大学時代に始めたコンビニのアルバイトを続けており、恋愛経験も皆無であった。子供の頃から普通ではないと思われていた... 続きを読む
  • あるひ もりの なか
    ちょっと気になる新聞記事の話題です。「森のくまさん」替え歌、訳詞者が販売差し止め求める朝日新聞デジタル 2017年1月18日21時59分 童謡「森のくまさん」に独自の歌詞や旋律を追加し、CDにして無断で販売したとして、訳詞者で大阪府の馬場祥弘さん(72)が18日、大手レコード会社「ユニバーサルミュージック」(東京都港区)とネタを作った芸人のパーマ大佐さん(23)に、販売差し止めや慰謝料300万円を求める... 続きを読む
  • ドゥダメルのニューイヤーコンサートをCDで聴く
    2117年のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートのCDが届いた。本番の三週間後に世界一斉に発売。いつもながらの素早さである。録画で視聴した感想と、当日の曲目はこちら。http://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/40367550.html音質は、ずっと良かった。ダイナミックレンジが幅広く、音の輪郭線が明瞭。隅々まで聴き取れて気持ちがよい。でも演奏の印象が大きく変わることはなかった。むしろ、違和感が大きくなったかもしれない... 続きを読む
  • イッサーリスのベートーヴェン~ハウリングも音の内?
    ベートーヴェン チェロ・ソナタ全集 スティーヴン・イッサーリス StevenIsserlis(チェロ)ロバート・レヴィン Robert Levin(フォルテピアノ)収録: 2012年12月14~18日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール英Hyperion CD ベートーヴェンのチェロ・ソナタを聴こう。ベートーヴェンの室内楽のなかで、ネコパパがいちばん好きなのはこれかもしれない。力強いけれど、親密で、曲の規模も長すぎず、短すぎず、... 続きを読む
  • 「現代児童文学の終焉とその未来」
    日本児童文学者協会の機関誌「日本児童文学」2016年11-12月号が「児童文学・新しい地平を探る」という特集を組んでいる。佐藤宗子の提唱している「2010年、『現代児童文学』終焉論」を受けて、児童文学の現在を検討しようというもの。特集冒頭ページには「かつては、大きなハードルであった『大人の文学』と児童文学との垣根。いまや、その垣根は越えられた」の文言が踊る。  ■特集目次《座談会 現代児童文学の終焉とそ... 続きを読む
  • グールト、バッハ以外をいろいろ弾く3枚
    Glenn Gould plays everything but BachTHE PRESTIGE COLLECTION  EU SONY CD(3CD)この1円CD、購入には迷った。ジャケット写真に3CDとあったが、商品情報では1CDになっている。目当ては、ブラームスの10曲の間奏曲で、これは、sige君に誘われて出かけたK君宅ではじめて拝聴し、その澄み切った情感に衝撃を受けた盤だ。これまでもっていたグレン・グールドのイメージとは随分違う。このブラームスの一枚は、ファン... 続きを読む
  • ドクター・ジャズの資料室
    ようやく晴れましたが、まだ寒さはきつい…そんな1月某日午後、アヤママと連れ立って岡崎図書館に出かけました。老後の保険関係の説明会に参加するためです。交流プラザ「りぶら」と呼ばれるこの施設、実は初めて訪ねたのですが、吹き抜け、ガラス張りの多い大きな空間でした。市立図書館は1階と2階に分かれて展開し、交流施設や郷土資料展示室、スタジオ、ホール、会議室なども多数備えた立派なものです。その2階に、「内田修ジ... 続きを読む
  • 聴き馴染んだはずの音楽が、どこまでも新鮮
    メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)シャルル・デュトワ指揮スイス・ロマンド管弦楽団2014年9月22~24日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)PentaTone Classics CD 「らららクラシック」というNHKの音楽番組がある。毎週土曜日、30分枠でクラシックの名曲を1曲取り上げて、多面的に魅力に迫る番組で、ネ... 続きを読む
  • ベルリン・フィルの大博打?
    今朝、2017年1月16日の朝日新聞にこんな広告が。さすがに今回はベートーヴェンのときのような全面広告ではない。でも、やっぱり珍しい。 ベルリン・フィルが主宰するオリジナルレーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」の製作したサイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「ブラームス交響曲全集」の広告である。ダイレクトカッティングによるLP。ブラームスの生年にちなみ、全世界1,833セット... 続きを読む
  • しろいおばけのふるよる
    しろいおばけのふるよるえほんらんど 11木村泰子/作・絵 出版社名 : 白泉社 出版年月 : 1984年3月  今朝は、この冬初めての積雪になりました。雪といえば、この絵本。 のらねこのチビが、ある冬の日に出会った「しろいおばけ」ごみすてばにおちてきた「おばけ」は、ぼくそっくりの姿に変わりポストにもさんりんしゃにもでんしゃにもすずめにも ばけられる。でも、いつも真っ白。チビと楽しい一日をすごしたあ... 続きを読む
  • カルロスのワルツ、小澤のワルツ
    この冬初めての雪。ネコパパも炬燵で丸くなりたい…でも今日は、市の図書館で地域の有志による音楽鑑賞会のある日だ。いつもは自転車で行くのだが、今日は愛車で。会場は図書館の視聴覚室。音響はあまりよくない。参加者は10人足らずで、ネコパパはここでは一番の若手である。講師は近隣の退職校長で御年87歳。矍鑠として名曲を語る。会員たちは、音楽よりもこちらが楽しみのようだ。手書きのレジュメも、矍鑠たるもの。さて、きょ... 続きを読む
  • エーリッヒ・クライバーの田園③1955年、ケルンでの放送録音盤
    今回もエーリッヒ・クライバーの『田園』。 録音は英DECCAに2種類、放送録音で3種類が正規盤として発売されている。 このうち②は未架蔵。  ①ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 1948.2.24&25 キングズウェイホール 英DECCA ②北西ドイツ放送交響楽団 1953.1.29 ハンブルクでの放送録音 仏TAHRA ③アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1953.9 コンセルトヘボウ 英DECCA ④ケル... 続きを読む
  • 村上春樹、「シンデレラ」とケストナーを語る
    『村上さんのところ』書籍版から、もう少し紹介を続けてみたい。質問178▽あのどうしても、わたしには、いまだにわからないことがひとつあって。それをむらかみさんにごそうだんします。シンデレラのものがたりでガラスのくつだけが12じをすぎても、えっと、なぜかぼちゃにもねずみにもならずにガラスのままなのでしょうか?おこたえいたただければさいわいです。あいうえおをあたまにして5ぎょうでよろしくおねがいします。(女性... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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