• 小澤征爾&ズービン・メータ、ウィーンフィルを振る
    小澤征爾&ズービン・メータ、ウィーンフィルを振るNHKクラシック音楽館 2016.10.23放送 小澤征爾とズービン・メータが二人で棒を振り分けた3部構成のコンサートの放送を録画で見ました。お客も全員正装。随分と豪華な演奏会だったんですね。サントリーホール30周年記念ガラ・コンサートウィーン・フィルハーモニー管弦楽団2016年10月1日~2日公演   第1部モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲。指揮:ズ... 続きを読む
  • 森絵都を読む④ラン
    ラン森絵都2008年6月理論社装丁が『カラフル』とよく似ている。でも中身は、ネコパパの苦手なスポーツ物という噂でした。それは残念…とずっと積読していたのですが、読んでみると、『みかづき』同様、400ページを超える長編ながら、三日で最後まで!こんなことなら、もっと早くに読んでおくべきでしたね。装丁からの印象は間違っていなくて、内容は『カラフル』の姉妹編と呼んでもおかしくない、この世とあの世を行き来する「往還... 続きを読む
  • カール・ベームの「田園」③1971年ウィーン
    ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 カール・ベーム指揮の「田園」の音盤を続けてご紹介している。私の知っている音源は以下の5種類。  ①ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1970年8月23日、ザルツブルクPompadour SH-1010(CD)②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1971年5月14日、ベルリンIMP KB404(CD)  ③ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1971年5月... 続きを読む
  • カール・ベームの「田園」②1971年ベルリン
    ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」ストラヴィンスキー 組曲「火の鳥」 カール・ベーム指揮の録音を続けて紹介したい。ベームの残した「田園」の録音は、私の知る限り5種類ある。  ①ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1970年8月23日、ザルツブルクPompadour SH-1010(CD)②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1971年5月14日、ベルリンIMP KB404(CD) ③ウィーン・フィルハー... 続きを読む
  • カール・ベームの「田園」①1970年ザルツブルク
    ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 カール・ベームは60年代から70年代のクラシックファンには親しみ深いオーストリアの指揮者だ。当代の任期指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンと並んでドイツ・グラモフォンに録音し、人気を二分した人である。ベームはベートーヴェンの交響曲を演奏会でしばしば取り上げた。なかでも「田園」と「第9」は、高く評価されていたのではないだろうか。ベームの残した「田園」の録音は、私の... 続きを読む
  • 森絵都を読む③みかづき
    みかづき森絵都2016/9/10集英社 全486ページもの大冊でしたが、ネコパパには珍しく、三日で読み上げてしまいました。帯によれば、「著者五年ぶり、渾身の大長編」です。え?あれ?まてよ?前後篇あわせて二冊の長編「クラスメイツ」は五年も前の作品だったっけ?…いや、確かめてみると2014年、二年前の作品です。じゃあなぜ「五年ぶりの長編」なの?という疑問はさておき、まずは内容の紹介です。 題名の「みかづき」に... 続きを読む
  • 名古屋市民管弦楽団第76回定期演奏会
    名古屋で最も人気の高い市民オーケストラの演奏会に、sige君と行って来ました。二週続けてのシベリウスです。予想したとおり、今回も開演前から大勢の観客が列を成しての盛況。そして、演奏も期待にたがわぬ、精緻、かつ熱のこもったもので、ついつい腰に力が入ってしまったのか、帰宅した後は、もう大変なことになっていました… 名古屋市民管弦楽団第76回定期演奏会          ... 続きを読む
  • ボブ・ディランさんにノーベル文学賞
    「今度こそ村上春樹?」昨夜7時のNHKニュースで盛り上がっていたノーベル文学賞発表。結果はちょっと意外な人物に…ボブ・ディランさんにノーベル文学賞 音楽家・作詞家朝日新聞デジタル2016年10月13日20時11分http://www.asahi.com/articles/ASJBF5VGVJBFUCLV01H.html 米国のミュージシャンで作詞家のボブ・ディラン(Bob Dylan)さん(75)が、2016年のノーベル文学賞に決まったと13日、スウェーデン・ア... 続きを読む
  • 森絵都を読む②つきのふね
    つきのふね森絵都講談社1998.7.10 このごろあたしは人間ってものにくたびれてしまって、人間をやってるのにも人間づきあいにも疲れてしまって、なんだかしみじみと、植物がうらやましい。(冒頭より) 初めて児童文学の枠を超えて書かれた、と明記された『永遠の出口』の、5年前に出版された作品です。ということは本作はれっきとした児童文学なんですね。あらためて読んでみると、児童文学と一般文学の「境界線」が見て... 続きを読む
  • 名古屋丸の内交響楽団第15回定期演奏会
    三連休の中日、10月9日に行われた名古屋丸の内交響楽団の演奏会に行ってきました。sige君の友人K君はいろいろなアマチュア・オーケストラでヴァイオリンやヴィオラを弾いていて、このオーケストラもその一つです。毎回sige君を通してご招待いただいています。おかげで、毎月のようにさまざまな団体の、それぞれ個性的な魅力をもった演奏を愉しむという、たいへん贅沢な体験をさせていただいているわけです。いつもありがとうござい... 続きを読む
  • 杜の会in白馬 ’16秋③いつまで続くやフリータイム
    第3部「フリータイム」地下JBLルーム 三度目のオープニングは洗濯船MさんCCR『雨を見たかいHave you ever seen The Rain?』日リバティ シングル盤1971年発表。ベトナム戦争末期。Rainとはベトナムに投下されたナパーム弾を「晴れた日に降る雨」と表現し、アメリカでは放送禁止に。歌うことが主張だった時代の一曲。 SPUさんジョン・コルトレーン『至上の愛』米インパルス(MONO)これも時代の問題作。第1曲の終わりに... 続きを読む
  • 杜の会in白馬 ’16秋②ほろ酔いの貴方に捧げるこの1曲
    食後のひとときはオークション・タイム。「杜の特別価格」が毎度楽しみの企画ですが、昨年あたりから札束の飛び交いがちょっと増えているような…先発は夕食前から途中参加したワガママおやじさん。いつもの名調子でメンバーをその気にさせます…しばらくは笑って見ておられたDukeさんも、ついに買い付けモードに突入してしまいました。  第2部「ほろ酔いの貴方に捧げるこの1曲」1Fマッキンシステム 洗濯船Mさん。デ... 続きを読む
  • アニメVS児童文学
    日本児童文学、2016年9,10月号(612号)日本児童文学者協会/小峰書店 歴史ある児童文学評論誌が「アニメVS児童文学」という興味深い特集を組んでいる。ご紹介がてら、ネコパパなりのコメントを加えてみたい。以下、敬称略で述べさせていただきます。 ■特集目次児童文学とアニメーションの関係?…本誌編集委員 榎本秋児童文学作品のアニメ化が、もたらしたものは?…野上暁目は口ほどにものを言う?日本の創作児童文学... 続きを読む
  • 杜の会in白馬 ’16秋①酔う前に聴いて欲しいこの1曲
    みなさんは『月夜のでんしんばしら』という童話を知っていますか。月の明るい9月の夜、恭一君が鉄道線路の横を歩いていると「ドッテテ、ドッテテ、ドッテテド」というリズミカルな歌が聞こえてきます。見ると、線路に沿って立つ何千本と並ぶ電信柱が一斉に歌いながら行進を始めているのでした。様々な姿の何千本もの電信柱たちが、強烈な歌と音響を発しながら隊列を組んで動き回る中、呆然とする恭一君。そこで彼はぼろぼろの灰色... 続きを読む
  • 追悼 ネヴィル・マリナー
    世界的指揮者のネビル・マリナーさん死去 朝日新聞デジタル2016年10月3日01時13分http://www.asahi.com/articles/ASJB3000BJB2UHBI01S.html モーツァルト演奏の第一人者として知られる世界的指揮者のネビル・マリナーさんが2日、死去した。92歳だった。英BBCが報じた。 BBCなどによると、24年、英リンカン生まれ。バイオリニストとして活躍し、世界でトップレベルの室内楽団となる「アカデミー室内管弦... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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