• BOXの締めくくりは「大地の歌」で
    DECCA《ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団エディション》をきく㉑  このシリーズ記事、ようやく最終回。まさか最後まで到達するとは思わなかった。 BOXの内容を全部聞いてコメントするというのは、確かに難事だけれども、せっかく入手した盤を「つまみ聞き」に終わらせず、大切に聴くためにはいい方法かもしれない。 でも、棚には未聴のBOXが結構ある。気力があればまた挑戦したいが…さすがにこれ全部は無理だろうな... 続きを読む
  • 蓄音機でジャズを…
    新聞でこんな企画展が行われていることを知ったので、出かけてみました。久しぶりに出かけた名古屋市の繁華街。晴天で、ちょっと汗ばむほどの気温です。会場の電気文化会館近辺は、「明るい表通り」と呼ぶにふさわしい…そんな日曜日の午後です。浮世絵とジャズ・オリジナル盤LPジャケットという、ちょっと風変わりな取り合わせなのですが、これが不思議と、広いギャラリーに調和しているのでした。「古き時代の記憶と香り」がよく... 続きを読む
  • さよなら、ネコグランマ
    ネコパパの母親、ネコグランマが4月16日死去。享年83歳。父親のネコグランパは、既に平成8年に69歳で死去している。それから19年、昨年1月まではネコパパ庵と同じ敷地に立つ自宅で、悠々自適の生活を送ってきた。ネコグランマは昭和6年の生まれである。女学校に通った娘時代はちょうど「さきの戦争」の時代であって、名古屋の中心地に住んでいた母は、疎開、空襲、軍需工場での「風船爆弾の製造」に従事し、目の前で友人の死を目撃... 続きを読む
  • 有名な稀少盤、ライマーのピアノ協奏曲
    DECCA《ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団エディション》をきく⑳【CD18】ベートーヴェン(マーラー編):弦楽四重奏曲第11番,「セリオーソ」ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲第1番~クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)[録音:1995年] 「セリオーソ」は冒頭から切れのよいアンサンブルが迸る。緊迫感にあふれた曲想もあって、ぐんぐん引き込まれてしまう。しかしドホナーニは、基本的には知性を重んず... 続きを読む
  • ショルティ、飛び切りのヴェルディ
    DECCA《ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団エディション》を聴く⑲【CD24】ブラームス:交響曲第1番, 悲劇的序曲,ワーグナー:「パルジファル」前奏曲~ズービン・メータ(指揮) [録音:1976&1966年] ブラームスの第1交響曲は堂々たる遅いテンポで始まる。ウィーン・フィルの艶やかな音色を生かした、厚みのある響きはいかにもメータらしく、好ましい。第1楽章と第2楽章はそのじっくりとした歩みに安心して身を... 続きを読む
  • 中村暢宏氏、八面六臂の演奏会
    毎回楽しみにしている演奏会に、またもsige君と行ってきました。 名古屋アマデウス室内管弦楽団 第7回演奏会 ●日時:2015年4月5日(日)午後2時開演(1時半開場)●会場:三井住友海上しらかわホール(名古屋市中区栄2-9-15)●演目:モーツァルト/歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲     モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364     モーツァルト/6つのドイツ舞曲K.509     ... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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