• ベーム、ドレスデン、愉悦のひととき
    カール・ベーム指揮の音盤を「ちょっと聴こう」と思う時、この一枚に手が出る。モーツァルト序曲集《魔笛》序曲 ベルリン・フィルハーモニー《後宮よりの誘拐》序曲 ドレスデン・シュターツカペレ《コシ・ファン・トゥッテ》序曲 ウィーン・フィルハーモニー《劇場支配人》序曲 ドレスデン・シュターツカペレ《フィガロの結婚》序曲 ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団序曲(交響曲第32番) ベルリン・フィルハーモニー《ドン・... 続きを読む
  • 悪役が主役
    スター・トレック イントゥ・ダークネス 「スター・トレック」の劇場版を映画館で見ました。とても久しぶりで、2009年の前作は見ていませんが、どうも設定はテレビシリーズ『宇宙大作戦』よりも以前の時代に戻っているようです。カーク船長、スポック副長、ドクター・マッコイらの懐かしい面々が若い俳優で演じられている。旧シリーズをよく研究しているらしく、役柄には違和感がありません。 J・J・エイブラムス監督に... 続きを読む
  • パルジファル全曲演奏会
    名古屋初演。アマチュア団体としても日本初演とのことでした。ワーグナー 楽劇「パルジファル」全曲 演奏会形式上演。sige君と行ってきました。オーケストラ団員のk君のご招待です。いやあ、まったく凄い体験でした。演奏時間5時間。幕ごとに30分の休憩。クラシックでこれだけ大規模な上演を体験したのは初めてです。曲自体、よく知らない…有名な曲ですが、「神聖舞台祭典劇」なんて肩書きがついてるし、全曲CDや放送だって前奏... 続きを読む
  • ターリヒの歴史的ライヴ『わが祖国』
    スメタナ:『わが祖国』全曲ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2集 ヴァーツラフ・ターリヒ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ラジオジャーナル管弦楽団 1939年6月5日ライヴ(2CD)SU4065 チェコ・スプラフォン これは、ネコパパのプラハ旅行みやげの音盤。1968年の「プラハの春」ソ連侵攻事件で戦車隊が乗り入れた、あのヴァーツラフ広場に面したレコード店で購入しました。ターリヒとチェコ・フィルは、同曲を3回レコー... 続きを読む
  • 続・はだしのゲン 閲覧制限問題
    松江市の「はだしのゲン閲覧制限問題」大きな波紋を呼び起こしている。朝日新聞からいくつかを引用してみたい。まず、社説。http://www.asahi.com/topics/word/%E3%81%AF%E3%81%A0%E3%81%97%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%83%B3.html?ref=com_keyw社説:はだしのゲン―閲覧制限はすぐ撤回を(8/20)  広島での被爆を主題にした漫画「はだしのゲン」を、松江市教委が小・中学校の図書館で自由に読めなくするよう指示していたことがわかり... 続きを読む
  • さわやかな風、こぼれおちる情感ー夏の聴き会
    8月10日、bassclef君、sige君、ネコパパ3人で恒例の聴き会です。1年ぶりにお邪魔したbassclef君の部屋は、あいかわらずレコードがいっぱい。ですが、心なしか前回よりすっきりした印象が…その理由は、レコード棚からCDが完全撤去されたんですね。といっても、売り払ったわけじゃなくて、コンパクトな収納ケースに収めて、まとめて積み上げてあるのです。ますますLPに特化しつつあるなあ…さて聴き会が始まりました。。初めはsi... 続きを読む
  • 小澤征爾さん2年ぶりオペラ指揮
    共同通信からの記事です。指揮者の小澤征爾さん(77)が19日、長野県松本市で開催中の音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本」で、今月23日に上演するオペラのリハーサルを公開し「やっとここまで(指揮を)できるようになりました」と健在ぶりをアピールした。 指揮したのは、フランスの作曲家ラベルの作った約50分のオペラ「こどもと魔法」。SKFのボランティアら約200人を前に、小澤さんは... 続きを読む
  • 「はだしのゲン」松江で閲覧制限
    朝日新聞報。8月17日付。「はだしのゲン」閲覧を制限 松江市教委「描写過激」 【藤家秀一、武田肇】広島での被爆体験を描いた、漫画家の故中沢啓治さんの代表作「はだしのゲン」(全10巻)が、昨年12月から松江市内の市立小中学校の図書館で子どもたちが自由に見ることができない閉架の状態になっていることが分かった。市教育委員会が作品中の暴力描写が過激だとして、各校に閲覧の制限を求めた。 市教委によると、描写が... 続きを読む
  • 風立ちぬ~空のいけにえ
    『風立ちぬ』』を見てきました。4年ぶりの宮崎駿作品。中身のぎっしり詰まった2時間でした。 大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子は... 続きを読む
  • 夏の旅報告5 ハイデルベルクとフランクフルト
    プラハからは空路でフランクフルト空港、そして郊外電車でフランクフルト駅へ。再びドイツに帰ってきました。旅行中の食事についても一言触れておきましょう。ドイツのコーヒーは苦目チェコのコーヒーは甘めの味でした。両国とも、食事は概ね簡素なもの。ネコパパ好みの固めのパンは、どこでも美味しくいただけましたし、ドイツ人が好むという塩味たっぷりのプレッツェルというパンも、なかなかの風味です。ミュンヘンで知人の紹介... 続きを読む
  • 夏の旅報告4 プラハ(その2)
    プラハのタクシーの料金差が大きいのには、参りました。プラハ駅に到着して、とりあえずホテルまでタクシーで行くことにしたのですが、10分くらいの距離なのに25€。そのあと市民会館まで、こんどはホテルで頼んでもらって行ったのですが、駅からホテルまでよりもだいぶ距離があったのに20€。帰路は同じ距離をもどったのに14€。「地球の歩き方」を繰ってみたら、プラハのタクシーは高額をふっかけるものが多いの... 続きを読む
  • 夏の旅報告3 プラハ(その1)
    ドレスデンからプラハへの移動は特急列車。車両はチェコ鉄道のもので、映画で見るような6人ずつの個室になっていました。ドイツからチェコへ、国境をまたぐわけですが、乗車時間は1時間半、決して遠方ではありません。車窓の光景は、でも国境を越えると一気に変わります。広々とした酪農地帯の中を流れるエルベ川に沿って列車は走っていたのですが、それが突然川岸に並木の立ち並ぶ、森の情景に変わるのです。エルベ川がどこから... 続きを読む
  • 夏の旅報告2 ドレスデン
    ドイツの鉄道はDeutsche Bahn(DB)が一括運営しています。市内での地下鉄、郊外電車、路面電車(トラム)、どれも共通の乗車券です。気ままな二人旅、鉄道も利用して移動しよう、と考えていました。チケット販売機はいたるところにあって便利ですが、日本語表示のある販売機は少なく、英語表示にして見ることになります。困るのは、チケットの種類の多いこと。駅から駅へというオーソドックスなものから、ゾーン内は30分、90分乗り放... 続きを読む
  • 夏の旅報告1 ミュンヘン
    さて、7月の旅行の報告を少しずつしていきます。とても不思議なことにドイツでもチェコでも、全日程を通して、ネコには一度も出会いませんでした。「ちょっと禁断症状が出そうだね」ネコをあしらった土産物はあるのだから、とても不思議でした。気ままな二人旅は、まずミュンヘンからスタート。日本とドイツの時差は、夏場は7時間。早朝に出発して、到着はその日の午後です。ホテルはミュンヘン中央駅からわずかのところ。その日は... 続きを読む
  • EMIクラシックス・レーベル、完全消滅?
    経営不振だったEMIがユニバーサル・ミュージックとソニーに分割買収されたことは以前の記事で書きましたが、http://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/35619003.html分割はこれで終わりではありませんでした。 ワーナーミュージックがPLG買収完了  ワーナーミュージック・グループは、1日付でユニバーサルミュージック・グループからパーロフォンレーベル・グループ(以下PLG)の買収を完了したと発表した。かつてEMIミュージ... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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