• ブルーノ・ワルター・エディション EU盤
    Bruno Walter: the Edition [Box Set](EU盤)指揮者ブルーノ・ワルターの、米コロムビア録音をまとめたもの。さきに発売されていた韓国盤セットの購入を迷っていたところ、この、もっと廉価なEU盤が発売されてしまった。http://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/37477305.htmlでも、これはネコパパの切望する「完全版」ではなく、1994年版の再版らしい。つまり、韓国版と同じ内容だ。よって、メトロポリタン歌劇場の歌手たちを起用し... 続きを読む
  • 新たな共生を求めて
    関西学院創立125周年記念事業 世界市民フォーラム in 名古屋② パネルディスカッション「新たな共生を求めて ~東アジアと日本~」 参加者姜 尚中(聖学院大学教授 政治学)平岩俊司(関西学院大学教授 現代朝鮮論)木村 文(フリーランス記者 在カンボジア)阪倉篤秀(関西学院大学教授 中国明王朝史) 木村 カンボジアは日系企業の進出先で、日韓のせめぎ合う場所になっています。人口1500万人の小さ... 続きを読む
  • 東アジアの開かれた地域主義に向けて
    関西学院創立125周年記念事業 世界市民フォーラム in 名古屋① アヤママとふたりで聴講しました。会場は、ANAクラウンプラザホテル グランコート名古屋。豪華な会場です。朝日新聞に掲載された広告で知り、事前に申し込んでいたのです。抽選での招待が、二人とも「当選」。どれだけ人が集まっているのかな…と懸念していたのですが、500人収容の会場は、ほぼ満員でした。 姜尚中(かん・さんじゅん)氏の基調講演... 続きを読む
  • 11人の独白で綴る時代の記憶
    11の声カレン ヘス  Karen Hesse (著)伊藤 比呂美 (訳) 理論社 (2003/08)http://www.amazon.co.jp/dp/4652077319/ref=sr_1_5?s=books&ie=UTF8&qid=1369694687&sr=1-5 1924年、黄金期のアメリカ。北部のヴァーモントの片田舎にも、クー・クラックス・クランはやってきた。アフリカ系の少女、ユダヤ系の少女、KKK団員の少年を中心に、平凡な毎日をくらす11人の人々の声を通して、そのとき村で何が起こったの... 続きを読む
  • カラヤンのレコード人生を記録した映像作品
    5月某日。DVDで市販されたばかりの指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンのドキュメンタリー映像がNHK-BSで放送された。原題通り『カラヤン ザ・セカンド・ライフ』と題しての放送だった。『第二の人生(あるいは生活)』という意味か。ちなみに、セルDVDの邦題は『蘇るカラヤン』…うーん、捻りなさすぎ。http://www.hmv.co.jp/artist/5351552 第二の人生、といっても引退後の生活ではない。帝王にそもそも引退の文字はなかっ... 続きを読む
  • 事態は収束していない
    北村肇講演会 「原発という犯罪~メディアはなにを伝えたか~」 4月某日、名古屋にて。『週刊金曜日』の代表をされている北村さんの講演を聞くのは二度目。前回以上に具体的で、鋭い指摘がなされました。事故後の現状から始まり、戦後政治の裏舞台に至る90分。小さな会場はほぼ満席でした。平日の夜ということもあり、年配の方々が中心だったのは惜しいことでしたが…以下、ネコパパのメモから。なお後半の「裏事情」の個所で... 続きを読む
  • 悲しみは、言葉を美しくしない
    読書というのは、振り子です。たとえ古い本であっても、過去に、過ぎた時代のほうに深く降れたぶんだけ、未来に深く触れてゆくのが、読書のちからです。そういう読書のちからを取りもどす。思いだす。あるいは、自分のなかに確かめる。そうした未来に降れてゆく読書のちからが、いまも本当は求められているのではないでしょうか。なつかしい時間長田 弘 2013/02岩波新書\840(税込)長田弘の文章は、いつも読み終わるの... 続きを読む
  • 衣装たんすは旅の入り口
    物語もっと深読み教室 宮川 健郎 ■岩波ジュニア新書 739 ■新書判222頁 ■定価 861円(本体 820円 + 税5%) ■2013年3月19日 ■岩波書店  文学作品は,何が書いてあるか(主題)だけでなく,どう書いてあるか(構造)に着目して読むと,もっと深く読みこむことができます.語られ方に注目して,主人公,語り手,作者など,作品の要素に気を配りながら,「走れメロス」「風の又三郎」「こころ」など,教科書などにのっている小説... 続きを読む
  • 「西遊記」を髣髴とさせる魔法合戦
    シノダ!消えた白ギツネを追え偕成社  富安陽子 絵 大庭賢哉 2012年12月 偕成社価格1,365円(本体1,300円+税)  ママの正体がキツネという秘密を持つ信田家に、突然中国からお客がくることに…それも伝説の「九尾のキツネ」の末裔と言われる「九尾婦人」。どうやら逃亡した白ギツネを探しているらしい。「風の耳」を持つユイは捜索の手伝いを頼まれますが……。『西遊記』に描かれているアイテムも登場し、迫力満点の... 続きを読む
  • 初夏、ミニ杜、弦の宴
    5月某日 初夏の日差しも爽やかな街並みに、音楽が響いています。ここは、名古屋市の古くからの住宅街。ネコパパが少年時代に生まれ育った場所からさほど遠くない場所です。ぎゅっと詰まった、感じで立ち並ぶ家屋、近くに軒を連ねる商店街。車を止めるスペースはなかなかありません。そう、ここは確かに昔の記憶を呼び起こす街。 チャランさんの家に集合したのは、リキさん、マントさん、ネコパパ。杜の仲間でも、とりわ... 続きを読む
  • 言い訳こそ物語の始まり
    きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは…発売日:2010年03月著者 市川宣子 絵 はたこうしろう出版社 ひさかたチャイルド お父さんが大活躍する現代のおとぎばなし。あっくんのお父さんは夜遅くなってもなかなか帰ってこない日があります。そんな日はどこで何をしているのでしょう…?大なまずに子守歌を歌ってあげようとするお話や、迷子の雷の子を空まで送り届けるお話など4篇からなるオムニバスおはなし集。... 続きを読む
  • BOZEで聴き会
    5月某日。連休の晴れたある日、ネコパパ宅へ、二人の来客がありました。どちらも重そうな手提げ袋を抱えて二階へ登っていく。袋の中身はすべてLPレコード。2階には、ネコパパが最近やっと聞けるようにしたサブシステムがあります。古いBOZEのレシーバーPLS-1310とフルレンジスピーカー121。それに3月に中古入手したYAMAHAのアナログプレーヤーYPD7。簡素そのものの再生機器ですが、鳴らすうちに不思議と聞きやすい音になってき... 続きを読む
  • 星のふるよる
    星のふるよる 長崎 夏海 (著) 長野 ともこ (イラスト) 63ページ ポプラ社(おはなしボンボン) 2004/07  「東京の空なんて、うそなんだぜ。」カズくんは、こわい目をしていった。だけど、かりんはこの空がすき。それに、たしかにここできいたんだ。『しゃらん、しゃらん』って、星がまたたくときの音…。目にみえてもみえなくても…空には星が、あの子のなかにはやさしさが、いっぱいにかがやいてる。  かりんの両親は食堂... 続きを読む
  • 続く演奏家の訃報
    音楽愛好者として、長く親しんだ方々が次々、鬼籍に入られていく。このふたりも、熱烈に愛好したことはなかったにしても「いつもそこに音楽があった」ひとである。寂しさもひとしおだ。心から哀悼の意を表したい。経歴の引用はウィキペディアから、適宜抜粋しました。ヤーノシュ・シュタルケル(Janos Starker, 1924年7月5日 - 2013年4月28日)ハンガリー出身のチェリスト、音楽教育者。ブダペストに生まれ、7歳でブダペスト音楽院... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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