歌の滋味、ベン・ウェブスター

2013/03/31         

SOULVILLE/BEN WEBSTER ベン・ウェブスター(ts)オスカー・ピーターソン(p)レイ・ブラウン(b)ハーブ・エリス(g)スタン・リーヴィー(ds)1957年10月録音 VERVE国内盤LP 1、ソウルヴィル2、レイト・デイト3、タイム・オン・マイ・ハンズ4、恋人よ我に帰れ5、ホエア・アー・ユー6、メイキン・フーピー7、イル・ウィンド ハーブ・エリスのギターが静かにリズムを爪弾き始める。そこに、覆いかぶさるように、ベ...

魂と魂の接触こそ音楽の正体

2013/03/29         

六本指のゴルトベルク青柳いづみこ 著中公文庫2012/8/25定価740円(本体705円)ISBNコードISBN978-4-12-205681-7〈解説〉中条省平 文筆家としての青柳いずみこに、ネコパパは結構、心酔している。彼女は、長い間クラシック界のサブカルチャーというか、演奏家にも研究者にも、また聴衆にも敬遠されがちだったクロード・ドビュッシーの「スペシャリスト」だ。「作曲家では、だれが好き」と聞かれて「ドビュッシー」と答えると...

ジャズピアニストが山積み

2013/03/25         

 "Jazz PianistsGalore" ジャズピアニスト・ガロー1.Too Close for Confort - Carl Perkins (p)Jim Hall (g) Red Mitchell (b) Rec-19572.We'll be Together Again - Jimmy Rowles(p) Al Hendrickson (g) Joe Mondragon (b) Nick Fatool (ds) Rec-19563.Laugh Cry - Russ Freeman (p) JoeMondragon (b) Shelly Manne (ds) Rec-19534.Bess, You is My Woman -Richard Twardzik(p) Carson Smith (b) Pete Littma...

ハードバップの王道―ニューヨーク・シーン

2013/03/25         

GEORGE WALLINGTON /NEW YORK SCENEジョージ・ウォーリントン(p)ドナルド・バード(tp) フィル・ウッズ(as) テディ・コティック(b) ニック・スタビュラス(ds)1957年3月1日、ニュージャージーにて録音Prestige 米OJCCD1805-2 1. イン・サラ2. アップ・トヒッコン・クリーク3. グラデュエイション・デイ4. インディアン・サマー5. ディス・モーニン6. ソルズ・オリー 大須のH堂で見つけて購入。それからずっ...

湧き出る泉、アート・ペッパーの至福の音

2013/03/21         

マーティ・ペイチ・カルテット・フィーチャリング・アート・ペッパーアート・ペッパー(as)マーティ・ペイチ(p)バディ・クラーク(b)フランク・キャップ(ds) 録音1956年、ロスアンジェルスVSOP(TAMPA原盤)LP 1.ホワッツ・ライト・フォー・ユー2.貴方と夜と音楽と3.サイドワインダー4.アブストラクト・アート5.オーヴァー・ザ・レインボウ6.オール・ザ・シングス・ユー・アー7.ピットフォール8.メランコリー・マデ...

歌と閃きの人、スタン・ゲッツ

2013/03/19         

カーニバルの朝~ライヴ・イン・パリ/スタン・ゲッツ スタン・ゲッツ(TS) ゲイリー・バートン(VIB)スティーヴ・スワロウ(B)ロイ・ヘインズ(DS) 録音1966.11ヴァーヴ原盤 「ジャズ・イン・パリ」シリーズ(CD)の一枚ユニバーサルクラシック2005/12/14 (1) カーニヴァルの朝(2) ホエン・ザ・ワールド・ワズ・ヤング(3) シンギング・ソング(4) オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(5) スタンズ・ブルース(6) エーデルワ...

カラヤンのブルックナー

2013/03/15         

ブルックナー交響曲第7番 (録音:1989年) 交響曲第8番 (録音:1988年)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン・フィル・シンフォニー・エディションより(アートワークは通常盤CDのもの)第7番はカラヤンの生涯最後の録音になったもの。演奏はカラヤン節、全開だ。ブルックナーの旋律美にみちた作品を、カラヤンはレガート-音を切れ目なく滑らかに演奏する奏法を駆使して、優美に、華麗...

斎藤惇夫、子どもの本の定義②

2013/03/13         

斎藤惇夫のエッセイ「陽気に一歩ふみだせば、それでいいんだ!」から引用。 『たのしい川べ』は、私にとって、子どもの本の定義そのものでもあるのです。一般論としては、「三代続いたものでないと子どもの本とは言えない」という言い方が見事な子どもの本の定義と思いますが、私自身の定義は「自らの三代(あるいは四代)すなわち幼年時代、青年時代、壮年時代(そして老年時代)を通して読み続けてきたものでないと子どもの本と...

斎藤惇夫、子どもの本の定義①

2013/03/11         

『季刊・飛ぶ教室』第32号(2013.1 光村図書)は、「『たのしい川べ』を愉しむ」と題して、ケネス・グレアムの特集を組んでいる。ここに斎藤惇夫のエッセイ「陽気に一歩ふみだせば、それでいいんだ!」が掲載されていた。刺激的な内容で、ネコパパ個人に関わる事情も一気に思い出させる文章だった。感想の前に、その辺の事情を少し綴ってみたい。興味のない人には、さっぱり面白くないだろうなあ…  斎藤は児童文学の世界...

スズキコージ、大いに語る②

2013/03/11         

―60年代当時、スズキさんは東京でいろいろな人と出会っていかれたんですね。 夜の飲み屋が中心だね。『銀巴里』というライヴハウスにシャンソンを聞きに行った。丸山(美輪)明宏、浅川マキ。池澤夏樹もいたな。丸山が歌ったのはジルベール・ベコーの『メケ・メケ』だ。その時、バックギターをつけていたのが、有名な出版社の社長の息子でね。坂本龍一だ。でも、当時の仲間たちはずいぶんいなくなってしまった。そこで、神戸に...