• 歌の滋味、ベン・ウェブスター
    SOULVILLE/BEN WEBSTER ベン・ウェブスター(ts)オスカー・ピーターソン(p)レイ・ブラウン(b)ハーブ・エリス(g)スタン・リーヴィー(ds)1957年10月録音 VERVE国内盤LP 1、ソウルヴィル2、レイト・デイト3、タイム・オン・マイ・ハンズ4、恋人よ我に帰れ5、ホエア・アー・ユー6、メイキン・フーピー7、イル・ウィンド ハーブ・エリスのギターが静かにリズムを爪弾き始める。そこに、覆いかぶさるように、ベ... 続きを読む
  • 魂と魂の接触こそ音楽の正体
    六本指のゴルトベルク青柳いづみこ 著中公文庫2012/8/25定価740円(本体705円)ISBNコードISBN978-4-12-205681-7〈解説〉中条省平 文筆家としての青柳いずみこに、ネコパパは結構、心酔している。彼女は、長い間クラシック界のサブカルチャーというか、演奏家にも研究者にも、また聴衆にも敬遠されがちだったクロード・ドビュッシーの「スペシャリスト」だ。「作曲家では、だれが好き」と聞かれて「ドビュッシー」と答えると... 続きを読む
  • ジャズピアニストが山積み
     "Jazz PianistsGalore" ジャズピアニスト・ガロー1.Too Close for Confort - Carl Perkins (p)Jim Hall (g) Red Mitchell (b) Rec-19572.We'll be Together Again - Jimmy Rowles(p) Al Hendrickson (g) Joe Mondragon (b) Nick Fatool (ds) Rec-19563.Laugh Cry - Russ Freeman (p) JoeMondragon (b) Shelly Manne (ds) Rec-19534.Bess, You is My Woman -Richard Twardzik(p) Carson Smith (b) Pete Littma... 続きを読む
  • ハードバップの王道―ニューヨーク・シーン
    GEORGE WALLINGTON /NEW YORK SCENEジョージ・ウォーリントン(p)ドナルド・バード(tp) フィル・ウッズ(as) テディ・コティック(b) ニック・スタビュラス(ds)1957年3月1日、ニュージャージーにて録音Prestige 米OJCCD1805-2 1. イン・サラ2. アップ・トヒッコン・クリーク3. グラデュエイション・デイ4. インディアン・サマー5. ディス・モーニン6. ソルズ・オリー 大須のH堂で見つけて購入。それからずっ... 続きを読む
  • 湧き出る泉、アート・ペッパーの至福の音
    マーティ・ペイチ・カルテット・フィーチャリング・アート・ペッパーアート・ペッパー(as)マーティ・ペイチ(p)バディ・クラーク(b)フランク・キャップ(ds) 録音1956年、ロスアンジェルスVSOP(TAMPA原盤)LP 1.ホワッツ・ライト・フォー・ユー2.貴方と夜と音楽と3.サイドワインダー4.アブストラクト・アート5.オーヴァー・ザ・レインボウ6.オール・ザ・シングス・ユー・アー7.ピットフォール8.メランコリー・マデ... 続きを読む
  • 歌と閃きの人、スタン・ゲッツ
    カーニバルの朝~ライヴ・イン・パリ/スタン・ゲッツ スタン・ゲッツ(TS) ゲイリー・バートン(VIB)スティーヴ・スワロウ(B)ロイ・ヘインズ(DS) 録音1966.11ヴァーヴ原盤 「ジャズ・イン・パリ」シリーズ(CD)の一枚ユニバーサルクラシック2005/12/14 (1) カーニヴァルの朝(2) ホエン・ザ・ワールド・ワズ・ヤング(3) シンギング・ソング(4) オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(5) スタンズ・ブルース(6) エーデルワ... 続きを読む
  • カラヤンのブルックナー
    ブルックナー交響曲第7番 (録音:1989年) 交響曲第8番 (録音:1988年)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン・フィル・シンフォニー・エディションより(アートワークは通常盤CDのもの)第7番はカラヤンの生涯最後の録音になったもの。演奏はカラヤン節、全開だ。ブルックナーの旋律美にみちた作品を、カラヤンはレガート-音を切れ目なく滑らかに演奏する奏法を駆使して、優美に、華麗... 続きを読む
  • 斎藤惇夫、子どもの本の定義②
    斎藤惇夫のエッセイ「陽気に一歩ふみだせば、それでいいんだ!」から引用。 『たのしい川べ』は、私にとって、子どもの本の定義そのものでもあるのです。一般論としては、「三代続いたものでないと子どもの本とは言えない」という言い方が見事な子どもの本の定義と思いますが、私自身の定義は「自らの三代(あるいは四代)すなわち幼年時代、青年時代、壮年時代(そして老年時代)を通して読み続けてきたものでないと子どもの本と... 続きを読む
  • 斎藤惇夫、子どもの本の定義①
    『季刊・飛ぶ教室』第32号(2013.1 光村図書)は、「『たのしい川べ』を愉しむ」と題して、ケネス・グレアムの特集を組んでいる。ここに斎藤惇夫のエッセイ「陽気に一歩ふみだせば、それでいいんだ!」が掲載されていた。刺激的な内容で、ネコパパ個人に関わる事情も一気に思い出させる文章だった。感想の前に、その辺の事情を少し綴ってみたい。興味のない人には、さっぱり面白くないだろうなあ…  斎藤は児童文学の世界... 続きを読む
  • スズキコージ、大いに語る②
    ―60年代当時、スズキさんは東京でいろいろな人と出会っていかれたんですね。 夜の飲み屋が中心だね。『銀巴里』というライヴハウスにシャンソンを聞きに行った。丸山(美輪)明宏、浅川マキ。池澤夏樹もいたな。丸山が歌ったのはジルベール・ベコーの『メケ・メケ』だ。その時、バックギターをつけていたのが、有名な出版社の社長の息子でね。坂本龍一だ。でも、当時の仲間たちはずいぶんいなくなってしまった。そこで、神戸に... 続きを読む
  • スズキコージ、大いに語る①
    2013年2月24日(日)四日市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」で開催されたレクチャー「絵本再考」。今回の講師は絵本作家のスズキコージさん。聞き手はおなじみ増田義昭オーナー。スズキコージと言えば、極彩色、曲がりくねった独特の描線、木版のような書き文字、そして、起承転結もあいまいな、ナンセンスなストーリーが思い浮かぶ。ネコパパ家で彼の絵本がことのほかお気に入りだったのは長男の銀鼠君だった。とにかく、ス... 続きを読む

プロフィール

yositaka

Author:yositaka
子どもの本と、古めの音盤(LP・CD)に埋もれた「ネコパパ庵」庵主。
娘・息子は独立して孫4人。連れ合いのアヤママと二人暮らし。

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